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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

杉の古木たち

俺:「どうしよう。行くべきか、退くべきか……」

時計を見ると16時を回ったところ。

俺:「最悪、復路で真っ暗になるよな、これは」

しかし、ターゲットは広島県No.2の高瀑。
ここで見逃す手はありません。

俺:「ウ~ム」

仕方がありません。
覚悟を決めたわたくし、熊鈴を2個に増やすと、
ヘルメットにヘッドランプを取り付けます。

俺:「よし!いざ、トワイライト・ハイキング!

那智の滝_その1
那智の滝(落差78m)・概観】(広島県庄原市西城町熊野)

なんとか撮影が可能な陽光が差し込んでいる内に
那智の滝に辿り着くことができました。

娘:「へえ、那智だなんて三大瀑布と同じ名前じゃんか」
俺:「そうなのよ、神社の名前が熊野だし、川の名前も熊野川だし…」
妻:「あら」

そうなのです。
位置関係としては、竜王山の麓に熊野神社
その神域の那智の滝といったところ。

俺:「だから、三大瀑布とも歴史的なつながりがあると思われるぞ?」
子:「なんで疑問形?」

それが、境内入口の看板には、
紀伊の熊野大社との繋がりを示す記述が一切ありませんでした。

子:「はあ?嘘だろ、こんなにあからさまなのに」

那智の滝_その2
【那智の滝・上段部アップ】

そして!

恐らくは、那智の滝一帯を包み込むように神域が広がっているのでしょう。
入り口から続く、手入れの行き届いた杉の古木が立ち並ぶ森林。

俺:「超太い杉の古木があれだけ密集していると、凄い迫力があるぞ」
妻:「歴史を偲びながらのハイキングなんて、イイじゃない」
俺:「うむ、昼間ならね」

夕刻に足を踏み入れたわたくしは、歴史を偲ぶどころか、
むしろ熊の気配に怯え、古木の醸し出す圧倒的な宵闇のプレッシャーに、
胸を押し潰されそうな感覚でした。

俺:「あの、ヘッドランプの心許ないこと!」

それは、幽霊なんかのおどろおどろした雰囲気とは真逆の意味で、
非人間的な、人智を超えた何かを感じさせてくれるのです。

俺:「言ってみりゃ、杉の古木が最大のクライマックスだったかも知んないわ」

那智の滝_その3
【那智の滝・中段部アップ】

子:「滝自体は美瀑に入るな、コレ」
娘:「うん、キレイ」
妻:「遥か奥の方から落ちてくるスケール感が凄い」
俺:「ああ」

当日は大雨後ということもあって、
結構、滝の水量が多かったようです。

子:「僕としては、上段部のトイ状ゴルジュがポイントだな」
俺:「そうだな」
妻:「滝の凄みが、それで随分プラスされる感じね」
子:「ウムウム」
娘:「あたしは、中段部のヒョングリがいい」

那智の滝
色々な意味で名瀑でした。




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それって天国

そして、奥の滝手前にかかる
龍頭峡の盟主「二段滝」

俺:「逆光気味で、あまり映像がキレイに撮れなかったんだけどさ」
妻:「確かに、コントラストが激しいかな」
俺:「奥の滝の倍はある、そのスケール感に圧倒されました」

二段滝_その1
二段滝(落差40m)・全景】(広島県山県郡安芸太田町中筒賀 『龍頭峡』

二段滝は、滝の正面に観瀑テラスがあるのですが、
そこから眺めるのがベストではないかと思われます。

俺:「滝下からだと、上段が隠れてしまうのだ」
子:「フム」
娘:「一段目と二段目が、だいぶ離れてる?」
俺:「そういうこと」

この距離が、余計に二段滝のスケール感を醸し出していますな。

俺:「下段の滝壺は、広さはあるものの、意外と深くなかったわ」
妻:「岩盤が固いか、水流が少ないか」
子:「両方じゃね?」

奥の滝がかかるのが本流。そこへ、二段滝の支流が流入しています。
なので二段滝の水量は、さほど多くはありません。

娘:「これだと、上段の滝壺が見えないじゃん」
俺:「そりゃ、下段を登らないとダメだろうけどなあ」

でも、パッと見、巻き道も無さそうでしたし、
わたくしの力量では、上段滝壺を見ることは、ほぼ不可能でしょう。

娘:「だって下段って、落口がガッシリしてて、水が宙を舞ってる」
子:「そうだねえ…」
娘:「でも上段は、岩が剥がれ落ちたのか、多段気味」
子:「そうだねえ…」
娘:「きっと、下段の方が岩が硬くて、浸食が遅いからだと思うんだ」
子:「ほほう!」

あれか。
元は一段の滝だったけど、浸食スピードの差で二段に分かれたってことか。

娘:「だから、もし上段の滝壺が深かったりしたら…」
俺:「たら?」
娘:「昔は下段も深かったけど、今は土砂で埋まってしまってるとか、そうことが分かるよ?」

子:「……」
妻:「……」

うん、分かんね~と思う。

二段滝_その2

妻:「マイナスイオンいっぱいの滝」
子:「いいよね」
妻:「フィトンチッドあふれる渓谷道」
子:「なんという贅沢」
妻:「行ってみたいわね~」
子:「だよねえ~」

まさしく龍頭峡は、癒し安らぎに満ちていると。

娘:「それって天国じゃん!」




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爽快!

龍頭峡が素晴らしいという話を聞いて、
ぜひとも訪問してみたいと思っていたわたくし。

当初は滝メインに考えていたのですが、
実際に来てみたら、そのイメージが覆ってしまいました。

俺:「滝に向かう遊歩道が、気持ち良過ぎる~」

そうなのです。
龍頭峡全体が安芸太田町の「森林セラピー基地」に指定されていて、
この、なんとも爽快なウォーキング!

奥の滝_その1
奥の滝(落差20m)・全景】(広島県山県郡安芸太田町中筒賀 『龍頭峡』

俺:「いろいろと観光地だったんだけど、森林浴を堪能したわ~」
妻:「観光地って?」
俺:「まずキャンプ場
子:「フムフム」

渓谷の入り口に、常設テントのあるオートキャンプ場があって、
バーベキューを楽しんでおられるご家族を見かけました。

俺:「そして、温泉つきのログハウス
子:「おお」
娘:「温泉か~」

スイスアルプスを彷彿とさせるキレイなログハウスに、
日帰り入浴ができる温泉。

俺:「しかし、その全てを包み込むような大自然のやすらぎ!」
子:「おおお」
娘:「いいな~」
妻:「もし近場だったら、即行でキャンプに行ってみたい所ね」

奥の滝_その2
【奥の滝・落口アップ】

そして、このセラピーロードを歩いてゆくと、

左岸支流の無名滝
右岸の追森の滝落差のある涸滝
ナメラ滝


と来て、渓谷道の最奥にかかるのが、この「奥の滝」なのです。

子:「ちょっと待って。落差のある涸滝って?」
俺:「いや、そういう滝の看板があったんだが、実際はただの崖だった」

一応、広島県ナンバーワンである「常清滝」より高い落差にはなっていました。

子:「な~んだ」
娘:「観光対策~」
俺:「たぶんな」

奥の滝_その3
【奥の滝・滝壺付近】

妻:「つまり、この奥の滝がクライマックス?」
俺:「ところが違うんだよ、これが」
娘:「けっこうキレイな滝だよ?」

そう!
この「奥の滝」は、どちらかと言うと衛星滝にあたると思います。

妻:「あら」
娘:「本命は?」
子:「フフフ」




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凄い滝見

俺:(う、うぜえ……)

滝前のテラスで撮影しているのですが、
中国人観光客の団体様がひたすらうざい。

俺:(早く帰ってくんないかな)

こう、マナーがなっていないというか、
周りに気を配れないというか、
自分たちさえ良ければいいと思っているのか、
明らかに「日本人とは違う」ことを、つくづくと痛感させてくれます。

三段滝_その1
三段滝(落差25m)・全景】(広島県山県郡安芸太田町松原 『三段峡』

広島きっての観光地である「三段峡」
図抜けたナンバー・ワンの知名度ということで、
早速、訪問してみたのでした。

俺:「さすがに人が多い」

平日であるにもかかわらず、
さらには、長い距離をハイクするにもかかわらず、
渓谷道では、家族連れを始め、結構な数の観光客と行き違います。

実は「滝前テラスを工事中」との事前情報だったので、
わたくし、工事が中断されるお昼休みを狙って行ったのです。

そしたらそこに、極めつけの傍若無人な中国人たち!

俺:(ぬおおお!)

三段滝_その2
【三段滝・中段部アップ】

娘:「その中国人たちは、どのくらいいたの?」
俺:「15人」
妻:「あら、ずいぶんな団体様」

家族・親族・一族郎党っていう感じでしたか。

娘:「そうじゃなくて、あたし、時間を聞いたんだけど」
俺:「ああ、三十分くらい居たかなあ」
娘:「じゃあ、その後で撮影できなかったの?」
俺:「そりゃ無理」
娘:「なんで?」

三段滝_その3
【三段滝・下段部落口アップ】

スガガガガ!

そう!
昼休みが終わって、工事が再開されてしまったのです。

俺:「おかげで、動画が全然撮影できなかったわ!」
妻:「御愁傷様」
俺:「パワーショベルの破壊音って、まじ、シャレにならないから」
娘:「なんでそんな所に重機があるの!」

渓谷道幅サイズのミニ・ユンボを工事現場に乗り入れさせての
滝見場補修工事といったところでしょう。

娘:「渓谷道をユンボが通るの?」
俺:「ああ」
妻:「凄いわね」
俺:「ああ」


沈黙。


ホント、凄い滝見でした……




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