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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

やべえ!

【秘瀑探検 その17】

パラパラパラ……

俺:「や、やべえ!」

ズズ…ズズズ……

魚止め滝右岸から高巻こうとしてたわたくしの足下の土崖が、
急に崩れ出しました。

俺:「うわっうわっ!」

谷底まで、既に30m以上はあります。
滑り落ちたら、間違いなくタダでは済みません。

俺:「はーっ!」

いち早く高巻きを諦めると、命からがら、下流側の灌木に飛びつきます。

俺:「ゼエゼエゼエ」

わたくしをキッカケに、随分な量の土砂が谷底へ落ちてゆく。

俺:「た……助かった……」

わたくし、急遽、予定を変更して、
安全な場所まで土崖を登り切ってしまうことにしたのでした。

御来光の滝_その3
御来光の滝(落差102m)概観】  (愛媛県上浮穴郡久万高原町若山 『面河渓谷』

子:「お父さん、あかんわ!」
俺:「何がよ」
子:「だって、ガイド本では、犬吠谷のすぐ上流左岸から高巻いてるよ!」
俺:「なんだと?」
子:「ほら!」
俺:「……」
子:「……」
俺:「げげ、マジだ」

御来光の滝_その2
【御来光の滝・上段部概観】

実はわたくし、
この度、四国の百選滝のうち、最難関の御来光の滝へアタックするにあたり、
出来る限り登山道を使わず、渓谷沿いに遡行することに致しました。

俺:「だって、面河渓谷の美しさはハンパないからな」

同時に、長らく登山地図に載っていなかった御来光の滝までの登山道が、
上級者向けの点線表示ではありますが、復活したことも大きなポイント。

俺:「ある程度歩けることが実証されてるワケだし」

緊急時のエスケープ・ルートがしっかりあるのは、
何より、安心感をもたらしてくれるじゃないですか。

子:「で、本番でルート・ミスしてたら世話ないだろ!」
俺:「すみません」

そうなのです。

面河渓谷犬吠谷の出会いには、
落差5mと20mの立派な無名滝が懸かっていました。
本来なら、そのすぐ上流を高巻かないといけないのですが、
その見てくれに釣られて、
間違って、対岸の右岸の土崖を登ってしまったのです。

俺:「あ、でも土崖を登り切ったら、安全な登山道だったわ、あははは」
子:「笑い事じゃないし!」
俺:「……」
子:「……」
俺:「すみません」

御来光の滝_その4
【御来光の滝・中段部アップ】

ダダダダダ、バタンッ!(扉を開ける音)

娘:「あれえ~、何お父さんとケンカしてるの~?」


間。


子:「あ、いや、でもまあ、御来光の滝は良い滝だねえ」
俺:「うむ、この飛沫の煌めきなんかどうだい?」
子:「四国の盟主たるに相応しいオーラだし」
俺:「そうそう。苦労の果てに辿り着いたからこそ、なお美しい」
子:「……」


沈黙。


娘:「え、いやだ、何があったの?」




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