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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

邪魔!

【遠大な計画・第7章!】

子:「ぐあああ!木、邪魔!


白糸の滝(落差100m)・概観】  (秋田県北秋田市 『中の又沢』

「安の滝」右岸には、秋田県内でもトップクラスの落差を持つ高瀑「白糸の滝」が懸かっています。

子:「もうね、秋田でこれ以上の落差を誇る滝は、九階滝と、シャチアン沢のヒネリ滝だけ!」

ところが、数年前の水害で、安の滝・滝壺へ向かう遊歩道が、大崩落のため閉鎖中。
「白糸の滝」に近づくことができません。
遠く、安の滝観瀑テラスから眺めるしか手がないワケです。

で、勢い、木立が視界を遮る…。

子:「もう少し近くから観た映像はないの?」
俺:「ほい」

白糸の滝@安_その2
【白糸の滝・流身アップ】  (娘撮影)

子:「ぐあああ!もっと邪魔!!

猛り狂う次男君。

娘:「いちいちウルサイなあ。アンタの雄たけびの方が、もっと邪魔だよ」
俺:「お兄ちゃんと言いなさいな」
娘:「はいはい、兄様」

アニサマ?

娘:「しかもそれ、あたしが撮ってきた写真なんだけど?」
子:「おおお、なんと!」

次男君、大げさなリアクション。

子:「おやじが撮ってきたのかと思っちまったゼ」
俺:「お父さんと言いなさい」
娘:「それ、誉めてるの?」

子:「フフフ」




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笑ってごまかした…
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淡白

【遠大な計画・第6章!】

何年か前の台風被害で、主瀑布・滝壺までの遊歩道が閉鎖されている「安の滝」
そうは言っても、朝一で乗り込むので、「チャンスがあれば、滝壺に行ったろ~」とか思っていました。

しかし、実際に現場に来てみると、予想以上の大崩落と、厳重な封鎖状況に、敢え無く断念。

娘:「仕方ないじゃん。復旧に時間かかってるんでしょ」

次男君と違って、お嬢さんは、こういうところが淡白ですな。


安の滝(落差90m)・全景】  (秋田県北秋田市 『中ノ又沢』

いよいよ来ました。日本一の美瀑の呼び声も高い「安の滝」

ところが、主瀑布の滝壺前に立つのと立たないのとでは、「美しさ」の印象がかなり変わるらしく、滝壺から主瀑布を見上げないことには、話が始まらないらしいのです。

娘:「滝壺がベスト・ポジションってこと?」
俺:「そうらしい」

次男君からも、さんざん「滝壺!」と懇願されて来ました。

娘:「だけど、あたし、こんな崖崩れ、行けないよ?」
俺:「だよな」
娘:「どうする?」

仕方がありません。
カメラの望遠によるアップ映像で、泣く泣く我慢するとしましょう。


【安の滝・主瀑布アップ】

娘:「ふ~ん。アップで見ると、手前の滝と、奥の本滝って、全然違う滝に見えるじゃん」

そう!
手前の前衛滝は、ひとことで言うとコンパクト。
余計なモノが削ぎ落とされた感じです。

対する主瀑布は、落差もあり、滑あり、直瀑あり、絹糸のような流水あり、滝壺に近づくに従って、落水が末広がりになり、と、東北の滝を象徴するような、様々な要素をぶち込んだ感じ。

娘:「不思議~」
俺:「ケタも違うしな」
娘:「キレイ~」
俺:「さすがは百選滝だろ」
娘:「陽が当たると、もっとキレイじゃない?」

むう。
確かにそうかも知れません。
が…

俺:「あと3時間はかかるぞ?」
娘:「ムリ!待てないよ!」

滝全体から吹いてくる冷たい風のため、
ウインド・ブレーカーを着ていても、滝前にいられるのは1時間が限度。

娘:「本滝行けないし、アイツ、残念がるかなあ…」
俺:「お兄ちゃんと呼びなさい」


【安の滝・前衛部】

そして帰宅後、早速みんなで映像を観ました。

子:「滝壺行けなくても、ま、仕方がないね」

あれ?
次男君まで淡白じゃないですか。
お出掛け前の滝壺コールは、いったい何だったんだ。

子:「そりゃあ、おまえが一緒だったんじゃなあ。諦めるしかないだろ」
娘:「はあ?ちょっとそれ、どういうコト?」

かぶりを振る次男君。

子:「だって、おまえ滝怪獣になり切れる?」
娘:「!」

沈黙。

子:「フ。そういうコトさ」




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そろそろ、その滝怪獣っての、止めてもらえませんかね…
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新法則

【遠大な計画・第5章!】

桃洞滝の下流右岸に懸かっているのが「六段の滝」

いろいろと資料をあたってみましたが、この滝の全貌がわかるものがありませんでした。
通説通り、落差は40mくらいあるのでしょうか。

まあ、何となく桃洞滝より高いような気もしますし、
滝下から見えない奥にも、高瀑が続いている可能性があるので、「落差40mでよし」としましょう。

子:「んな、いい加減な…」
俺:「プロじゃないから、仕方ね~の」

六段の滝@桃洞_その1
六段の滝(落差40m)・概観】  (秋田県北秋田市森吉林班地内 『トウド沢』

娘:「これ、水量が少ないよね?」
俺:「枝沢だし、こんなもんだろ」

ビデオ映像でも、滝のシャワシャワ感が伝わってきます。

子:「でも、滝床にポットホールみたいな穴が掘れてるから、雪解けなんかは凄まじいんじゃね?」
娘:「ポットホール?」

画面をマジマジと見入る娘。

娘:「…このポコッと開いたヤツ?」
子:「そ。ここだけじゃなくて、きっと見えない所にも沢山あると思うよ」
娘:「ふ~ん」
妻:「独特な感じね」
娘:「ねね、なんでこんな穴が開くの。床が抜けるみたいな感じ?」

ポットホールは、基本、渦巻きに巻き込まれた小石が回転して、川底の岩を削り取って出来ると言われています。

娘:「はあ? 滝で回転できる小石なんかないでしょ!」

うむ…

神秘である。


【六段の滝・上部アップ】

子:「森吉山の滝って、こういう滑っぽいのが多いよな」
娘:「なんでかな?」

雪国では、水流だけでなくて、落氷や雪崩もまた、滝を磨く要素になります。
そうすると、こんな丸みを帯びた感じになるらしい。

娘:「へえ。雪崩で、こんなふうに丸くなるんだ」
子:「確かにそうかも。鈴ヶ滝とか梅花皮大滝とか、パッと思いつくだけでも幾つかある」
俺:「名付けて、豪雪地帯の滝は、丸みを帯びるの法
子:「なるほど」
娘:「それ、いいじゃん」

娘:「あたしたち、いま、滝の新法則を発見したね!」




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【遠大な計画・第4章!】

娘:「こう、いまいちになり切れていない感じ?」
俺:「は?」
子:「そもそも、に似てる必要、あんのかよ?」
娘:「桃の滝だから!」

沈黙。

子:「それはまあ、水量がMAXじゃないと見れないし」
俺:「あのな、これ、水量多いんだぞ。普段、もっと少ないんだぞ」
娘:「じゃあじゃあ、大雨の日に…」
俺:「行けるか!!」


桃洞滝(落差30m)・全景】  (秋田県北秋田市森吉林班地内 『トウド沢』

日本には、いわゆる奇滝と呼ばれる、一風変わった形をした瀑布がいくつもあります。
その中でも、この森吉山麓に懸かる「桃洞滝(とうどうのたき)」は、TOP5に入るのではないでしょうか。

子:「落口でいったん集まった水流が、中ほどで滝幅いっぱいに広がって、再び滝壺で集約されるってのが不思議」
娘:「やっぱりだよね!」
子:「こう、大自然の創造の神秘を感じない?」
娘:「うんうん、感じる」
兄:「フ、感じといてやるよ~」

ひとこと余分な長男君。

子:「兄貴、ケンカ売ってんのか」
兄:「まあ、お子ちゃまなお前にはまだ早いけど、この滝には、女滝という二つ名があるだろ?」
子:「あるよ! どうして知ってんの!」
兄:「フ。やはりな~」
子:「なんで当てずっぽう?」
兄:「フ。なぜかな~」

バシィィッッッ!!!

長男君、まるめた新聞紙で妻に叩かれました。


【桃洞滝・上段部アップ】

なんでも、最近、長男君の高校では、「まとめサイト」が流行っているんだそうです。
「まとめサイト」ってのは、インターネット上で話題になった情報や出来事を集めて編集しているサイトのことですね。
で、この「桃洞滝」が、「まとめサイト」で、その手の写真として広く出回っているらしい。

この大自然の芸術をして、まったく何やってんでしょうか。近頃の高校生どもは…。

俺:「まあ、あれだ。少し距離はあるけれど、お母さんでも行ける滝だぞ」
娘:「どれくらい?」
俺:「君の足で1時間かな」
娘:「いいじゃん!」
子:「でも、夏とかは厳しいだろ」
妻:「そうなの?」

ふむ。
東北の沢は、夏場、山のようなアブやらなんやらが発生します。
なので、顔を防虫ネットで保護でもしないと、とてもではないが沢を歩けるような状況ではありません。

妻:「虫はダメ!」
娘:「あたし、ヤマビルじゃなければ耐えられると思う…」
子:「甘いし! メジロアブなんか、服を喰い破って血を吸うから」
娘:「うわ~それはイヤ!」

桃洞滝_その2
【桃洞滝・下段部アップ】

子:「いつもの滝本だと、桃洞滝、スローシャッターで撮った写真しか載ってないからな~」
娘:「うん」
子:「だから、このお父さんの高速シャッターのヤツ、凄くいいと思う」

おおお?

妻:「どんなとこがいいの?」
子:「ほら、水が輪を作るようにして、岩肌を滑り落ちていくでしょ」
娘&妻:「うんうん」
子:「この雪輪っていうの? これって桃洞滝の大きな特徴だろ」
娘:「そうじゃん」
妻:「そうだわね」
子:「これって、高速シャッターじゃないと、写らないんだよ」
娘&妻:「なるほどね!」

ムフ。
ムフフフフ。
たまには手放しで誉められるのも、悪くないですな。

子:「だからさ」

フッと娘の方に向き直る次男君。

子:「お前も、これ以上、にこだわる必要、ないと思うよ?」




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最後そこかよ…
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