最大の関門
2013/06/01 Sat. 00:01:00 edit
【遠大な計画・第8章!】
兄:「これ、いいんじゃね?」
娘:「スローシャッターが威力を発揮してる!」
妻:「今年一番の出来ね」
むう!
東北の百選滝で最難関と言われる茶釜の滝。
険谷・夜明島渓谷の最奥に懸かる滝ですが、
大倉小滝、九階滝、早戸大滝と、ステップアップを重ねてきたわたくしは、
いよいよ、この夜明島渓谷に挑んで参りました!

【泊滝(落差20m)・全景】 (秋田県鹿角市八幡平 『夜明島渓谷』)
険谷と言っても、実は、随分とルート整備が進んでいました。
ですので、幾つかの難所を除けば、全般的には楽しく沢登りできるコースではあります。
ズバリ、最大の核心は、峡谷入口のど初っ端に懸かる、この「泊滝」の高巻きでしょう。
娘:「そうなの? この写真、あたしでも高巻きできそうだけど」
甘いな。甘すぎる。
もう陽も高く登っているにもかかわらず、「泊滝」周辺は、木々に囲まれて鬱蒼としています。
なので、写真だと、スローシャッタ―気味の優しげな感じの滝に写ります。
しかし、騙されてはいけません。
ビデオ映像になると、落差が20mしかないのに、思いっきり直瀑で轟瀑のド迫力!。
子:「ほほう、凄まじいではないか、おぬし」
娘:「テレビにおぬし言うなキモイ」

【泊滝・落口とトラロープ・アップ】
「泊滝」の落口は、両岸とも切り立った崖になっており、凄い圧迫感。
ここを巻いて渓谷の奥に進んでいくためには、高さ20m以上はある、この断崖絶壁にかかる鉄梯子を、往復四回も昇降しなければならないのです。
俺:「さすがに、手がブルったわ」
娘:「え~、楽しそうなのに」
俺:「いや、その感想はおかしい」
さらに、「泊滝」落口の急流を、ささやかなトラロープを命綱にして、渡渉しなければなりません。
子:「トラロープって、え?え?え? これのこと?」
兄:「まさか、これかよ!」
娘:「これなの?」
妻:「あなたこれ…」
そう!
まさに、渓谷の最初にして最大の関門でしょう!!
子:「げげげ。渡渉に失敗したら、タダじゃ済まないだろ…」
兄:「足が滑ったら、人生終わるし」
娘:「すごい面白そう…」
お嬢さんの感想が、やっぱりおかしい。

【泊滝・高巻道から】
子:「ああああ、美しいものにはトゲがあるという伝説は、本当だった」
娘:「おおげさ~」
兄:「伝説ちゃうし。ただのコトワザ」
この「泊滝」落口急流の渡渉、
冷静になってみれば、恐らく惣滝での渡渉と同じくらいの難易度です。
ですので、まあ、山慣れた方なら問題ないとは思います。
でも、到底、家族を連れて行く気にはなれませんな。
娘:「『泊滝』を観瀑するだけなら、あたしだって行けるでしょ?」
俺:「いやあ、渓谷道を車で走るのも、一回行けばお腹いっぱいだわ」
兄:「ダート道?」
俺:「もう大変」
子:「まさに、あれだ」
子:「美しいものには…」
みんな:「「それはもういい」」

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兄:「これ、いいんじゃね?」
娘:「スローシャッターが威力を発揮してる!」
妻:「今年一番の出来ね」
むう!
東北の百選滝で最難関と言われる茶釜の滝。
険谷・夜明島渓谷の最奥に懸かる滝ですが、
大倉小滝、九階滝、早戸大滝と、ステップアップを重ねてきたわたくしは、
いよいよ、この夜明島渓谷に挑んで参りました!

【泊滝(落差20m)・全景】 (秋田県鹿角市八幡平 『夜明島渓谷』)
険谷と言っても、実は、随分とルート整備が進んでいました。
ですので、幾つかの難所を除けば、全般的には楽しく沢登りできるコースではあります。
ズバリ、最大の核心は、峡谷入口のど初っ端に懸かる、この「泊滝」の高巻きでしょう。
娘:「そうなの? この写真、あたしでも高巻きできそうだけど」
甘いな。甘すぎる。
もう陽も高く登っているにもかかわらず、「泊滝」周辺は、木々に囲まれて鬱蒼としています。
なので、写真だと、スローシャッタ―気味の優しげな感じの滝に写ります。
しかし、騙されてはいけません。
ビデオ映像になると、落差が20mしかないのに、思いっきり直瀑で轟瀑のド迫力!。
子:「ほほう、凄まじいではないか、おぬし」
娘:「テレビにおぬし言うなキモイ」

【泊滝・落口とトラロープ・アップ】
「泊滝」の落口は、両岸とも切り立った崖になっており、凄い圧迫感。
ここを巻いて渓谷の奥に進んでいくためには、高さ20m以上はある、この断崖絶壁にかかる鉄梯子を、往復四回も昇降しなければならないのです。
俺:「さすがに、手がブルったわ」
娘:「え~、楽しそうなのに」
俺:「いや、その感想はおかしい」
さらに、「泊滝」落口の急流を、ささやかなトラロープを命綱にして、渡渉しなければなりません。
子:「トラロープって、え?え?え? これのこと?」
兄:「まさか、これかよ!」
娘:「これなの?」
妻:「あなたこれ…」
そう!
まさに、渓谷の最初にして最大の関門でしょう!!
子:「げげげ。渡渉に失敗したら、タダじゃ済まないだろ…」
兄:「足が滑ったら、人生終わるし」
娘:「すごい面白そう…」
お嬢さんの感想が、やっぱりおかしい。

【泊滝・高巻道から】
子:「ああああ、美しいものにはトゲがあるという伝説は、本当だった」
娘:「おおげさ~」
兄:「伝説ちゃうし。ただのコトワザ」
この「泊滝」落口急流の渡渉、
冷静になってみれば、恐らく惣滝での渡渉と同じくらいの難易度です。
ですので、まあ、山慣れた方なら問題ないとは思います。
でも、到底、家族を連れて行く気にはなれませんな。
娘:「『泊滝』を観瀑するだけなら、あたしだって行けるでしょ?」
俺:「いやあ、渓谷道を車で走るのも、一回行けばお腹いっぱいだわ」
兄:「ダート道?」
俺:「もう大変」
子:「まさに、あれだ」
子:「美しいものには…」
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