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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

ドーン!

【秘瀑探検 その10】

俺:(これは、しばらく渓流瀑が続くのかな…)

ゴルジュの出口が明るかったので、
そんなコトを予測しながら、次のポイントに降ります。

すると!

その予測を裏切るように、ドーン!豪快な滑滝が!


(三本滝群・ミニゴルジュ出口)無名滝(落差20m)・本瀑アップ】
  (長野県松本市安曇 『小大野川』

娘:「ふわあ、荒々しいね~!」
兄:「これは轟瀑!」
俺:「雪代が多かったからな」
娘:「雪代って?」
子:「うん、雪解け水のことだよ~~~って、今まで知らんかったんか!」
娘:「テヘ」

テヘって…


【無名滝・概観】

兄:「パッと見、ひとつながりの滝に見えるけど、アレだろ」

アレ?

兄:「やっぱがあるから、そこで別々の滝に分けて捉えるべきだわ」
俺:(フム)
娘:「釜?
子:「ほんとだ!途中に、かなり深そうな釜がある!」

ワラワラと、テレビ画面に食い入る子どもたち。

娘:「ああ、見づらい!もう、なんでもっと近づいて撮らなかったの」
俺:「バカを言え。俺を谷底まで滑り落として、下の大滝まで真っ逆さまにする気か!」

右岸斜面のちょうど中間部に、小さいテラスみたいな、土が溜まっている場所があったので、
小木にビレイを取りながら、
そこに一脚を突き立てて、少し離れて撮影しています。

そこ以外、わたくしにとっては、どこもロープ必須の急斜面。

娘:「だって釜の色、すごいグリーンだよ?」
子:「まさにどグリーン!
娘:「こんなの、間近で見たいに決まってるじゃん!」
子&兄:「「うんうん」」

おまえら、すまぬ。
父の力量では、コレが限界なのだよ…。


奥の大滝・落口】

兄:「うは。渦を巻いてやがるし」
娘:「あそこ、ポットホールがあるかもね」
俺:「可能性はあるな」
子:「そして遂にキター!」

突然、妙なモーションをとる次男君。

子:「ドーン!秘瀑!奥の大滝っっ!!




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その先にあるもの

【秘瀑探検 その9】

俺:「ふおおおお!」

なんという桁外れた秘瀑感!


(三本滝群・ミニゴルジュの頭)無名滝(落差15m)・概観】
  (長野県松本市安曇 『小大野川』

先般、娘と三本滝の頭を訪瀑したあとのこと。

あのゴルジュの先が観たくて観たくて、
どうしようもなく湧きあがる滝心。
わたくし、とうとう我慢できなくなってしまって、再訪してしまったのでした。

前回の到達地点から、
転落しないようにして、そっとミニゴルジュの右岸側を観察すると、
傾斜が緩やかで、側壁が低くなっている箇所が。

俺:(あそこなら、行ける!)

プロの沢屋さんなら、フリーで降りるところなのでしょう。
しかし、わたくしは、崖の上部にしっかりと下降支点を取ると、8mm×20mロープでもって斜面を懸垂下降モドキ。

降り立った谷底は、まさに別世界でした!


【(三本滝群・ミニゴルジュの頭)無名滝・落口付近アップ】

子:「ふおおおお!」
娘:「お父さん、これ、よく行けたね!
俺:「まかせろや」
娘:「スゴイ!スゴイ!」
俺:「ムフフ!

わたくし鼻高々!

子:「荘厳って言うか、鮮烈って言うか、うまく言葉にできないんだけど…」
兄:「しろよ」

ウンウン唸る次男君。

子:「そうだ! まさにブリリアント (Brilliant)だ!」

最近、英語に苦戦している次男君ですが、
覚えたての英単語で、
このゴルジュ滝映像を表現しようってか!

娘:「は? ここはグーッ (Good)でしょ!」
兄:「いやいや、オーサム (Awesome)だろ!」

うお! スラングでつっこむ長男君。
さすが高校生!カッコいい!!

娘:「…おさむ???」

これはご愛嬌。

俺:「お前的にはどう?」

そして妻に振ってみるわたくし。

妻:「そうね、スーパーカリフラジャリスティックエクスピアリドーシャス (Supercalifragilisticexpialidocious)!」(流暢)


沈黙。


みんな:「「はい?」」


沈黙。


妻:「とても素敵って意味」
みんな:「「はい…」」


沈黙。


ああ、そうでした。
妻は英語が堪能なんだった。

妻:(大好きな言葉なんだけど…)
俺:(うん)
妻:(…外したようね)

ええ。何かが振り切れてます。

三本滝ノ頭_その7
【(三本滝群・ミニゴルジュの頭)無名滝・滝壺アップ】

さて、明るく開けたゴルジュの出口を見やると、
その先も、まだまだ、わたくしでも行けそうな感じです。

俺:「うし。この先に何があるのか、さらにチャレンジ!




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未知への憧れ


娘:「なんか汚い…」

県道のガードレールの切れ目から、いよいよ、谷底に向かって慎重に降ってゆきます。
その、少しキツめの斜面には、泥にまみれた空き缶やらビニールゴミやらがチラホラ。

俺:「これ、道路から投げ捨てられたんかな」
娘:「はあ? 許可されたバスしか通れない道なんでしょ」
俺:「そうです」
娘:「わざわざ窓を開けて、ポイする人なんかいるの?」

うむ…
いないですよね。

俺:「じゃあ、誰が捨てるんだろうな」
娘:「はあ~~~!」

これ見よがしに嘆息する嬢さん。

俺:「なんだ、その溜息は」
娘:「さっき、あたしたちが通って来た所って、なに?」
俺:「あっ!」

そうでした!
この県道って、乗鞍高原温泉スキー場のゲレンデを横切っているんだった。

娘:「この辺りも、きっと、冬はスキーヤーだらけだよ」

ふうむ。
なんか説得力がありますけど…

ほんとか?


三本滝の頭・連瀑帯最下段部(落差5m)・概観】  (長野県松本市安曇 『小大野川』

斜面には、ところどころ雪が残っていて、
気を付けないと、ズボッと踏み抜いてハマってしまいます。
一歩一歩足元を確かめ、沢靴(ピンソール付き)を雪に突き刺しながら、しっかり安全を期します。

娘:「ねね、川の水より、雪の方が冷たくないね」
俺:「フム…」

雪だと、すぐには水が滲みて来ないので、
沢靴&ネオプレンソックスのコンボが、より威力を発揮しているようですな。

そして、連瀑帯の最下段部から、さらに下流に向かって続く壮大な渓流瀑
…というか、ナメ床

娘:「ふわあ。イイね、ここ
俺:「沢床が赤っぽいのが独特だな」
娘:「なんで赤いの?」
俺:「温泉成分が付着するんだろ、きっと」
娘:「ふ~ん。ここも温泉滝なんだ」

いやいや、お嬢さん、何か勘違いしてませんか?
温泉成分が溶け込んだ水が落ちている滝と、温泉滝とは、まったく別モノなんですが。

三本滝ノ頭_その3
三本滝の頭・さらに下流の渓流瀑(落差7m)】

水勢が強く流れが早いので、
ナメ床を歩くのは避けて、岸伝いに、さらにさらに下流へと向かいます。

すると…

娘:「お父さん、あれ見て!
俺:「ふおおお!」

眼前で、突然、渓流瀑がスパッと途切れ、沢水がゴルジュへと吸い込まれてゆく!


ミニゴルジュへと落ちてゆく無名滝(落差15m)・落口】

娘:「ゴルジュ…」
俺:「なんちゅう景色じゃ」
娘:「これ以上は無理じゃん」
俺:「ああ、無理だ」


沈黙。


娘:「戻る?」
俺:「そうだな」

どことなく残念そうな娘。

娘:「この先、どんな景色が広がっているんだろう…」




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転戦


娘:「あたし、沢登りやってみたい!」
俺:「ふむ、ようし!」

かわいいお嬢さんの願いです。
即行で、叶えてあげることにしました。
場所は、滝との出会いが感動的で、かつ、難所がほぼゼロな乗鞍岳東麓前川本谷

ところが。

娘:「お父さん、帰ろ?」

遡行を始めて、わずか30分。
娘の唇が真っ青、というか真紫に。
体が寒さでプルプル震え出しました。

俺:(川の水は、まだまだ雪代のままだったか)

時期的に、少々早かったようです。


三本滝の頭・本沢(落差20m)・概観】  (長野県松本市安曇 『小大野川』

残念ですが、仕方がありません。
前川本谷はいつかリベンジすることとし、
「三本滝の頭」の観瀑へと転戦することにしました。

娘:「これはお手軽だね~」

三本滝レストハウスに我がベンツをとめると、沢登りスタイルのまま、
ゲートを超えて、県道84号線が本沢の上を横切る観瀑ポイントまで、歩いて行きます。

俺:「う~む。せっかくの滝が、道路によって寸断されているのが哀しいな」
娘:「そう?」
俺:「そうって、おまえね、『滝の美』が壊されてしまってるんだぞ」
娘:「そうだね~お腹すいた!
俺:「…」

車も来ませんし、路側帯にビニールシートを広げて、
のんびりランチを頂くことにしました。


三本滝の頭・右岸枝沢(落差40m)・全景】  (長野県松本市安曇 『小大野川』

娘:「ちょっとお父さん、あんなに雪が残ってるじゃん!」

谷を見下ろすと、陽のあたらない樹林や北側斜面には、結構な量の残雪。

娘:「こんなの真夏に来るべきでしょ。あたしを凍死させたいワケ?」
俺:「いやいや。この時期だと、お前のキライな虫が少ないんだよ」

沈黙。

娘:「そうなの?」
俺:「そ。だから、水が冷たいのは、虫が少ないことと裏腹だな」
娘:「じゃあ、真夏なら?」
俺:「水は気持ちいいかも知れんが、虫の大群がドワーッと」
娘:「うえ」

考え込むお嬢さん。

娘:「あたし、水が心地よくて虫がいないのがイイ」
俺:「そんなん、あるか!」


三本滝の頭・本沢下流(目測落差25m)・概観】  (長野県松本市安曇 『小大野川』

キョロキョロと辺りの景色を楽しみながら、おにぎりを頬ばる娘。
せわしいことです。

口元にご飯つぶがついてるぞ。

娘:「ねね、あそこ行けそうじゃん?」

娘が指さす方向を見下ろすと…

俺:「むう。これは、登り返しがキツそうだなあ」
娘:「大丈夫。ねね、行ってみない?」

ふむ。
では、冒険してみましょうか!




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