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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

致命傷

朝一番の「夕日の滝」にやってきました。
まだ、太陽が充分には昇りきっておらず、滝前はどことなく薄暗いまま。

なのに…

なんでこんなに人がいるんだろう。


夕日の滝(落差23m)・全景】  (神奈川県南足柄市矢倉沢)

人気(ひとけ)の無い滝前で、三脚を立てて、スローシャッターで絹糸のような滝の流身を撮影してやろう、というわたくしの狙いは、早くも外れてしまったのでした。

「夕日の滝」は、毎年7月の初めの日曜日に、夕日の滝びらきが行われ、そこからハイ・シーズンに突入します。
だから、「まだ6月だし、余裕だろ」なんて思っていたのですが……

わたくしの読みは甘かった。

俺:「まあ、確かに、今日みたいな天気の良い日を、逃す手はないかも知れん」

みんな考えることは同じ、ということでしょうか。


【夕日の滝・左岸側から】

娘:「なんか、うす暗い写真ばっか」
俺:「しゃーねーだろう」

滝前に、あんなに人がいたんでは、とても三脚なんか立てられません。
仕方が無いので、手持ちで、ブレないギリギリのスピードで、シャッターを切るワケです。

俺:「不可抗力ってヤツだな」
娘:「フン、見苦しいイイワケしちゃって」
俺:「おま! ひどい言い草!」
娘:「だって、達人はイイワケしないよ?」

う…

俺:「お、おまえのビデオといい勝負だな」
娘:「え~? あたしのはブレるだけだし」
俺:「それが致命傷だろ!」
娘:「ハッキリ言って、うす暗かったら、どんな美しい滝もダメダメ!」

くっ…。
今日のお嬢さん、なかなか口が立つ。

俺:「ブレる方が、害が大きい」
娘:「うす暗い方!」
俺:「ブレ!」
娘:「暗!」
俺:「ブレ!」
娘:「暗!」

子:「そこまでにしたまえ!」

次男君、さっきからニヤニヤしながら、わたくしたちのやり取りを見ていました。

娘:「なによ。文句あんの?」
子:「ふ」

子:「目くそ鼻くそ」




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癒し

早朝の棚沢山荘キャンプ場の駐車場に車を駐めて、吊り橋を渡ると、
そこには、いまどき珍しい、のどかな景色が広がっていました。

俺:「おお…」

と言っても、客観的に見れば、ちょっとした畑の真ん中を歩いただけ。

しかし、わたくしにとっては、緊張感が一気にほぐれて全身が眠たくなるような癒し感に包まれました。

俺:「ふわ~。これは癒される~」


ボウズクリの滝(落差30m)・全景】  (神奈川県足柄上郡山北町川西 「棚沢」

キャンプ場を抜けると、すぐに「ボウズクリの滝」に到着します。

さすがは、梅雨直前の新緑期
むせ返るような樹木の息吹に、沢靴を濡らす冷たい清水。

俺:「う~ん。美しい」

マイナスイオンフィトンチッドを浴びて、心身ともに、深いところから癒されてゆくのがわかります。

家に戻ってきて、ビデオで見ても、
この、透き通るような緑と、黒っぽい陰影の川床とのコントラストの美しさが、ビンビン伝わってくる。

子:「あのさ」
俺:「なによ」
子:「ボク、もう少し汚い滝を予想してたんだ」
俺:「は? 汚い滝?」

次男君曰く、

ネットで「ボウズクリの滝」を画像検索すると、水量がしょぼかったり、滝壺に流木が散乱していたりと、あまりいい写真がないらしいのです。

俺:「それって、おまえの検索能力が低いだけじゃないの?」
子:「バカにすんな!」
俺:「あるいは、オレ様の写真技術が、格段に向上した結果とか」
娘:(笑)

娘に、鼻で笑われた?

ボウズクリの滝・主部
【ボウズクリの滝・主部アップ】

子:「でも、滝って、本当に一期一会だね」
俺:「だな。今回は大当たり

そう。
緑輝く滝姿を収めることができた幸運に感謝。

娘:「ねね、なんでボウズクリなんて変テコな名前が付いてるの?」
子:「そりゃあ、滝に打たれるお坊さんが、たくさんいたからだろ」

この滝、「坊作りの滝」という字をあてるらしいのです。

娘:「ふ~ん。お坊さん製造機
俺:「そう考えると、なんだか尊い感じがしないか?」
子:「しない。しょせんはキャンプ場の観光目玉」
俺:「そうは言ったって、滝の背負っている歴史も、観瀑の大切な要素でしょうが」
子:「別に、この滝、芭蕉、関係ないし」

ああ、そうでした。
次男君にとっては、「歴史の重み=芭蕉」だった…

子:「そうだねえ、あえて芭蕉をからめるなら…」

月日は百代の過客にして、行かう年も、また旅人なり。

子:「…この一節こそ、相応しいな」
娘:「どういう意味?」
子:「いにしえの聖なる滝も、時の流れの中で、アッという間に俗化してしまいました」

ちょっと待てや!
おまえそれ翻案し過ぎだろ。
元の文意が、跡形もねえじゃねえか!

娘:「でも、変わらないものもあるじゃんね」
子:「なんだよ?」

娘:「滝の癒し」




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神秘

子:「ふおおお双門!」


本棚(左・右岸側)と、カラ棚(右・左岸側)  (神奈川県足柄上郡山北町中川 「西丹沢」

そうなのです。

大雨後の西沢・本棚には、左岸側からもう一本、滝が落ちていました。
その名も「カラ棚」

その昔訪瀑した時は、確かピーカン続きのお天気で、沢も涸れ気味だったため、本棚の記憶しか残っていません。
そもそも「カラ棚」という滝があることすら、知りませんでした。

子:「まさに、大雨後限定のスペクタクル!」
俺:「その通り!」
子:「しかも、本棚『カラ棚』ってなんだ! 知らなかったゼ」
俺:「な? 現地って、行ってみるもんだろ」

娘がテレビ画面に近づいて行きます。

娘:「ねね、本棚とカラ棚の間にも、なんか、ちょろんと滝が懸かってない?」
俺:「気にするな。ただのオマケだ」


カラ棚(落差60m)・全景】

そして!
本棚&カラ棚神秘は、これだけではありません。

娘:「カラ棚って、ひょっとして二段に分かれてる?」
子:「え? マジ?」
俺:「フ…気づいたか」

そう。

本棚と同じくらいの高さから落水しているように見える「カラ棚」ですが、
よ~く目を凝らすと、さらにその奥に、もう一段、高瀑が懸かっているのが見えてきます。

子:「これはスゲー!」
娘:「あたしが発見したんだよ!」
子:「コレ、確実に、落差60mを越えるだろ」
娘:「お父さん、もっとアップにして?」


【カラ棚・上段部アップ】

子:「うわ~、奥の上段部、かなりあるわ」
俺:「なかなかだろ」
娘:「でも、せっかくスゴイのに、もったいないね~」

もったない?

娘:「ふだん水が流れてないから、カラ棚なんでしょ?」
俺:「そうだな」
娘:「しっかり水量があれば、本棚が、もっともっとキレイに引き立つのに」

いや、今でも、充分キレイだと思うけど…

子:「ちょっと待て。おまえ、いま、聞き捨てならんことを言ったぞ」
娘:「は? なにが?」
子:「水量が多い方が良い、というのは認める」
娘:「当然」
子:「だけど、カラ棚は、決して、本棚の添え物なんかじゃないぜ」

娘:「は? どう見たって衛星滝でしょ」
子:「はあ? 落差60mの高瀑だろ!」
娘:「しょせん、涸れ滝のワキ役!」

じっと睨み合う兄妹。

俺:「まあ、待て」

間に割って入るわたくし。

俺:「その話、落差至上主義耽美主義の激突だから、結局、どこまで行っても平行線だと思うぞ」
娘:「たんびしゅぎって?」
子:「それはなあ、ボクが、『落差こそ、滝の真実である』と考えるように…」
娘:「うん」
子:「おまえが、『美こそ、滝の真実だ』と考えてるってことだろ」
娘:「へえ…」

黙考する娘。

娘:「…お父さんは、どっちが、より真実だと思う?」

そしてまた、微妙な訊き方を…

俺:「…そうだな。どちらの考え方も、最後は、滝の『神秘』に収斂されると、オレは思うぞ」

子:「…」
娘:「…」
俺:「なんだ?」
子:「神秘って…」

子:「なんという、便利な言葉!」




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雨どい

丹沢の西沢瀑布群を、引き続き、写真とビデオで家族観賞中です。

娘:「これは、絶対に雨どい
子:「なんという造形!」

そう!

滝の左岸側に、一段低くなったルンゼがあるにもかかわらず、わざわざ右岸の尾根側に、溝を掘るようにして落水している「本棚」
まるで、この滝だけが、自然の物理法則を超越してしまっているかのような、不思議な感覚を呼び起こします。

子:「これは、見れば見るほど、不思議な滝だ」


本棚(落差40m)・全景】  (神奈川県足柄上郡山北町中川 「西丹沢」

下棚から歩いて10分あまりのところにある「本棚」

わたくし、その昔に訪瀑した際には、一部で囁かれていた「丹沢唯一の100m滝」という話を、素直に信じていました。

しかし、今は、そこまで素人ではありません。

俺:「どう見ても落差40mだな」
子:「だね。やっぱり、落口が狭く溝みたいになっているのが、落差を見誤る原因じゃない?」
俺:「上が狭く、下が広がっているからな。それで、実際より高く見えるんだろうな」

落差に対する見解が、次男君と一致。

娘:「そんなことより、落口が雨どいなのが、すごく強烈だよ」
子:「新潟の浜滝も似たような落口なんだけどなあ。スケールが段違いだろ、これ」
俺:「もう、西沢瀑布群の盟主ですから」

娘:「王者の風格?」

子&俺:「それだ!」

本棚・落口
【本棚・落口アップ】

娘:「ねね、やっぱり緑がまぶしくて、キレイだね~」
子:「ボクは今、『自然の神秘』を目の当たりにしている~」
俺:「ふ。そうか」

どうやら、本題に突入する時がきたようです。

俺:「おまえら、『本棚』神秘は、これだけじゃないんだよ」
子&娘:「ホント?」

俺:「さあ、見るがいい!



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衝撃の次回!!  (嘘)
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不確定要素

再び、マスゴミが流さない辺りの小ネタ情報です。


【壱】
今年に入ってから、幸福の科学の影響力が地味に強まってきており、
これが、政治においても経済においても、不確定要素となりつつある。

渓流
【渓流】


【弐】
2月。幸福の科学が、『日銀総裁とのスピリチュアル対談』を発刊。
すると、今までデフレ対策を拒んでいた日銀が、米FRBと歩調を合わせる形で、急遽、追加金融緩和政策を決定。
マスゴミは、これを「事実上のインフレ目標導入」と報道。
民主の某政策勉強会では、とある経済分野の権威が、この本を推奨しているとの情報。

【参】
3月。幸福の科学が、『財務省のスピリチュアル診断』を発刊。
すると、それまであまり耳にしたこともなかった「勝 栄二郎 財務次官」の名前が、急に各方面で取りざたされるようになり、あっと言う間に、財務省包囲網、というか、勝包囲網が形成される。
この勝財務次官こそ、消費税増税の黒幕。



【沢の風景】


【肆】
幸福の科学は、現在、映画「ファイナル・ジャッジメント」を、日活の配給で、全国公開している。
テーマは、「中国による、日本への軍事侵略」。
切迫している国防危機を目前に、この映画を当ててくる辺りに、彼らの戦略が見える。

【伍】
そして地味に好評価。
これが伏流水のようになると、いざ非常事態に陥った時には、国防に関する国論が、9月ぐらいには良い方向へ大きく変わっている可能性。

【陸】
宗教法人の組織力を背景に、マスゴミの向こうを張った、遠慮の無い情報発信。
その、自民でも充分に切り込めない、〈超〉保守的なオピニオンには、逆に、自民を弱める働きがある。
民主は、幸福の科学提言の政策をパクることで、この力をちゃっかり利用。





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ツボ

ついに、来てしまいました。

俺:「ふおおおお」

これまでさんざんフラグが立っていた、西丹沢中川川・西沢に懸かる下棚です。
もう何年も来ていませんでしたが、その美しさは相変わらず。


下棚(落差25m)・全景】  (神奈川県足柄上郡山北町中川 「西丹沢」

もう一つ、相変わらずなもの。

それは、休日でもないのに、午前早くから既に駐車場は満杯状態。
混み混みです。

ただ、ほとんどの方が登山目的の様で、わたくしみたいな滝見は少数派。
それなりに静かな観瀑が期待できそうです。

入渓前に、今日の登山情報を確認すると、いざ、出発。

愛知県民の森を歩いてた時は、丹沢と似てるな~とか思いましたが、
実際に丹沢に来てみると、渓相が全然違う。
とにかく、明るいのです。

俺:「いや~、丹沢って、こんなに眩しかったんだ」

しかも、以前来た時は、滝に着くまでが、果てしなく長く感じられましたが、
今回は、なんだかアッサリと着いてしましました。

俺:(ムフフ。オレって成長してるかも)

もしそうなら、きっと、訪瀑の積み重ねの成果に違いありません。

下棚・落口
【下棚・落口アップ】

妻:「沢だけじゃないわ。緑も眩しいわよ」
娘:「もうすぐ梅雨だもの」

テレビの滝画像を前に、家族で盛り上がっています。

子:「でも、渓谷全体が明るいのは、どちらかと言うと、川床の石が白っぽいせいだと思う」
俺:「それ、あるな!」
子:「沢自体、愛知県民の森より大きいから、樹木がかぶさっていないのも、大きなポイントだ」

今日の次男君のご指摘、なかなかスルドイではないですか。

娘:「ふ~ん。キレイだなあ」
俺:「さすがは丹沢だろ」
娘:「ふ~ん。行きたいなあ」
俺:「いいぞお」
娘:「ふ~ん。いいなあ」
俺:「お…」

沈黙。

俺:「おまえ、オレの話、聞いてる?」
娘:「ふ~ん。聞いてるけど?」
俺:「ああもうハイハイ、分かりました。丹沢に行きたいのね?」
娘:「ぶう」

まったく、こういうとろが素直じゃない。

俺:「だけど6月はもうムリだぜ? おまえらと休みが合わないし」
娘:「ぶうぶう」

次男君が、私の耳元まで来て、ささやきます。

子:(あれだ。きっと、新緑の美しいのが、激しくツボったんだよ)




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