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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

後遺症

子:「ボク、先に行ってる!(怒)」

そう言い放つと、1人でトットコ遊歩道めがけて駆け下りてゆく次男君。

妻:「ちょっと待ちなさい!」
兄:「もう、なんだ、あいつ」
妻:「ごめん。あなた、お願い」

最近、何かにつけて、娘と張り合っている次男君。
車中で何があったのか、すっかり機嫌を損ねてしまい、
目的地に着くなり、超スピードで飛び出して行ってしまったのです。

彼には、まだ大病時の後遺症が若干残っており、走りに不安があります。
特に、下り坂はキケンです。

俺:「わかった。追いかけてくる」
兄:「お父さん、気をつけて」
俺:「あいよ」

雪で滑りやすくなっているにもかかわらず、滝見遊歩道には、結構な人が歩いています。
狭い道で何度も人とすれ違うため、スピードがあがりません。
さすがは観光滝なんですけど…

…次男君は…

いました。展望所に。
どうやら無事なようで、ひと安心。

…ってか、すでに、ひとりで滝見ですか!

俺:「こら! みんなに心配かけてるんじゃねえ!」
子:「痛ッ!」

次男君の後ろから、忍び足で、後頭部に不意打ちチョップ。

子:「何すんだ、もう!」
俺:「分かってんだろ? みなまで言わせんなよ」
子:「…」

ふくれっ面の次男君。

虹見の滝・全景
虹見の滝(落差20m)・全景】  (栃木県日光市藤原 『龍王峡』

お婆ちゃんのイジメという形で、世代間の子育てカルチャー激突戦争に巻き込まれた次男君
今ではもう、日常生活に支障はなくなり、すっかり元通りに戻った…ハズなのですが…

ときおり、後遺症が顔をのぞかせます。

全力疾走時にフラフラするのもそう。

一番の傷跡は、幼児退行でしょう。
本人は無自覚ですが、
妹と親の愛情を奪い合っているうちに、兄ではなくなってしまう瞬間があります。
それも、「おまえ、幼稚園児?」と首をかしげたくなる瞬間があるのです。

先ほど、車中で彼が不機嫌になったのも、
恐らくは、自分よりも妹の話の方に、妻の注意が向いていたとか、そんなコトだと思うのです。
以前なら、大人の態度でスルーしたり、知恵を働かしてギャクったりしてたのですが…

今は、残念ながら、母が自分の方に振り向かなければ、車を飛び出して行ってしまったりするワケです。
これは、なかなか辛い。
そんな次男君の退行した姿を目の当たりするたび、妻も、自分を責め、お婆ちゃんを責め、
そして、そんな自分が嫌で、心を痛めているんだと思うのです。

俺:「なあ、さっき、なんで車を飛び出したんや」
子:「…」

展望台に人がいなくなったのを見計らって、次男君に喋り掛けます。

子:「…ごめんなさい」
俺:「うん。…で、なんでや」

急に、ポロポロ涙を流しはじめる次男君。

子:「あのね、自分が止まらないんだ」
俺:「うん」
子:「もう、どうしていいか分からなくなるんだ」

ああ、そうか。
この子は、この子なりに苦しんでたんだな…。
すまん。父の力が足りなくて、本当に申し訳ない。

子:「だけど、滝を見てると、収まるんだ」
俺:「は?」


あの…




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