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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

新・滝の条件


濃い緑。
梅雨も明けて、本格的な夏の到来を、肌で感じさせてくれる樹木の息吹。

妻:「あれは何だったけ? ほら、人をリラックスさせてくれる成分…」

人をリラックスさせる?

俺:「…それ、森ならフィトンチッドだし、滝ならマイナスイオンだろ?」
妻:「そうそう。それそれ!」

権現沢に掛かる橋の上から、上流の小滝を眺めながら、深呼吸する妻。

妻:「ここは、その両方に満ち満ちている感じね」


権現沢(沢にかかる橋の袂から)  (長野県須坂市米子 『権現沢』

冬になると、数えきれないほどの氷柱が掛かるとあって、雨後の米子大瀑布には、いくつもの「水の滴れ」というか「落差のあるショボ滝」というか…こう、表現に困るのですが…が、そこかしこで発見できます。

妻:「あそこもきっと、大雨になると、滝になるんじゃないかしら」
俺:「そうだろうな」
妻:「きっとタマらないわね」
俺:「何がよ?」
妻:「あなたみたいな滝好きには」

ちょっと待て。あなただって、滝好きでしょうが!

妻:「てへ」

あ、娘のクセが染ってる…


米子大瀑布・黒滝(落差90m)・全景】  (長野県須坂市米子 『米子川』

俺:「う~む。何と言っても、米子大瀑布・衛星滝群のハイライトは黒滝だろう」
妻:「あの滝が…」
俺:「なにか異論でも?」

妻が思案げな様子。

妻:「う~ん。彼に聞いたら、どんな風に答えるかしらね」

彼? ああ、次男君のことね。

俺:「全力で肯定すると思うよ。やつは落差至上主義だからな」
妻:「へえ。どれくらいあるの?」
俺:「公式データでは、90m」

沈黙。

俺:「なにか問題でも?」
妻:「やっぱり微妙なんじゃない? 『なんだ、100mないのか』って幻聴が聞こえたわ…」
俺:「そうかなあ。米子大瀑布群で、最大の落差を誇っているんだぜ?」
妻:「あれで?」
俺:「そう、あれで」

沈黙。

俺:「実は、お前自身が、微妙って思ってるだけなんじゃないの?」

何か閃いた様子の妻。

妻:「そうか。いま、謎が解けたわ!」
俺:「何が?」
妻:「つまりね、いま一つ感じられないの」
俺:「…だから、何がよ?」
妻:「マイナスイオン

…確かに。水量が少ないしなあ…。

妻:「きっと、わたしにとっての滝の条件なのね」
俺:「マイナスイオンが?」
妻:「そう。あと、フィトンチッド。この二つが揃ってこそ、滝って感じ」

なるほど…。
まあでも、何となく、その発想自体、次男君に似ている気がします。
やっぱり母子なんだなあ…と。

妻:「あ、でも、険しい滝は禁止です



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