王道とは
2015/04/04 Sat. 00:01:00 edit
俺:「これが、龍王の滝とソックリなヤツで~す」
間。
娘:「似てる?」
子:「ビミョ~じゃね?」

【浄心の滝(落差20m)・全景】(長野県下伊那郡天龍村平岡 『精心沢』)
この滝、天龍村の市街地にほど近い、
とある会社倉庫の裏手の沢に懸かっています。
子:「ハッキリ言って、人里の滝だな」
娘:「龍王の滝は、山奥の滝だったし」
子:「コレ、大きな差異だゼ?」
うむ……。
妻:「敢えて似てる要素を挙げれば、岩肌と水量と落差かしら」
娘:「そうだね~」
子:「う~む」

【浄心の滝・上部アップ】
子:「だけど、季節によって増減はあるにしても、この滝、だいぶ水量が少なくね?」
娘:「うん、少ないね」
子:「岩肌も、浄心の滝の方が赤いだろ」
娘:「これ、赤コケ?」
子:「唯一、落差が一緒なだけだし」
妻:「でも、各要素のバランスは、よく似てると思うわよ」
次々と龍王の滝との比較検証をしてゆく妻と子供たち。
娘:「ねね、龍王の滝が二段瀑だったのに、この滝、一段しかない」
妻:「そう? チラッと上段部が見えない?」
子:「う~ん、倒木の裏側に、かろうじて上段部が確認できるな」
娘:「あれ? ホントだ……」
俺:「はい、ここで情報投下です」
実は、浄心の滝は、もともと四段の段瀑でした。
しかし、国道を開設するにあたって三段目を削ったために、
今、映像で見ている上二段と、
道路の下で、天竜川に落ちている最下段に分けられてしまったのです。
俺:「で、上二段だけが、今、浄心の滝と呼ばれているワケだな」
妻:「う~ん」
子:「なんて悲しい歴史」

【浄心の滝・滝壺アップ】
子:「ま、全体の雰囲気が、何となく龍王の滝に似ているのは認めてもいい」
俺:「むむむ」
子:「しかし、各要素を詳細に検討していくにつれ、まったくの別モノであることがハッキリした」
妻:「そうね」
娘:「だよね」
子:「したがって、僕はここに結論づけたいと思う」
ピッと指差す次男君。
子:「滝の持つ個性は、それぞれに唯一無二」
娘:「うん」
子:「ひとつひとつを丁寧に愛でるのが王道である!」

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間。
娘:「似てる?」
子:「ビミョ~じゃね?」

【浄心の滝(落差20m)・全景】(長野県下伊那郡天龍村平岡 『精心沢』)
この滝、天龍村の市街地にほど近い、
とある会社倉庫の裏手の沢に懸かっています。
子:「ハッキリ言って、人里の滝だな」
娘:「龍王の滝は、山奥の滝だったし」
子:「コレ、大きな差異だゼ?」
うむ……。
妻:「敢えて似てる要素を挙げれば、岩肌と水量と落差かしら」
娘:「そうだね~」
子:「う~む」

【浄心の滝・上部アップ】
子:「だけど、季節によって増減はあるにしても、この滝、だいぶ水量が少なくね?」
娘:「うん、少ないね」
子:「岩肌も、浄心の滝の方が赤いだろ」
娘:「これ、赤コケ?」
子:「唯一、落差が一緒なだけだし」
妻:「でも、各要素のバランスは、よく似てると思うわよ」
次々と龍王の滝との比較検証をしてゆく妻と子供たち。
娘:「ねね、龍王の滝が二段瀑だったのに、この滝、一段しかない」
妻:「そう? チラッと上段部が見えない?」
子:「う~ん、倒木の裏側に、かろうじて上段部が確認できるな」
娘:「あれ? ホントだ……」
俺:「はい、ここで情報投下です」
実は、浄心の滝は、もともと四段の段瀑でした。
しかし、国道を開設するにあたって三段目を削ったために、
今、映像で見ている上二段と、
道路の下で、天竜川に落ちている最下段に分けられてしまったのです。
俺:「で、上二段だけが、今、浄心の滝と呼ばれているワケだな」
妻:「う~ん」
子:「なんて悲しい歴史」

【浄心の滝・滝壺アップ】
子:「ま、全体の雰囲気が、何となく龍王の滝に似ているのは認めてもいい」
俺:「むむむ」
子:「しかし、各要素を詳細に検討していくにつれ、まったくの別モノであることがハッキリした」
妻:「そうね」
娘:「だよね」
子:「したがって、僕はここに結論づけたいと思う」
ピッと指差す次男君。
子:「滝の持つ個性は、それぞれに唯一無二」
娘:「うん」
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