03«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»05

Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

奥が深いなあ


さすが百選滝だけあって、惣滝の迫力には凄まじいものがありました。
しかしそれだけではありません。

その前衛滝である「権現滝」が、また凄い。

惣滝前衛滝_その1
権現滝(落差30m)・上中部概観】  (新潟県妙高市関山 妙高山『大倉谷』

子:「これ、迫力あるじゃん」
娘:「ゴルジュの滝」

そう!
両岸より迫りくる断崖。
その中央にある狭い落口に水を集めて、一気に暗い谷底へと落ちてゆく姿は、一種の荘厳さがあります。

妻:「凄みのある滝ね」
俺:「この滝単体でも、充分に名瀑だろ?」

家族に解説を試みるわたくし。

俺:「惣滝惣滝で凄かったんだけどさ、この権現滝を取り巻く秘境ぶりは、唯一無二だったわ」
子:「百選滝の影に隠れて、こんな秘滝があったなんて」
俺:「それそれ!」
子:「滝の世界は、奥が深いなあ


【権現滝・上中部遠景】

惣滝の滝壺へ到る遊歩道は、この権現滝を高巻くために付けられていると言っても過言ではないでしょう。
なので、権現滝の手前付近は、谷底から、結構、高さがあります。

俺:「うわ。どう見ても40mはあるわ」

さらに、道幅がそんなに広くない上、手すりなど一切なく、崖からしみ出す湧水で、道がツルツルに濡れているので、常に転落の危険性を感じさせます。

俺:「沢靴で正解だったな…」

権現滝の全貌を観るには、遊歩道から乗り出さなくてはならないのですが、とてもそんな勇気は湧いてきませんでした。

俺:「むう。50mロープを、家に置いてきてしまったことが悔やまれる…」

遊歩道の工事が終了して、惣滝滝壺までの往来が可能になれば、権現滝は、もっと注目されることになると思います。


大滝(落差25m)・全景】  (新潟県妙高市関山 大田切川『不動橋』

帰りは、少し寄り道をして、大田切川の不動橋直下に懸かる「大滝」を観瀑しました。

娘:「滝の形はイイね」
子:「滝の形はイイな」
妻:「滝自体は、イイ感じじゃない」

うむ。
ここでも、皆の見解が一致しました。

子:「でもなあ…」

かぶりを振る次男君。

子:「滝の上の橋が邪魔だねえ」




人気ブログランキングへ
↑こちらをクリック!
-- 続きを読む --
tb: 0 |  cm: 0
go page top


雨上がりの沢は、濁りがだいぶ引いたものの、
渡渉には充分な恐怖を感じさせる水量を保ったまま。

俺:「むう。行くか、退くか…」

渡渉地点で逡巡すること約5分。
しっかりとした鎖もあることですし、遂に、『安全に渡れる』との判断を下します。

俺:「よし!行けっっ!!」

…予想のほかスムーズに渡れました。


惣滝(落差80m)・全景】
  (新潟県妙高市関谷 妙高山『大倉谷』

さて、一昨年より中断していた「新潟プロジェクト」が再始動することに。

子:「いよいよ、燕の惣滝なんだね」

ワクワクを隠せない次男君。
もともとは、彼と一緒に訪瀑する予定だったのです。

ところが!

訪瀑直前になって、何年か前の崖崩れを復旧工事中である、という情報をキャッチ。
惣滝へのルートが工事現場の崖直下にあって、作業中は、落石の危険性が大。
とてもではないが、子連れで行けるような状況ではないようです。

子:「はああ?ガーン…」orz

仕方がないので、次男君は待機。
わたくしが単独にて、工事の方々が作業を始める前に、朝一で、惣滝までの往復を試みることにしたのでした。

俺:「久々のスピード勝負か…」
妻:「膝の古傷を悪化させないようにね」
子:「頼んだよ!」

惣滝_その1
【惣滝・全景】

俺:「ふおお、虹が出とる!」

そういうワケで辿り着いた惣滝

それはそれは凄まじい怒涛の地響き!
崖という崖から滴り落ちてくる湧水!
岩という岩には、赤茶けた泥が漏れなく付着していて、あっという間に服が泥色に染まっていきます。

そして、この飛沫!

滝下の岩陰にいるにもかかわらず、カメラのレンズが5秒と持ちません。
水滴をふき取る横から、あっという間に水滴だらけに。
遂に拭き取ることを諦めて、ビショビショの水滴越しに、滝を撮影することにしたのでした。

俺:「美しい虹が撮影できるをもって、良しとせざるを得まい」

そう言えば、滝と虹を一緒に撮影するのって、富士の白糸の滝以来でしょうか。
惣滝を撮影するのなら、朝、陽光が谷に差し込んですぐがベストだと断言できます。

惣滝_その4
【惣滝・遠望】

帰りに、燕温泉の観瀑展望所からも、惣滝を撮影しました。

子:「滝壺からの映像も迫力あるけど、この遠望もイイわ~」
娘:「滝の全体がよく観えるし」
妻:「ブレてないから、見やすいわね」

まあね。
滝下では、とてもじゃないが三脚を立てる余裕などなし。
飛沫の瀑風と戦いつつ、手持ち撮影するしかありませんでしたから。

娘:「あたし、これだけ違う滝も、珍しいと思うよ」
子:「違うって、何が?」
娘:「だからさ、写真だと、芸術っぽくて美しいじゃん?」

うむ。
高速シャッターでもって一瞬を切り取った、滝と虹のハーモニー。

娘:「だけど、ビデオだと、事件現場って感じ!」

いや事件現場って…
お嬢さん、あなた、刑事ドラマの見過ぎです。

子:「なるほどな。お前の言うこと、分かるわ」

分かるんかい!

子:「この臨場感っていうの? ブレブレ映像だからこそ、だろ」
娘:「でしょでしょ!」
子:「ね、お母さん」

滝壺と、観瀑所からの映像を見比べる妻。

妻:「ブレてて酔うから、滝壺ビデオはいらないわ」
子&娘:「えー!」
妻:「だけど、『新潟プロジェクト』?」
子&娘:「うん」
妻:「この惣滝は、フィナーレを飾るに相応しいんじゃないかしら」

おおお!

娘:「そこは、みんなの意見が一致だね!」
子:「うん、まさにフィナーレだ!」

「新潟プロジェクト」、ここに完。




人気ブログランキングへ
↑こちらをクリック!
-- 続きを読む --
tb: 0 |  cm: 0
go page top

ムフフ!


滝に向かう道中、ずっと、どんよりしたお天気でした。
ところが、観瀑所に到着するとほぼ同時に、雲が切れて、サァーッと差し込んでくる陽光。
なんてタイミング!

俺:「ふ、ふ、ふおお!」

時間帯も良し。わたくし好みの、高速シャッターが似合う、コントラストの強い光加減。
無我夢中でカメラのシャッターを切りまくりました。

俺:「ムフフ!」


ヒコサの滝(落差35m)・全景】  (新潟県妙高市 『鍋倉谷』

兄:「いや、滝前でムフフって…引くわ~」
娘:「親子だよね。笑い方がアイツにそっくり」

アイツ? ああ、次男君のことですね。

妻:「そう言うあなたも、人のこと言えないわよぅ」
娘:「お母さん、それ、どういう意味?」
妻:「もれなく、あなたもそっくりだから」
娘:「はあ? あり得ないし!」

ムフフ。(笑)

娘:「そこ、笑うな!!」


【ヒコサの滝・落口アップ】

新潟から長野へ県境越えの林道を進んで行くと杉野沢橋に出ますが、その手前に、3台ほどの駐車スペース。
そこにはゲートがあって、その奥にも、沢に沿って車が余裕で通れる広い道が続いていきます。

が!

この幅広の道は、あくまでも堰堤工事用のもの。
これよりもう少し沢側に、本来の「遊歩道」があります。

俺:「これ、あまり人が歩いていないだろ…」

踏み跡具合からみると、だいたいの方が、堰堤工事用の作業道に誘い込まれるようです。
まあ、どのみち尾根を上がる前に合流するので、どちらのルートを選んでも問題ないでしょう。
敢えて言えば、藪を嫌う方や、ルートファインディングに自信の無い方は、「遊歩道」を歩かれることをおススメします。


【ヒコサの滝・下段部アップ】

俺:「で、お前ら、どうよ。ヒコサの滝は?」

そういうワケで、今回の写真は、わたくしとしては、結構、お気に入りの自信作。

兄:「いいんじゃない?」
妻:「頑張ったんじゃない?」
娘:「キレイなんじゃない?」

なのに、家族の評価が適当過ぎて泣ける…

娘:「ま、アイツなら、こう言うと思うけど」

なんて?

娘:「ムフフ!」



人気ブログランキングへ
言わね~よ…
↑こちらをクリック!
tb: 0 |  cm: 0
go page top

う~ん

【秘瀑探検 その5】

乗鞍岳南麓には、幾つもの魅力的な大瀑が懸かっています。
しかし、そのどれもが、渓谷を遡行しなければならなかったり、踏跡も定かではない尾根を歩かなければならなかったりで、結構な秘瀑ばかり。

子:「だけどこの滝は、お父さんだったら行けると思うんだ!」

いったいどこから手に入れてきたのか、名古屋ACC(名古屋アルパインクライミングサークル)の遡行記録のコピーを持ってきて、わたくしを口説きにかかる次男君。
彼が指しているのは、「阿多野郷川東谷大滝」
乗鞍山系の滝としては、最大級の落差を誇っている大瀑布です。

子:「ほら、見て。阿多野郷川東谷の右岸側に、堰堤工事用の道が付いているじゃん?」
俺:「おお、確かに」
子:「これを使ってアプローチできるから、負担も少ないと思うんだけど…」
俺:「フム。その可能性はあるな」
子:「でしょ!」
俺:「それで、その資料は、何年前の遡行記録なの?」

そう。
沢は、毎年毎年変化するので、あまり資料が古いと、使い物にならないことがあるのです。

子:「…」
俺:「なぜ、急に黙る」

おま、2002年て…


阿多野郷川東谷大滝(落差100m)・右岸側上部概観】  (岐阜県高山市高根町野麦 『阿多野郷川東谷』

俺:「ああ、晩秋の匂いがする…」

そして!

なんだかんだとその気にさせられ、結局、阿多野郷川東谷大滝にやって来たわたくし。
早速、沢用ザックを下ろすと、ポカリスエットのペットボトルを取り出して、喉を潤します。
林道から入渓して、ゆっくり遡行すること約2時間。
途中、大した難所はなく、敢えて言うなら、堰堤越えが核心部でしょうか。

俺:「さすがに、水量は少ないか…」

晩秋は、滝の水量が一番少なくなる時期。
いささか迫力には欠けますが、

しかし!

この秋の息吹が肌から染み込んでくる感覚は、ひさびさでしょう。

俺:「ウ~ム、天国じゃ」

阿多野郷川東谷大滝_その3
【阿多野郷川東谷大滝・最上段部アップ】

ところで、次男君が提案してくれた堰堤工事用の作業道は、案の定、深い熊笹にしっかり覆われていました。
激しい藪漕ぎで、一寸先は闇状態です。
しかも、あちこちで見かける、新しくはないが古くもない熊の糞。
熊との遭遇は、こんな深い熊笹の中での出会い頭が、最も危険。

俺:(遡行スピードは上がらんし、熊危険度MAXだし、このルートはダメだわ)

しかたがないので、作業道をいったん戻ると、東谷にかかる林道の橋のたもとで、左岸側から入渓し直したのでした。

俺:(むう。30分のロス


【阿多野郷川東谷大滝・右岸側概観】

さて、この阿多野郷川東谷大滝は、中段部で、右岸側と左岸側の二つに水流が分かれます。
そして、下段部で再び合流するのですが、水量の多寡から見ると、左岸側が本流、というか本命でしょう。

俺:「右岸側の撮影はこれでよし。ではでは、いよいよ左岸側に取り掛かるか!」

と、その時でした。

ドロロロロ…

俺:「遠雷?」

慌てて下流側を振り返ると、真っ黒な雲の塊が、結構なスピードで迫って来てる!

俺:「うわあ! 撤収!!」

なんで晩秋に雷雲なのか理解に苦しみますが、しかし、雷はヤバイ!
撮影を中断すると、川を駆け下るようにして、我がベンツへと向かいます。

俺:(膝の古傷よ、なんとか持ってくれ!)

車に着くころにはポツポツと雨が降り出し、一通り着替え終わった辺りで、一気に土砂降りに。
雷はそれほど激しく鳴ってはいませんでしたが、膝がガクガクになってしまったため、とっとと帰宅することにしたのでした。

子:「そっか…」
俺:「ま、30分のロスが響いてしまったワケ」
子:「う~ん」
俺:「ダナの滝もパスしたわ」
子:「う~ん」


沈黙。


俺:「何か言えよ」
子:「う~ん」




人気ブログランキングへ
↑こちらをクリック!
tb: 0 |  cm: 0
go page top

プロフィール

インフォメーション

カレンダー

カテゴリ

今月の人気記事

リンク

RSSリンクの表示