滝の力
2012/01/07 Sat. 00:01:00 edit
【アーカイブ「静岡県の滝」3】
娘:「また、階段…」
一昨年の秋のことです。
「浄蓮の滝」の遊歩道は、
谷底に向かって、階段になったり、ただの坂道になったりしながら、急速に下ってゆきます。
娘:「もうイヤ~。歩幅が勝手に決められるのって、イヤ~」
俺:「毎度毎度、しんどいわな」
子:「これ、親切なのか、お節介なのか、微妙だ」
そして、遊歩道を下りきった滝壺付近には、
夏のハイシーズンの賑わいを彷彿とさせてくれる、お店やら鱒釣り場(?)やらが。
子:「静岡の百選滝って、どこも、こんな観光滝?」
俺:「白糸の滝、まさにそうだったな」
子:「あそこ、観光滝すぎて、すっげー荒れてた」
俺:「俺は好きじゃないな」
娘:「お店も怖かったしね~」
子:「音止の滝ね」
娘:「『買い物するヤツ以外、用がねえ!』って」
おお。わが娘ながら、モノマネが上手いじゃないか。
子:「あれは慢心だよ」
は?
子:「滝の力に、あぐらをかいている」
むむむ…。
何と言うか、次男君の言いたいことはわかります。

【浄蓮の滝(落差25m)・全景】 (静岡県伊豆市湯ヶ島)
これまでの滝と違って、「浄蓮の滝」周辺の植生には、シダ類があったりして、どことなく南国の雰囲気。(そして、このシダが天然記念物だという事実を、家に帰ってから知りました!)
そんな中を、清冽な水が落ちているのですが…
娘:「うわ~、さ、寒い!」
子:「滝壺なんだから、あたりまえだろ」
娘:「だって伊豆じゃん。暖かいハズじゃん?」
子:「伊豆だろうと、どこだろうと、滝壺は寒いんだよ」
娘:「な、夏ならよかったのに~」
ホント、目に映る南国景色と、体感気温とに、かなりのギャップがあります。
俺:「…っていうか、ありすぎだろ」

【浄蓮の滝・遠景】
そして…
子:「あああ! これは無いだろ~!」
俺:「…何が?」
子:「こんなに溜まってるし」
俺:「だから、何がよ?」
子:「滝壷が」
俺:「はい?」
子:「あ~、ボクが言いたいのは、そういうことじゃなくて…」
次男君曰く、「浄蓮の滝」の滝壺の水深が、なんと15mもあると聞いて、すっごくワクワク期待してたらしいのです。
でも、眼前の滝壺には、かなりの土砂が堆積中。中州まで出来ているではないですか。
俺:「なるほど。これでは15mもないだろうな」
娘:「え~? わかんないよ。滝下だけ、ゴッソリえぐれてるかも知れないじゃん?」
子:「それはそうか。現実に見たワケではないし、変化するものだし」
娘:「それそれ」
子:「ホント、あなどれないから」
あなどれない?
何が?
子:「滝の力」
俺:「?」
娘:「どゆこと?」
子:「この落差でいったん大雨になれば、濁流で土砂が洗われて、15mくらい、すぐに復活すると思うんだ」

フム。
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娘:「また、階段…」
一昨年の秋のことです。
「浄蓮の滝」の遊歩道は、
谷底に向かって、階段になったり、ただの坂道になったりしながら、急速に下ってゆきます。
娘:「もうイヤ~。歩幅が勝手に決められるのって、イヤ~」
俺:「毎度毎度、しんどいわな」
子:「これ、親切なのか、お節介なのか、微妙だ」
そして、遊歩道を下りきった滝壺付近には、
夏のハイシーズンの賑わいを彷彿とさせてくれる、お店やら鱒釣り場(?)やらが。
子:「静岡の百選滝って、どこも、こんな観光滝?」
俺:「白糸の滝、まさにそうだったな」
子:「あそこ、観光滝すぎて、すっげー荒れてた」
俺:「俺は好きじゃないな」
娘:「お店も怖かったしね~」
子:「音止の滝ね」
娘:「『買い物するヤツ以外、用がねえ!』って」
おお。わが娘ながら、モノマネが上手いじゃないか。
子:「あれは慢心だよ」
は?
子:「滝の力に、あぐらをかいている」
むむむ…。
何と言うか、次男君の言いたいことはわかります。

【浄蓮の滝(落差25m)・全景】 (静岡県伊豆市湯ヶ島)
これまでの滝と違って、「浄蓮の滝」周辺の植生には、シダ類があったりして、どことなく南国の雰囲気。(そして、このシダが天然記念物だという事実を、家に帰ってから知りました!)
そんな中を、清冽な水が落ちているのですが…
娘:「うわ~、さ、寒い!」
子:「滝壺なんだから、あたりまえだろ」
娘:「だって伊豆じゃん。暖かいハズじゃん?」
子:「伊豆だろうと、どこだろうと、滝壺は寒いんだよ」
娘:「な、夏ならよかったのに~」
ホント、目に映る南国景色と、体感気温とに、かなりのギャップがあります。
俺:「…っていうか、ありすぎだろ」

【浄蓮の滝・遠景】
そして…
子:「あああ! これは無いだろ~!」
俺:「…何が?」
子:「こんなに溜まってるし」
俺:「だから、何がよ?」
子:「滝壷が」
俺:「はい?」
子:「あ~、ボクが言いたいのは、そういうことじゃなくて…」
次男君曰く、「浄蓮の滝」の滝壺の水深が、なんと15mもあると聞いて、すっごくワクワク期待してたらしいのです。
でも、眼前の滝壺には、かなりの土砂が堆積中。中州まで出来ているではないですか。
俺:「なるほど。これでは15mもないだろうな」
娘:「え~? わかんないよ。滝下だけ、ゴッソリえぐれてるかも知れないじゃん?」
子:「それはそうか。現実に見たワケではないし、変化するものだし」
娘:「それそれ」
子:「ホント、あなどれないから」
あなどれない?
何が?
子:「滝の力」
俺:「?」
娘:「どゆこと?」
子:「この落差でいったん大雨になれば、濁流で土砂が洗われて、15mくらい、すぐに復活すると思うんだ」

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