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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

歴史の重み

これ、どう見ても、ベスト・ポジションは、白糸の滝ドライブインのレストランの中です。

俺:「何か食べ物を頼まないと、観瀑できないのだろうか…」

しかし、レストランが開くまで、あと2時間もある。
そんなに長居もできないし、ここは思い切って頼んでみるか…。

俺:「あの~すみません」

黙々とレストランの床掃除をしていらっしゃった、若くて少しポッチャリした女性に声を掛けます。

姐:「なんですか?」
俺:「白糸の滝を観瀑したいんですけど、どうしたらよろしいですか?」
姐:「そこから桟橋に出ていただいて、ご自由にご覧頂けます」

まじか!

俺:「あの、何かメニューを頼むとか、しなくてもいいんですか?」
姐:「ええ。どうぞ、ごゆっくりご観瀑下さい」

どうやら、一言断れば、自由に観ることができるらしい。
うおっしゃああ!


白糸の滝(落差123m)・全景】  (山形県最上郡戸沢村古口草薙向)

レストランから川に出ると、そこが最上峡ライン下りの乗船場の桟橋で、ちょうど滝の正面です。
本当にベスト・ポジション。
ドライブインのお姐さん、ありがとう。そして、ありがとう。

惜しむらくは、季節がら、水量が少ないことでしょうか。

俺:「緑にこんもり覆われて、いまいち滝の魅力が伝わり切らんな」


【白糸の滝・上部アップ】

子:「この白糸の滝、観光滝のような、そうでないような、微妙な感じがする」

画像をチェックしていた次男君が、ポツリと漏らしました。

そうなのです。
最上川のこちら側は、ドライブインを始め、観光目的の人工建造物だらけ。
しかし、滝そのものは、最上川を挟んだ対岸にあって、滝坪付近に小さな祠と鳥居がある以外は緑に覆われ、まさに、手つかずの自然という感じ。

俺:「う~む。これは、自然と観光が旨く調和できた、珍しい成功例かも知れんよ」
子:「うん。絶対、最上川のお陰だ」

なんだか三途の川にも似て、最上川を隔てたこちらが此岸、あちらが彼岸って感じでしょうか。

子:「五月雨を 集めて早し 最上川」
俺:「おおお、芭蕉か! そういや、その句を詠んだのは、白糸の滝あたりだったっけ?」
子:「違うと思う」
俺:「違うんかい!」

調べてみたら、それは、もっと上流の北村山郡大石田町
大石田町立民俗資料館の近所に、歌碑が建っているようです。

ただ、白糸の滝の名そのものは、『奥の細道』に、バッチリ出てきてました。

白糸の滝は青葉の隙々(ひまひま)に落て、仙人堂、岸に臨て立。
水みなぎつて舟あやうし。

『奥の細道』より。


(白糸の滝は、木々の青葉の隙間に落ち、源義経の家来であった常陸坊・海尊(ひたちぼう かいそん)を祀る仙人堂は、岸に接して建っている。
川は水を満々とたたえ、舟は危うい)

意訳;Buddhist


【白糸の滝・下部アップ】

子:「これだけの歴史の重みだ。百選滝に選ばれて当然だね」
俺:「…」

分かってきました。
どうやら、次男君にとって「歴史の重み」とは、「芭蕉」のことらしい。



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