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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

危機!

【アーカイブ 「福島県の滝」 その2】

子:「で、お父さん、クマは大丈夫だったの?」
俺:「ああ。なんとかやり過ごせて、ホッとしたな」

三条の滝観瀑台に到着したときの、あの心から安堵した感覚。
今でも、鮮明に思い出すことができます。


三条の滝(落差100m)・全景】  (福島県南会津郡桧枝岐村燧ケ岳 『只見川峡谷』

子:「この三条の滝、水量が少なめだな」

滝のネタ本と見比べながら、感想を述べてくれる次男君。

俺:「しかたねえの。夏も終わりだったしな」
子:「しかも草が邪魔で、滝壷が見えないし」

当時、ひと夏の間に成長した草木が、滝を遮るようにして枝葉を伸ばし、観瀑台の周りも鬱蒼とした感じになっていました。
ただ、落水が生みだす爆風によって草木が吹き倒され、時折、がその全景を見せてくれる瞬間があります。
そこを狙って激写!

子:「ねえ、スローシャッターで撮った写真はないの?」
俺:「あのな、滝からくる風で草木が倒れてくれるのなんて、一瞬しかないだろうが」

実はバラしてしまうと、三脚立てると、どのアングルで撮っても草木が邪魔になるので、
ロープで確保しつつ、観瀑台の手摺りから乗り出して、手で撮るしかなかったというのが真相です。
もちろん、その辺りのキケンな事情は、家族には内緒。

妻:「こんなに迫力があるんだから、高速シャッターが正解じゃないのかしら」
子:「やっぱ、そうなのかなあ…」

なんか不満気だな。

三条ノ滝_その2
【三条の滝・アップ】

流石に日の出前の観瀑台には、人の訪れる気配なし。
観瀑台に着いたわたくしは、ザックを降ろすと、早々に着替えを始めました。

予想通り湿原や森の中とは違って、観瀑台の付近は、体感気温が10度は低くなっているようです。
このままでは、汗だくの体は、10分もしないうちに低体温症になりかねない雰囲気。
いそいそと初冬用のウィンド・ブレーカーを着こみ、ふやけた足をタオルで包んで、シューズには古新聞を丸めて突っ込んでおきます。

そして、太陽が登り切るまでの間、しばし、朝食の時間。
コンビニで仕入れたおにぎりを頬張り、お茶をすすりつつ、時を待ちます。

いやあ、至福の瞬間でした!

朝日が差し込んでくるとともに、撮影を開始。
そうして、滝前で2時間ほど過ごしたあと、
いよいよ三条の滝ともお別れです。


【三条の滝・落口アップ】

足のフヤケも治り、元気が出てきたわたくしは、
予定通りに、そのまま渋沢大滝(しぼさわおおたき)を目指すことにしました。

只見川沿いの登山道を、渋沢温泉小屋に向かって、いざ、降らん!

途中、仲の良さげな初老のご夫婦とすれ違いました。
こんな奥深い大自然の中で人に出会うと、ますます気持ちに張りが出てくるってもんです。

が…

ガオッ!!

突然、わたくしのすぐ隣で、野獣の唸り声!
一気に背筋が凍りつきます。

クマだ!

しかも!
すぐ隣で声がしているのに、周りを見渡しても、熊が認識できない。

セオリー通りに、ゆっくりした動きで、唸り声がした方角を見つめつつ、
手元では、熊鈴をチリンチリン鳴らし続けます。

俺:「……」

ダラダラと垂れる汗。時間だけがジリジリと過ぎてゆく…



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