インターナショナル!
2015/02/28 Sat. 00:04:00 edit
娘:「男滝・女滝って観光滝なんだよね?」
俺:「せやな」
娘:「どのくらい観光滝なの?」
俺:「は……」
なんだかお嬢さんからの妙な質問ですが、
ま、言いたいことは分かります。
俺:「…外人がいっぱい居たかなあ」
子:「ほう、インターナショナルか!」

【女滝(落差10m)・全景】 (長野県木曽郡南木曽町吾妻 『男だる川』)
娘:「ねね、それってアメリカ人?」
俺:「う~む」
確かに、英語を喋っている若い外国人カップルはおられました。
しかし、必ずしも「英語を喋る=米国人」とは限らないわけで。
俺:「あ、でも、明らかにドイツ語を喋ってるバックパッカーはいた」
子:「ほほう、ヨーロッパからも」
妻:「江戸から明治を思わせる馬籠の町並みが、白人に受けるんでしょうね」
俺:「そうだろうな~」
子:「で、ついでに滝にも寄る、と」
俺:「うむ。馬籠宿から妻籠宿までハイクする人は、必ず寄るだろうよ」

【女滝・落口アップ】
娘:「ねね、お父さん何か喋りかけられたりした?」
俺:「もちろん」
娘:「わ! どんな?」
俺:「スミマセ~ン、チョト、ドイテクダサ~イ」
娘:「……」
馬籠まで来られるような外国の方は、
やはり日本文化への憧れを持っておられるのでしょうか。
俺:「カタコトだけど、たいがい日本語で喋りかけてくれたよ」
娘:「はあ~」
盛大にため息をつく娘。
娘:「せっかくの英会話のチャンスなのにぃ」
子:「なら、今度お前が行った時に喋ればいいんだよ」
兄:「アラ、オジョチャン、カワイイネ~」
娘:「キモいし!」

【女滝・着水部アップ】
俺:「こうしてみると、男滝・女滝の外人比率って、華厳の滝並みだな」
娘:「なにげに凄いし」
子:「つまり、三大瀑布並みのインターナショナル」
この外人の多さは、
間違いなく、百選滝と比べても、トップレベルでしょうな。
兄:「でも、滝の集客力というよりは、むしろ馬籠や妻籠との合せ技だろ」
妻:「中山道の魅力ってことかもね」
子:「滝自体は、よくある滝だからな~」
仮にそうだとすると、中山道っていう観光パッケージの中に、
男滝・女滝も含まれているってことでしょう。
娘:「あれだ、人を惹きつける江戸の息吹」
子:「いいや、違う」
娘:「じゃあ、明治の息吹?」
子:「いやいや違う」
娘:「じゃあ何よ?」
子:「インターナショナル!」
沈黙。

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俺:「せやな」
娘:「どのくらい観光滝なの?」
俺:「は……」
なんだかお嬢さんからの妙な質問ですが、
ま、言いたいことは分かります。
俺:「…外人がいっぱい居たかなあ」
子:「ほう、インターナショナルか!」

【女滝(落差10m)・全景】 (長野県木曽郡南木曽町吾妻 『男だる川』)
娘:「ねね、それってアメリカ人?」
俺:「う~む」
確かに、英語を喋っている若い外国人カップルはおられました。
しかし、必ずしも「英語を喋る=米国人」とは限らないわけで。
俺:「あ、でも、明らかにドイツ語を喋ってるバックパッカーはいた」
子:「ほほう、ヨーロッパからも」
妻:「江戸から明治を思わせる馬籠の町並みが、白人に受けるんでしょうね」
俺:「そうだろうな~」
子:「で、ついでに滝にも寄る、と」
俺:「うむ。馬籠宿から妻籠宿までハイクする人は、必ず寄るだろうよ」

【女滝・落口アップ】
娘:「ねね、お父さん何か喋りかけられたりした?」
俺:「もちろん」
娘:「わ! どんな?」
俺:「スミマセ~ン、チョト、ドイテクダサ~イ」
娘:「……」
馬籠まで来られるような外国の方は、
やはり日本文化への憧れを持っておられるのでしょうか。
俺:「カタコトだけど、たいがい日本語で喋りかけてくれたよ」
娘:「はあ~」
盛大にため息をつく娘。
娘:「せっかくの英会話のチャンスなのにぃ」
子:「なら、今度お前が行った時に喋ればいいんだよ」
兄:「アラ、オジョチャン、カワイイネ~」
娘:「キモいし!」

【女滝・着水部アップ】
俺:「こうしてみると、男滝・女滝の外人比率って、華厳の滝並みだな」
娘:「なにげに凄いし」
子:「つまり、三大瀑布並みのインターナショナル」
この外人の多さは、
間違いなく、百選滝と比べても、トップレベルでしょうな。
兄:「でも、滝の集客力というよりは、むしろ馬籠や妻籠との合せ技だろ」
妻:「中山道の魅力ってことかもね」
子:「滝自体は、よくある滝だからな~」
仮にそうだとすると、中山道っていう観光パッケージの中に、
男滝・女滝も含まれているってことでしょう。
娘:「あれだ、人を惹きつける江戸の息吹」
子:「いいや、違う」
娘:「じゃあ、明治の息吹?」
子:「いやいや違う」
娘:「じゃあ何よ?」
子:「インターナショナル!」
沈黙。

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栗きんとん
2015/02/21 Sat. 00:03:00 edit
木曽路の名物のひとつに、
「栗きんとん」があります。
全国的に見ると、やはり「すや」が有名でしょうか。
しかし、地元の中津川市民に聞くと、結構な割合で
「いや、川上屋がナンバー・ワン」という答えが返ってきます。
俺:「確かに。あの上品な甘さはたまらないね!」
わたくし、車で川上屋の栗きんとんを買いに行くときは、
いつも「手賀野店」を利用します。
中津川インターを下りると19号バイパスすぐのところにあって、
とっても便利。
本日は、妻の誕生日用のサプライズ・プレゼントを買うため、
仕事の途中で中津川に寄ったのでした。
俺:「ふむ。ついでに滝にも行っておこうか……」

【男滝(落差15m)・全景】 (長野県木曽郡南木曽町吾妻 『男だる川』)
通常は高速・中央道を使って中津川から飯田に到るのですが、
今日は一般道で清内路を経由することにします。
俺:「恵那山トンネルを使わないだけで、だいぶ高速道路料金が安くなるし」
そして馬籠宿を越えると、割とすぐに
お目当ての「男滝・女滝」に到着。
俺:「うわ~混んでる。流石は観光滝や」

【男滝・女滝・看板】
娘:「おとこだき、おんなだき?」
俺:「おだき、めだきと読む」
看板の映像をアップして、娘に説明するわたくし。
子:「看板から見るに、昔はもっと落差があったんだろう」
俺:「滝なんて、いずれ浸食作用で消えてゆく運命だしな」
娘:「でも、そんなに低くないし、悪くないじゃん」
兄:「むしろ、いい感じだろ」
妻:「で、この滝の目玉は何なのかしら?」
そうですね……
俺:「やっぱ馬籠宿で川上屋の栗きんとんを買って……」
子:「ム…」
俺:「滝前で食べることかな~」
娘:「え? 栗きんとん!」
フフフ!
俺:「愛しの我が妻よ、誕生日おめでとう!」
満を持して、
栗きんとんの包みを差し出すわたくし。
子供たち:「「「うおーっ!」」」
栗きんとんに群がる子供たち。
娘:「お母さん、開けるね!」
子:「僕、お茶入れるわ!」
兄:「オレ、皿に盛るわ!」
凄い勢いで、妻の誕生日を祝う席が整えられてゆく。
子供たち:「「「お母さん、おめでとう!」」」

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「栗きんとん」があります。
全国的に見ると、やはり「すや」が有名でしょうか。
しかし、地元の中津川市民に聞くと、結構な割合で
「いや、川上屋がナンバー・ワン」という答えが返ってきます。
俺:「確かに。あの上品な甘さはたまらないね!」
わたくし、車で川上屋の栗きんとんを買いに行くときは、
いつも「手賀野店」を利用します。
中津川インターを下りると19号バイパスすぐのところにあって、
とっても便利。
本日は、妻の誕生日用のサプライズ・プレゼントを買うため、
仕事の途中で中津川に寄ったのでした。
俺:「ふむ。ついでに滝にも行っておこうか……」

【男滝(落差15m)・全景】 (長野県木曽郡南木曽町吾妻 『男だる川』)
通常は高速・中央道を使って中津川から飯田に到るのですが、
今日は一般道で清内路を経由することにします。
俺:「恵那山トンネルを使わないだけで、だいぶ高速道路料金が安くなるし」
そして馬籠宿を越えると、割とすぐに
お目当ての「男滝・女滝」に到着。
俺:「うわ~混んでる。流石は観光滝や」

【男滝・女滝・看板】
娘:「おとこだき、おんなだき?」
俺:「おだき、めだきと読む」
看板の映像をアップして、娘に説明するわたくし。
子:「看板から見るに、昔はもっと落差があったんだろう」
俺:「滝なんて、いずれ浸食作用で消えてゆく運命だしな」
娘:「でも、そんなに低くないし、悪くないじゃん」
兄:「むしろ、いい感じだろ」
妻:「で、この滝の目玉は何なのかしら?」
そうですね……
俺:「やっぱ馬籠宿で川上屋の栗きんとんを買って……」
子:「ム…」
俺:「滝前で食べることかな~」
娘:「え? 栗きんとん!」
フフフ!
俺:「愛しの我が妻よ、誕生日おめでとう!」
満を持して、
栗きんとんの包みを差し出すわたくし。
子供たち:「「「うおーっ!」」」
栗きんとんに群がる子供たち。
娘:「お母さん、開けるね!」
子:「僕、お茶入れるわ!」
兄:「オレ、皿に盛るわ!」
凄い勢いで、妻の誕生日を祝う席が整えられてゆく。
子供たち:「「「お母さん、おめでとう!」」」

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出会い
2015/02/14 Sat. 00:02:00 edit
大轟の滝から、徳島市内に向かって山越えをしていた時のこと。
俺:「お、なんや滝がある!」

【出会い滝(落差6m)・全景】 (徳島県名西郡神山町上分江田)
路肩に車を停めると、山側のコンクリートに打ち付けられた手作りの看板が目に入ってきました。
妻:「あら。なんだかいい感じのキャッチコピーじゃない」
俺:「だろ? 思わず足を止めちまったわい」
この看板、
設置されたのが2012年と比較的最近のことのようです。
それ以前は、無名滝だったのではないかと思わせるような佇まい。
俺:「ま、よくある滝だったワケ」
娘:「写真はこれだけ?」
俺:「そうね。夕暮れだったし、急いでたし」
娘:「ふ~ん」
本来なら見逃してしまうような滝ですが、
この看板のお陰で、「出会えた」と言えるでしょうか。
娘:「なるほど、出会いの滝だ」
兄:「自演乙」

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待てや!!
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俺:「お、なんや滝がある!」

【出会い滝(落差6m)・全景】 (徳島県名西郡神山町上分江田)
路肩に車を停めると、山側のコンクリートに打ち付けられた手作りの看板が目に入ってきました。
人との出会い
動物との出会い
自然との出会い
ここで良い出会いをして下さい。
妻:「あら。なんだかいい感じのキャッチコピーじゃない」
俺:「だろ? 思わず足を止めちまったわい」
この看板、
設置されたのが2012年と比較的最近のことのようです。
それ以前は、無名滝だったのではないかと思わせるような佇まい。
俺:「ま、よくある滝だったワケ」
娘:「写真はこれだけ?」
俺:「そうね。夕暮れだったし、急いでたし」
娘:「ふ~ん」
本来なら見逃してしまうような滝ですが、
この看板のお陰で、「出会えた」と言えるでしょうか。
娘:「なるほど、出会いの滝だ」
兄:「自演乙」

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渇水期
2015/02/07 Sat. 00:01:00 edit
あちらこちらの記事で、
結構な名瀑として紹介されることの多い「大轟の滝」。
子:「う~ん」
しかし、家族の受けはイマイチなのです。
妻:「いま一つパンチに欠けるわ」
娘:「これが名瀑だなんてね」

【大轟の滝(落差20m)・概観】(徳島県那賀郡那賀町沢谷井元 『沢谷川』)
以前、百選の滝に選ばれている大釜の滝を訪問したことがあります。
この「大轟の滝」は、そのご近所にある滝なのですが、
事前調査不足が祟って、その時は訪問せずに終わってしまいました。
俺:「思い返せば、駆け足の訪瀑だった」
なので、今回は満を持しての訪問!
だったのですが……
子:「これは雪輪の滝と同じで、渇水にやられちゃったねえ」
娘:「名前の割には、音が轟いてこないじゃん」
妻:「遠方の滝ほど、ベスト・コンディションで出会うのが難しくなるから」
俺:「これも一つの一期一会ではあるんだろうが……」
さらに、道路沿いから眺める滝なので、
行き交う車の走行音が、映像からも流れてきます。
娘:「やかましい、これ」
妻:「耳障り」
子:「うん、僕にとっては、名瀑の定義からは外れるわ」

【大轟の滝・上部アップ】
なんと言うのでしょうか、
四国の滝って、雨量の多寡で水分と表情を変える滝が多く感じられます。
なので、
訪瀑の時期は、慎重に選び抜かなければならないようです。
俺:「せっかく遠征したのに、滝がショボイと、やっぱりなあ」
妻:「そうね」
娘:「そうだよね」
子:「ま、今回の訪瀑を教訓にして、次に活かしたらいいんじゃね?」

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結構な名瀑として紹介されることの多い「大轟の滝」。
子:「う~ん」
しかし、家族の受けはイマイチなのです。
妻:「いま一つパンチに欠けるわ」
娘:「これが名瀑だなんてね」

【大轟の滝(落差20m)・概観】(徳島県那賀郡那賀町沢谷井元 『沢谷川』)
以前、百選の滝に選ばれている大釜の滝を訪問したことがあります。
この「大轟の滝」は、そのご近所にある滝なのですが、
事前調査不足が祟って、その時は訪問せずに終わってしまいました。
俺:「思い返せば、駆け足の訪瀑だった」
なので、今回は満を持しての訪問!
だったのですが……
子:「これは雪輪の滝と同じで、渇水にやられちゃったねえ」
娘:「名前の割には、音が轟いてこないじゃん」
妻:「遠方の滝ほど、ベスト・コンディションで出会うのが難しくなるから」
俺:「これも一つの一期一会ではあるんだろうが……」
さらに、道路沿いから眺める滝なので、
行き交う車の走行音が、映像からも流れてきます。
娘:「やかましい、これ」
妻:「耳障り」
子:「うん、僕にとっては、名瀑の定義からは外れるわ」

【大轟の滝・上部アップ】
なんと言うのでしょうか、
四国の滝って、雨量の多寡で水分と表情を変える滝が多く感じられます。
なので、
訪瀑の時期は、慎重に選び抜かなければならないようです。
俺:「せっかく遠征したのに、滝がショボイと、やっぱりなあ」
妻:「そうね」
娘:「そうだよね」
子:「ま、今回の訪瀑を教訓にして、次に活かしたらいいんじゃね?」

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