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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

一体化

落差も16m程度ということだったので、
さしたる期待もなく、滝前に立ったのでした。

そしたら!

俺:「ふおおおゴルジュゥゥ!

鎮西大滝_その1
鎮西大滝(落差16m)・全景】(長野県下伊那郡下條村陽皐 『南の沢川』

地方自治体の衰退が目立つ中、
下條村は、数少ない人口増加の村として、全国的に有名です。

財政改革で独自の財源を捻出すると、
若者向けの集合住宅を次々と建設。

なんでも、
国の予算で集合住宅を建設すると、「入居者の条件を“平等”に~」などなど、
色々と国の指導が入ってくるため、
却って村興しの足枷になると判断。

この超・好条件の村営マンションに入る方々は、
「自分は、下條村で、何のお役に立てるか?」を論文にて提出し、
認められた方々ばかりなのだそうです。

娘:「へえ、凄い村があるんだね~」

そんな活気溢れる下條村なので、
鎮西大滝も、これら村興しの一環として公園化された、
ただの観光滝かと思っていました。

俺:「ところがどっこい、薄暗いゴルジュの奥にかかる美瀑だったのだ」

鎮西大滝_その2
【鎮西大滝・滝壺アップ】

妻:「質実剛健」
子:「公園化するにふさわしい、中身をともなった良瀑だねえ」
俺:「まさに、下條村を象徴する名瀑よ」

惜しむらくは、
何年か前の水害により、滝見場が荒れていたことでしょうか。

娘:「滝と村が一体化してるんだ」
俺:「それや!」




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春風の中

根羽村からの帰り

途中で平谷村役場のトイレをお借りしたのですが、
ふと、役場のエントランスにあったパンフレットが目にとまりました。

俺:「なに? 平谷大滝だと!」

早速、パンフレットを掴むと、窓口のお兄さんに行き方を尋ねます。

窓:「この道を真っ直ぐ行くとお店がありますので……」
俺:(?…?…?…)

まったく要領を得ないわたくしのために、
わざわざ外に出て、滝までの道程を詳しく教えてくださったのでした。

平谷大滝_その2
平谷大滝(総落差41m)・本瀑】(長野県下伊那郡平谷村 『フロヤ沢』

俺:「おおお、これは予想外の良瀑!」

林道脇に、看板と、車4~5台分位の駐車スペース。
そこから遊歩道を緩やかに登っていくと、10分程で滝下に到着です。

俺:「青空と滝のスンバらしいコンビネーション」

ただし、
平谷村の公式ホームページを開くと、
滝の公式落差が41mとなっていました。

俺:「うん、ねえな」

平谷大滝の構成要素

 落差15m程度の本瀑
 本瀑の上流にある小滝
 本瀑の下流に続く渓流瀑


この三要素を合わせた総落差が41m。
というのが、実際のところじゃないでしょうか。

平谷大滝_その1
【平谷大滝・遠景】

俺:「とまれ、平谷村を代表する名瀑というワケや」
娘:「また、客寄せの落差詐欺なの?」
俺:「どうだろ。ただ、村挙げての観光名所であることは確かだけどな」
子:「あのさ、南信州って、こういうの多くない?」

むむ。
どういうことでしょう?

子:「例えば、喬木村なら禍誤除けの滝だし…」

南信州、オラが村No.1滝!

高森町:大島不動滝(落差50m)
豊丘村:新九郎の滝(落差30m)
喬木村:禍誤除けの滝(落差30m)
根羽村:つたの滝(落差8m)
平谷村:平谷大滝(落差41m)
下條村:鎮西大滝(落差16m)


娘&妻:「「おお!」」
俺:「確かに、どの滝も、自治体挙げての観光名所だな」
妻:「公式ホームページにも載ってるわ」
子:「こう、オラが村のナンバー・ワン滝が、村興しに一役買ってるワケ」
みんな:「「ナルホド」」

さすが次男君、目の付け所が違う。

娘:「これこそ、落差詐欺の温床だよね」

待てや!

平谷大滝_その3
【平谷大滝・瀑水アップ】

妻:「陽の光と、春風と、水の音が気持ちよさそう」
俺:「そうなのよ。春の息吹を満喫して来たわ」
子:「春風の中に坐するが如し」
みんな:「「……」」


意味が違う!





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里山の滝

俺:「一言で言うと、里山の滝だったわ」

蔦の滝_その1
つたの滝(落差8m)・全景】(長野県下伊那郡根羽村 『小川川』

子:「公式落差15mは、サバの読み過ぎだろ」

長野県の公式観光ウェブサイトを見ながら呟く次男君。

俺:「うむ。簡易計測だと8mだったな」
娘:「『滝の周囲は藤や紅葉が美しい』ってあるけど、ホント?」
俺:「それがなあ。ゴミばかりが目立って、そんなの分からなかったし」
妻:「水があまりキレイじゃないわね」
俺:「そりゃ、里山の滝ですから」

武田信玄終焉の地である、長野県根羽村の横旗。
そのご近所にある滝ということで、久々に根羽村を再訪してみた…

のですが……。

俺:「一応、根羽村を代表する名瀑ということになってるぞ」
みんな:「「う~ん」」

次男君、眉間にシワが寄ってる。

子:「う~む。里山の滝って、こんな感じが標準なのかも知れないけど……」
娘:「インパクトに欠けるね」
子:「だな」
妻:「そう言えば、袋田の滝里山の滝だったわね」
娘:「そうなの?」

確かに、袋田の滝は、
その上流・下流ともに、里山と言えば里山になるでしょうか。

子:「いや、むしろ観光地じゃね?」
俺:「日本三名瀑だし、滝だけピックアップすればね」
妻:「道すがら、田舎の田園風景が多かったわよ」
娘:「もしかして、袋田の滝付近だけ険しくなってるパターン?」
俺:「それや」
妻:「確かに、滝見に行く人はみんな、袋田の滝里山の滝とは思わないでしょうけどね」

まあ、袋田の滝と比べてはいけないでしょう、
色々と。

みんな:「「う~ん」」
娘:「里山の滝……」




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王道とは

俺:「これが、龍王の滝とソックリなヤツで~す」

間。

娘:「似てる?」
子:「ビミョ~じゃね?」

浄心の滝_その1
浄心の滝(落差20m)・全景】(長野県下伊那郡天龍村平岡 『精心沢』

この滝、天龍村の市街地にほど近い、
とある会社倉庫の裏手の沢に懸かっています。

子:「ハッキリ言って、人里の滝だな」
娘:「龍王の滝は、山奥の滝だったし」
子:「コレ、大きな差異だゼ?」

うむ……。

妻:「敢えて似てる要素を挙げれば、岩肌と水量と落差かしら」
娘:「そうだね~」
子:「う~む」

浄心の滝_その2
【浄心の滝・上部アップ】

子:「だけど、季節によって増減はあるにしても、この滝、だいぶ水量が少なくね?」
娘:「うん、少ないね」
子:「岩肌も、浄心の滝の方が赤いだろ」
娘:「これ、赤コケ?」
子:「唯一、落差が一緒なだけだし」
妻:「でも、各要素のバランスは、よく似てると思うわよ」

次々と龍王の滝との比較検証をしてゆく妻と子供たち。

娘:「ねね、龍王の滝が二段瀑だったのに、この滝、一段しかない」
妻:「そう? チラッと上段部が見えない?」
子:「う~ん、倒木の裏側に、かろうじて上段部が確認できるな」
娘:「あれ? ホントだ……」
俺:「はい、ここで情報投下です」

実は、浄心の滝は、もともと四段の段瀑でした。

しかし、国道を開設するにあたって三段目を削ったために、
今、映像で見ている上二段と、
道路の下で、天竜川に落ちている最下段に分けられてしまったのです。

俺:「で、上二段だけが、今、浄心の滝と呼ばれているワケだな」
妻:「う~ん」
子:「なんて悲しい歴史」

浄心の滝_その3
【浄心の滝・滝壺アップ】

子:「ま、全体の雰囲気が、何となく龍王の滝に似ているのは認めてもいい」
俺:「むむむ」
子:「しかし、各要素を詳細に検討していくにつれ、まったくの別モノであることがハッキリした」
妻:「そうね」
娘:「だよね」
子:「したがって、僕はここに結論づけたいと思う」

ピッと指差す次男君。

子:「滝の持つ個性は、それぞれに唯一無二」
娘:「うん」
子:「ひとつひとつを丁寧に愛でるのが王道である!」




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