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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

遠方の滝

対向車が来たら完全にアウトな細道を登ってゆくと、
「次の滝」の看板が掛かっている浄水場に到着。

俺:「他に駐車できる場所がねえしな」

恐らくは地元の車と思われる軽トラの進路を塞がないよう、
停める位置に気を配って我が車を乗り入れると、
早速、カメラ機材を降ろします。

俺:「では、いざ出発!」

次の滝_その1
次の滝(落差46m)・概観】(和歌山県有田川町延坂 『から谷』

娘:「ねね、なんでこんな名前なの?」
子:「和歌山で一番高い滝は?」
娘:「それは那智の滝でしょ」
子:「そう。で、地元の伝説によると、その次に高いのがコレらしいんだ」
娘:「はあ? わずか46mで?」

いや、わずかって……。

子:「そうそう、その感じ。落差って大事だよねえ」
妻:「ちょっとちょっと。46mもあるなら、充分に高瀑でしょ」
兄:「お前、すっかり親父たちに染められたな~」


間。


娘:「ムカ!」

次の滝_その3
【次の滝・上部】

当日、次の滝に着いたのは、夕暮れ間近の黄昏時。
山の上部だけが夕陽を浴びて、
その下にかかる次の滝は、すっかり影ってしまっていました。

俺:「お陰さまで、美しい絹の如き流水の写真が撮れたのだが……」
娘:「だが?」
俺:「裏見の滝らしいんだが、時間切れで、滝壺まで降りれなかったのだ」
妻:「あら残念」
兄:「滝壺から見上げるアングルとか、欲しいよな」
俺:「そうなのよ」

観瀑スポットは、滝の対岸の尾根上にあります。
ただ、木が生い茂っていて、撮影できるアングルが結構限られてしまうのです。

俺:「ちなみに、撮影場所を少し横にずらすと、こんな感じだ」

次の滝_その2
【次の滝・概観】

兄:「代わり映えしねえな」
妻:「やっぱり、滝壺までは見えないのね」
兄:「しかも、今度は中段部が岩に隠れやがるし」
娘:「でも、あたし、こっちの方が好きだよ」
子:「もともとが良滝だからね」

確かに、50m近い落差があって、
しかも、遊歩道を滝下まで降りると裏見ができるのですから、
間違いなく穴場の滝と言えましょう。

俺:「ただ、もう少し時間があったらよかったんだよな~」
妻:「そんなに滝壺に降りたかったの?」
俺:「それだけじゃないぞ。次の滝の近くには、クロゾウノ滝という40m級瀑布があったのだ」

みんな:「「ああ」」

子:「遠方の滝って、訪瀑のタイミングが難しいよね」




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