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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

大都市の中

子:「暑い」

さて。

「布引渓谷」のクライマックス、布引の滝・雄滝
この滝は、規模に比して滝壺が大きいので、流身そのものは、結構、観瀑台から離れて落ちています。
なので、飛沫とか瀑風とか、あまり肌で感じることができません。

その代わり、ムッとするような夏の空気。

娘:「これ、大きな滝なんだよね?」
俺:「落差は43mもあるぞ」
子:「岩肌に張り付くようにして落ちているのが、かえって滝の規模を小さく見せてる気がする」
娘:「滝壺に入って、もっと近づけないの?」
俺:「どうぞ?」(ニヤ)
娘:「…」


布引の滝・雄滝(落差43m)・全景】  (兵庫県神戸市中央区葺合町)

そして、さすがは大都市の中の滝
タンクトップ姿のお姉さんや、ワンピース姿の女性を連れたカップルなど、もっぱら普段着っぽい方々が、次々と滝前に訪れてきます。

娘:「あたしたち、もしかして場違い?」
俺:「なにぬかす。由緒正しき滝見スタイルだろう」
子:「ふ。格好が気になるなんて、まだまだ、修行が足りんな」
娘:「はあ修行? なんの宗教よ!」
子:「滝見道」

次男君がおかしい。


【布引の滝・雄滝・下段アップ】

子:「今日は水量が少ないのかな?」
俺:「そうかも知れんわ。上流に、確か、ダムがあった記憶が…」
子:「水量調節か。華厳の滝と一緒だ」
娘:「えええ?」

次男君の言葉に、娘が驚きの反応。

娘:「華厳の滝って、水量調節されてたの?」

なんだ、知らんかったんか。

子:「そうだよ。だから、華厳の滝の轟瀑ぶりを見るためには、この前の大雨直後とか、そんな時しかチャンスがないんだ」
娘:「ここも、大雨直後じゃないとダメ?」

う~む。
どうだろ…

布引の滝@神戸_遠景
【布引の滝・雄滝・青空】

娘:「暑いけど、青空でよかったね」
子:「暑いけど、滝が映えるわ」
俺:「暑いけどな」

まさに、みんな全身滝汗状態。

俺:「じゃ、戻ろうか」
娘:「帰りに、コンビニでジュース買おう!」
子:「賛成!」
娘:「うふふ」

なんだ、お嬢さん、ニヤニヤして。

娘:「ねね、滝見即ジュースってのも、なんかいいね!」




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まさに、大都会の真ん中にある百選滝ならでは。
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青い空を求めて

俺:「あのさ、おまえら、夏休みどこ行きたい?」
子供たち:「「「滝見」」」

うん、それはわかってる。

俺:「そうじゃなくて、場所はどこがいいかって聞いているんだよ」
兄:「それだと、漠然とし過ぎてるし。もう少し、条件を絞り込んだら?」
娘:「それじゃあね、晴れ滝!
子:「うん。曇り空よりは、ピーカンだゼ!」

こういう時だけ、息がピッタリの次男君と娘。

兄:「じゃ、限りなく晴れたエリアの滝っつうことで」

上手い具合に、長男君が話をまとめてくれたのですが…

妻:「あなた、その日、部活の大会があるんじゃなかったっけ?」
兄:「うわそうじゃん! オレ、行けないじゃん!!」

おお、珍しく、長男君がショックを受けている。

兄:「マジ凹む…」orz


布引の滝・雌(めん)滝(落差19m)・概観】  (兵庫県神戸市中央区葺合町)

そういうワケで、次男君と娘、わたくしの3人で、ピーカンな晴れ間を求め、我がベンツを一晩中走らせてきました。
で、結局、たどり着いたのは神戸

新神戸駅前の有料駐車場に車を乗り入れると、
早速、山側に抜けて、『布引渓谷』の散策路に入ります。

子:「ボク、てっきり長野や岐阜の滝に行くと思ってた」
俺:「はあ? だって、ピーカンなんだろ」
子:「そうなんだけどさ」
娘:「いいじゃん。夏は、青い空滝の飛沫!


布引の滝・夫婦滝(落差5m)・全景】  (兵庫県神戸市中央区葺合町)

お。なんかシックな感じのマダムとすれ違いました。
ご近所の方でしょうか。

娘:「あの人、ぜんぜん滝見の格好じゃないよ?」
俺:「聞いて驚け。今向かっている滝は、日本で市街地に一番近い百選滝なのだ」
娘:「そうなの?」
俺:「近隣の皆様のお散歩コースなのです」
娘:「超お手軽?」
子:「そ。新幹線に最も近い百選滝でもあるよね」
娘:「へえ」
子:「ズバリ、駅からわずか15分!

どこかの不動産広告みたいです、それ。

娘:「ふ~ん。いろいろな百選滝があるもんだ~」

そして!

いよいよ、『布引渓谷』のハイライト!




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次回に続く!
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涼しいところ

我がベンツを駐車場に乗り入れた途端、ズラーッと三脚を立てていたカメラマンの皆様が、 一斉にわたくしの方を振り向きました。

俺:(うおっ! な、なんだ?)

一瞬、「さすがは、観光客の多い人気の滝だな」とも思ったのです。
しかし、注意深く観察すると、どのカメラも、遥か上空の木々の梢に向いているではないですか。

俺:(あれか。この人たち、みんなバード・ウォッチャーか!)

そしてこんなに人がいるのに、結局、滝見客はゼロ。

俺:(むう)

いやはや、ど初っ端から、なんとも不思議な光景に出くわしました。


塩川滝(落差30m)・上部概観】  (神奈川県愛甲郡愛川町田代2494)

なるべく皆様のバード・ウォッチングの邪魔にならないよう、カメラを担いで、そそくさと車を離れます。
きれいに整備された遊歩道を歩いてゆくと、すぐに滝。

俺:「おお!」

ゴルジュの上に掛けられた鉄橋の真ん前を、遥かなる高みから水が落ちてきます。
これは、なかなかの迫力!

俺:「う~む。まだまだ首都圏近郊にも、知られざる名瀑があるもんだ」

まさに盲点でした。
一言でいえば、「The 穴場」
これまでも色々な滝を観てきましたが、我が家的には、これはかなりの良滝に入ります。


【塩川滝・下部滝壺】

子:「お父さん、全景写真がない」
俺:「仕方ないだろ」

そうなのです。
滝のド真ん前に観瀑台があって、滝が近すぎるため、手持ちの広角レンズでは、全景を、一つの画にギリギリで収めることができませんでした。

俺:「観瀑台の位置からして、撮影を楽しむというよりは、飛沫を楽しみ、マイナスイオンを楽しむ滝、という感じだったわ」
娘:「ねね、お母さん、マイナスイオンだって!」
妻:「いいわね~。暑い日に行ってみたいわね」

目を細める妻。

子:「で、全景写真は?」
俺:「まあ、そういうワケで、上部と下部の写真を、セルフ脳内合成してくれ」
子:「はあ?」

塩川滝_落口
【塩川滝・落口アップ】

兄:「スローシャッターでは撮らなかったんだ?」
俺:「まあな」

周辺の外気温に比べ、滝前の気温が低すぎて、アッという間にレンズが曇ってしまうため、シャッターを切りつつ、レンズを拭きつつ、ということをしていたのです。

俺:「スローシャッターで撮ったのは、全部ボケてたので、削除しました」
子:「猛暑だったから、下界との気温差が大き過ぎたんだね」

いや、下界って。

兄:「なんて残念」
娘:「わかった。だから、たくさんのバード・ウォッチャーがいたんだよ!」

みんな:「は?」

子:「なんだそれ?」
娘:「誰だって、涼しいところで写真を撮りたい!」

みんな:「……」




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女の子

そして、棚下不動堂に向かう参道から遠望できる「棚下不動・雌滝」
雄滝よりも落差はあるのですが、逆に、水量が少なくて迫力に欠けます。

娘:「黒岩に張り付いているグリーンは、やっぱり苔?」
兄:「大雨後の限定滝やし?」

察するに、普段は水が滴れている程度なのでしょう。

子:「断崖が美しいだけに、残念だ」


棚下不動の滝・雌滝(落差40m)・概観】  (群馬県渋川市赤城町棚下)

雌滝も、雄滝と同様、滝前に行くには、沢を遡らなければなりません。
が、しかし…。

俺:「それはムリ。雄滝を見ただけで、ヘロヘロになってしもうた」
兄:「いいんじゃね? どうヒイキ目に見ても、命を懸ける価値があるとは思えんし」
子:「そうなんだよなあ…」

娘:「ねね、雌滝って、女の子の滝ってことでしょ?」
俺:「まあ、間違いではない…」
娘:「だから、そっと遠くから憧れるのが、美しい見方なんだよ」
俺:「ほ~!」
兄:「高根の花ってヤツか!」
子:「そういや、お釈迦様も、そんなコト言ってたな」

はい?

娘:「そうなの?」
子:「うん、何かの本で読んだんだけど…」

目を閉じ、右手を眉間に当てる次男君。

子:「確か、女の子の体には糞尿が詰まってて、穴という穴から、クソが流れ出てるって」

待て待て待て待て!

娘:「ええーっ?」
兄:「それ、ちょっとヒドくね?」
子:「これは、女の子は、遠くから愛でるべきものって意味だよね」
俺:「異議あり!」

一斉にわたくしの方を振り返る子供たち。

俺:「それは、女の子を見るとムラムラしちゃうお坊さんが、その煩悩に打ち克つために説かれた修行方法だろうがっ!」
子:「そうなの?」
俺:「お釈迦様の時代、お坊さんは、墓場に行って、人間の肉体が骨に戻ってゆくところを見つめる修行をしてたの!」
兄:「うわ~マジ?」
俺:「そうすりゃ、女の子を見てムラムラしても、『いや、いずれあのも、白骨になるのだ』って思うと、煩悩が鎮まってゆくんじゃねえか」
子:「なるほど…」

ここで一息つくわたくし。

俺:「オホン。少なくとも、俺は、女の子がスキだぜ?」
娘:「うわ、キモ」
俺:「おまえらはどうよ」
子:「う~ん、かわいい、かな」
兄:「異論はない」
娘:「うわ~、キモいよお!」

そそっと男性陣から距離を取るお嬢さん。

俺:「で、なんの話をしてたんだっけ?」

みんな:「………」




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裏見

何年か前の台風で右岸の崖が崩れて以来、ずっと観瀑が制限されている「棚下不動・雄滝」
2011年の東日本大震災でも更なる崩落があって、一向に制限が解除される気配がありません。

俺:「つうか、ますます復旧が遠のいたよなあ…」

そこで今回、「Waterfalls in Japan」では初めての試みですが、
8mm×30mロープ、ヘルメット、カラビナ、ハーネス、エイトカンなど、沢登り用具一式を揃え、

全て、完全に自己責任

ということで、沢側から滝前までアプローチをし、滝の撮影に成功しました。

※ご注意ください※

 棚下不動・雄滝は、2012年7月14日現在も、非常に危険な状態にあります。
 仮に、この記事をご覧になって訪問され、重大事故等に遭われても、
 私buddhistは、一切の責任を負いかねます。



棚下不動の滝・雄滝(落差37m)・全景】  (群馬県渋川市赤城町棚下)

というワケで、早速、観瀑成功を祝って、家族で映像鑑賞パーティーを開いてみました。

子:「うげ。滝裏のエグレ具合が凄まじい」
娘:「まるで洞窟じゃん」
兄:「よく、滝前まで行けたわ」
俺:「…いや…まあ…」

そのあたりの詳細は内緒。

子:「実は、ボクも色々調べたんだけどさ、崖の崩落以来、ゼンリンや、その他のネット地図から、棚下不動の滝は消えているんだよ」

ちょっと待って。
なんでゼンリン?
なぜ、ヤフーとかグーグルじゃないのだろう…。

妻:「どうして地図に載って無いの? 危険過ぎて?」
子:「たぶん」
娘:「ふ~ん。この洞窟みたいなの、見てみたいんだけど…」

けど?

娘:「そんなに危険なら、あきらめるか」

行く気やったんかい!


【棚下不動の滝・雄滝 (不動堂奥院前より)】

娘:「裏見がキレイ~」
兄:「飛沫も凄いな」
娘:「ねね、お父さん。コレ、雷滝を思い出さない?」

おお!
そう言えば、お嬢さんの裏見の滝初体験は、松川渓谷雷滝でした。

子:「ここ、百選滝の中では、裏見としては最大級だし…」
娘:「そうなんだ」
子:「かえすがえすも、ボク自身、滝見できないのが悔しいなあ」

棚下不動_落口
【棚下不動の滝・雄滝 (落口アップ)】

子:「でもこれで、お父さんも探検家の仲間入りだねえ」
俺:「はあ?」
娘:「だね。危険な滝を制覇したんだから」

いや、まあ、その…
なんというか、反応に困るお言葉です。

兄:「宙を舞う瀑水がいいわ」
娘:「ほんとキレイ」

子:「ボクも、沢登りを覚えようかな…」




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近づく方法

滝前に到る道が、まるで参道のような「洒水の滝」
神奈川県では、最も有名で人気の滝でしょう。

なにしろ、「日本の滝百選」だけでなく、「日本の名水百選」にも選ばれているうえ、
不動尊が祀られるている文覚上人ゆかりの「信仰の滝」であるからです。


洒水の滝(落差69m)・全景】  (神奈川県足柄上郡山北町平山)

「洒水の滝」は、公式には、全部で三つの滝で構成されています。
下から一の滝69m、二の滝16m、三の滝29mの、総落差114m大瀑布

しかし、直瀑に注目が集まりがちな「世界のトレンド」のご多分に漏れず、
最下段の一の滝のみが、通常「洒水の滝」と呼ばれていて、落差も69mで紹介されていることが殆どです。

子:「せっかくなら、滝の全景を観たいんだけどな」
俺:「そんな都合のよい観瀑ポイントなど、どこにも存在せんわい」
娘:「じゃあ、二の滝、三の滝は、どうしたら観れるの?」
俺:「沢登り
娘:「あたし、ムリじゃん」

残念そうな娘。

子:「そう言えば、沢登りって、日本人が生み出したんだよね?」

お。
さすが次男君。よく知ってるではないですか。

実は、海外では、沢を下るという「キャニオンニング」が主流で、沢登りは、日本独特の登山スタイルらしいのです。

子:「やっぱ、この神様に近づいてゆくっていうの? そういう姿勢は大事だと思う」

まあ、信仰の滝ですし、そういうところはあるかも知れません。

洒水の滝_その1
【洒水の滝・下段部アップ】

俺:「でもまあ、いずれにしたって、滝前はお土産屋さんだらけ」
子&娘:「うん」
俺:「滝見客もいっぱいだし」
子&娘:「うん」
俺:「そんな所で、実際に沢登りなんかできんわな」
娘:「そうだね」
子:「でも、問題はないゼ?」

は?

子:「神様に近づく方法は、沢登りだけじゃないし」




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あるがまま

引き続き、滝映像を鑑賞中です。

娘:「この滝、知ってる! 見たことある!」
子:「だろ。これぞ東洋のナイアガラ!」

鱒飛の滝を過ぎると、すぐに「吹割の滝」

実は、この独特の景観に、子供たちも、さぞかし驚くだろうと、思いっきり期待していたのです。

が…。

どこかの紀行番組で取り上げられていたのを見たとかで、既にネタバレ済み
あらあら残念……。

子:「でもさ、『乙字ヶ滝』と同じような、幅広タイプの滝なんだけど、ぜんぜん格が違うよな」
娘:「これ、やっぱりスゴイよ!」

そう。
間近で撮影した「吹割の滝」の、この怒涛の水流。

吹割瀑_その1
吹割の滝(落差7m)・アップ】  (群馬県沼田市利根町追貝 『片品渓谷』

滝の上流側では、水流は、川幅一杯にひろがっています。
まるで川床が一枚岩のよう。

そんな子供が水遊びでもできそうな流れが、やがて川の中央に吸い寄せられるように集まって来ると、一気に滝となって落ちてゆく。

俺:「これ、見飽きないわ」
子:「滝の上流と下流のコントラストが絶妙だ~」

娘:「落差のない滝なのに、なんでこんなにスゴイの」
子:「百選滝だからだろ」

子:「滝壺から撮影したら、きっと、とんでもない絶景が観れるんだろうな」
娘:「観れるの?」

観れるか!


【吹割の滝・別の角度から】

ところで、滝の撮影に没頭していると、ふと、対岸の崖上から、なんだか人の話し声がするのに気付きました。
どうやら、あちらにも観瀑遊歩道があるらしい。

俺:「う~む」

既に太陽は傾き始めており、革靴・スーツでは、行動範囲も限られます。
しかも、そろそろ出発しないと、家に戻るのがメチャクチャ遅くなる……。
でも、行ってみたい……。

俺:「いいや。行ってしまえ!」


吹割の滝・概観(対岸の観瀑ポイントから)】

子:「その、お父さんの勇気ある決断に感謝」
娘:「だね。この写真が、滝の全体像が一番よく見えるよ」

勇気ある決断て……

娘:「上から見ると、水がエメラルド・グリーン色してる」
子:「なんでスローシャッターで撮らなかったの?」
俺:「仕事だったからな。三脚なんぞ持ってないわ」

ですから、映像はすべて手持ち撮影。

子:「これ、東洋のナイアガラってのが、よくわかるゼ」
俺:「規模は全然違うけどな」

兄:「だからさ、東洋のナイアガラなんて言うから、逆にハードルが上がるんだよ」
子&娘:「は?」

長男君が、勉強の手を休めて、会話に割り込んできました。

娘:「どゆこと?」
兄:「だって、それ聞きゃあ、誰だってナイアガラみたいな大瀑布を想像して行くだろ?」
子&娘:「うん」
兄:「だけど、実際は落差10mにも満たない小滝」
子:「小滝って言うな!」
兄:「そう。ホントは小滝じゃない。凄いイイ滝だとオレも思う」

手元でエンピツをくるくる回しながら喋る長男君。

兄:「でも、本物のナイアガラと比べりゃあ、ショボいのもいいところだろ」
娘:「ショボいって…」
兄:「余計なニックネームなんだよ、東洋のナイアガラ

むむむ。
確かに、そういうところはあるかも知れません。

子:「じゃあ、どうすりゃいいのさ」
兄:「吹割の滝吹割の滝。それ以上でも、それ以下でもないし」

兄:「あるがままこそ美しい」

……。




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滝心

国道144号線を、長野県から群馬県に抜けていたときのことです。

俺:「な、なんだ、あれは!」

突然、目の前に現れた立派な滝。


瀬戸の滝(落差10m)・全景】  (群馬県吾妻郡嬬恋村今井)

案内板こそありませんでしたが、国道脇にはちょっとした駐車スペースまであって、この「瀬戸の滝」、地元では結構知られた滝のようです。

ただ残念ながら、滝の両岸が法面工事を施されていて、これが随分と景観を損ねている。

さらに、家に戻ってから調べてみると、季節によって水量が激しく変動するらしく、特に冬場は、ほぼ涸れ滝となるようです。

この辺りが、いま一つ全国的ではない理由でしょうか。

俺:「ふ~む」

シャワシャワと落水する瀬戸の滝を眺めていたら、急に、滝心が付いてきてしまったわたくし。

俺:「ようし。今日は頑張って足を伸ばしてみるか」


鱒飛の滝(落差5m)・概観】  (群馬県沼田市利根町追貝 『片品渓谷』

というワケで、仕事が片付くと、即行でやってきました片品渓谷
渓谷道を下りてゆくと、さっそく現れる「鱒飛の滝」

ところが、転落防止のための白線が引かれており、滝の全貌が拝めない。
しかも、なんか滝壺に廃タイヤが浮いているんですけど…

俺:「あれえ? こんなに汚い滝だったっけ…」


【鱒飛の滝・落口側】

娘:「力強いのにね」
子:「しょせんは雑魚だな」

そして、映像に、容赦のない感想を述べる子供たち。

俺:「だがな、お前ら。鱒飛の滝は、とある百選滝の前座なんだぞ?」
娘:「へえ」
子:「知ってるし」

娘:「どんな滝なの?」
子:「それはだな…」

俺:「おおっと。ネタバレ禁止!」




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