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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

未知への憧れ


娘:「なんか汚い…」

県道のガードレールの切れ目から、いよいよ、谷底に向かって慎重に降ってゆきます。
その、少しキツめの斜面には、泥にまみれた空き缶やらビニールゴミやらがチラホラ。

俺:「これ、道路から投げ捨てられたんかな」
娘:「はあ? 許可されたバスしか通れない道なんでしょ」
俺:「そうです」
娘:「わざわざ窓を開けて、ポイする人なんかいるの?」

うむ…
いないですよね。

俺:「じゃあ、誰が捨てるんだろうな」
娘:「はあ~~~!」

これ見よがしに嘆息する嬢さん。

俺:「なんだ、その溜息は」
娘:「さっき、あたしたちが通って来た所って、なに?」
俺:「あっ!」

そうでした!
この県道って、乗鞍高原温泉スキー場のゲレンデを横切っているんだった。

娘:「この辺りも、きっと、冬はスキーヤーだらけだよ」

ふうむ。
なんか説得力がありますけど…

ほんとか?


三本滝の頭・連瀑帯最下段部(落差5m)・概観】  (長野県松本市安曇 『小大野川』

斜面には、ところどころ雪が残っていて、
気を付けないと、ズボッと踏み抜いてハマってしまいます。
一歩一歩足元を確かめ、沢靴(ピンソール付き)を雪に突き刺しながら、しっかり安全を期します。

娘:「ねね、川の水より、雪の方が冷たくないね」
俺:「フム…」

雪だと、すぐには水が滲みて来ないので、
沢靴&ネオプレンソックスのコンボが、より威力を発揮しているようですな。

そして、連瀑帯の最下段部から、さらに下流に向かって続く壮大な渓流瀑
…というか、ナメ床

娘:「ふわあ。イイね、ここ
俺:「沢床が赤っぽいのが独特だな」
娘:「なんで赤いの?」
俺:「温泉成分が付着するんだろ、きっと」
娘:「ふ~ん。ここも温泉滝なんだ」

いやいや、お嬢さん、何か勘違いしてませんか?
温泉成分が溶け込んだ水が落ちている滝と、温泉滝とは、まったく別モノなんですが。

三本滝ノ頭_その3
三本滝の頭・さらに下流の渓流瀑(落差7m)】

水勢が強く流れが早いので、
ナメ床を歩くのは避けて、岸伝いに、さらにさらに下流へと向かいます。

すると…

娘:「お父さん、あれ見て!
俺:「ふおおお!」

眼前で、突然、渓流瀑がスパッと途切れ、沢水がゴルジュへと吸い込まれてゆく!


ミニゴルジュへと落ちてゆく無名滝(落差15m)・落口】

娘:「ゴルジュ…」
俺:「なんちゅう景色じゃ」
娘:「これ以上は無理じゃん」
俺:「ああ、無理だ」


沈黙。


娘:「戻る?」
俺:「そうだな」

どことなく残念そうな娘。

娘:「この先、どんな景色が広がっているんだろう…」




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