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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

あれ?

子:「あの仏像、阿弥陀如来かな?」
俺:「たぶん、そうだろ」

長良川の源流部にかかる「阿弥陀ヶ滝」は、
高名なお坊さんが修行をしていたところに、阿弥陀如来が現れたことから、この名がついた、
信仰の滝です。
ちょうど滝裏の右岸側に、ちょこんと小さな石仏が鎮座していらして、
次男君が指しているのは、その仏様のこと。

さらに、滝裏奥の窪みには、無数の石像が見えています。

子:「なんか、濃ゆい滝だね…」


阿弥陀ヶ滝(落差60m)・全景】 (岐阜県郡上市白鳥町前谷)

兄:「おまえ、もうちょっと自然に笑ってよ」
娘:「え~、ムリ」
妻:「あなたたち、何やってんの?」
娘:「あたしのグラビア撮影だよ!」

はいぃ? グラビアぁ?

俺:「なんじゃそりゃ」

なんでも、長兄君、養老の滝で弟妹がパシャパシャ写真を撮っているのを眺めているうちに、自分もやってみたくなったんだとか。

だからって、妹を撮るか?

俺:「う~む」

最近、ふとした表情が、恋人時代の妻を彷彿とさせる娘。
確かに、この瞬間はたまらない。

俺:「ふむ。撮るわな」

彼も、その「美しさ」に気がついたのでしょうか。

兄:「あ、やべ! 電池が無くなってきた」
俺:「…って、おまえら、何枚撮ってるんだよ!」

阿弥陀ヶ滝_その2
【阿弥陀ヶ滝・右岸側から】

子:「お父さん、今日はこの滝で終わり?」
俺:「ああ、そうだな」
子:「あ~、よかった」
俺:「なんで?」
子:「だってもう、カメラの電池もメモリーも、残量がないんだ」

ああ…

兄:「いいんじゃね? 既に、俺の最高傑作が入ってるワケだし」
妻:「その根拠のない自信は、どこから来るのかしら」
兄:「まあ、俺って天才だし、芸術的センスもばっちりだし」
娘:「わたしもキレイだし!」

一瞬の沈黙。

娘:「…お父さん、なぜ、そこで黙るのカナ?」
俺:「あ、いやいや。我が娘ながら、美人なことよと、心の中で思ってたの! みなまで言わせんな、恥ずかしい」
娘:「え、それ、ホント?」
俺:「本当だとも。なんなら、形にして証明してやるぞ?」
娘:「あ、チュウはいらないから!」

くそう、先を読まれたか……

子:「うん。これぞ、神仏の力」

はいぃ? なんだって?

子:「つまりね、この濃ゆい空間だからこそ、全てが美しく見えるんだ」
娘:「ちょっとそれ、どういうイミ?」
子:「そう! ここは、特別なパワー・スポットなんだよ」

う~む。
確かに、パワー・スポットではあるだろう。
だが、しかし…

俺:「今の言い方だと、おまえの妹がキレイなのは、この滝前だけだ、って聞こえるが?」
子:「…あれ?」

気付いていなかったか…

子:「…あれ?」



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