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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

ごめん

【アーカイブ 「伊那の滝」】

子:「よっしゃあ! 不動滝だああ!!」

ようやく吐き気が治まって、なんとなく元気になってきたわたくしは、
次男君の強烈なリクエストにお応えすべく、伊那路にまで足を伸ばすことにしました。

子:「う~、楽しみだゼ!」
娘:「そんなイイ滝なの?」
子:「落差は50m!」
娘:「結構あるね」
子:「なんで百選に選ばれなかったのかっていう、名瀑中の名瀑だよ!」
娘:「うわ~」

車の後ろで、なんだか盛り上がっている子供たち。

子:「しかも、駐車場からすぐらしいゼ!」
娘:「お手軽ってこと?」
子:「その通り!」


大島不動滝(落差50m)・全景】  (長野県下伊那郡高森町大島山)

子:「あれえ?」
娘:「水量が少ないね…」

暮れ行く夕陽と競争するように、滝前に立ったわたくしたちでしたが、
「大島不動滝」の滝姿は、しかし、予想とは違って、どことなく貧弱でした。

来る時期を間違えたか…。

子:「ぬああ、しかも逆光だし!」

三脚上のカメラをいじりながら、文句を言ってる次男君。

娘:「今って、一応、春だよね?」
俺:「う~ん、そのハズなんだが…」
娘:「もしかして、夏とか渇水期には、すご~くショボくなっちゃう滝なんじゃない?」
俺:「その可能性はあるかもな」

子:「ごめん」

娘:「なんで、あんたが謝るの?」


【大島不動滝・落口アップ】

子:「落口の窪んでいるところって、本来なら、ぜんぶ水が流れているんだろうな」
娘:「陰っちゃって、見えにくいし」

最初は全面的に陽が当たっていた落口の奥も、だんだんと影の部分が増えてきたようです。

娘:「うう、寒いし」
子:「ボクも寒くなってきた」
俺:「戻るか」

おもむろに駐車場へと向かいます。

娘:「ねね、車に甘酒ってあったっけ?」
俺:「あるか!!」

大島不動滝_その3
【大島不動滝・滝下から】

車に戻ると、早速、撮影してきた画像をチェックし始める子供たち。

子:「う~、楽しみだったのになあ」
娘:「ちょっと期待ハズレだったね~」
子:「落差50mに相応しい水量が欲しかったな」
娘:「だよね~」
子:「ボク、この不動滝が、なんで百選に選ばれなかったのか、分かった気がする」

観瀑前とは真逆の見解に到達した次男君。

子:「あ~あ、大雨の後なんかに、もういっぺん来てみたいなあ」
俺:「そんな、何度も来れるかよ」
娘:「でも、お手軽だったのはよかったね」
俺:「はは。まさしくそこだけだったな」

子:「ごめん」




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あれは…

【アーカイブ 「木曽の滝」 その2】

子:「悪くはない滝だけど…」

次男君の事前情報によると、「小野の滝」は、広重の中山道六十九次に描かれている、きわめて由緒のある歴史的な滝で、大阪の箕面の滝にも匹敵する名瀑なのだそうです。

が…

小野の滝とJR鉄橋
小野の滝(落差15m)・全景】  (娘撮影)  (長野県木曽郡上松町荻原)

子:「JRが走っとる…」

そうなのです。
滝の真上を、JR中央西線の鉄橋が横切っているではないですか。

俺:「もっとも、俺は大助かりなんだがな」

国道19号のわきに「小野の滝」観瀑専用の駐車スペースがあって、
滝は、その真ん前に懸かっているので、超お手軽。車の中からも、充分に滝見ができるのです。
吐き気がなかなか抜けてくれないわたくしとしては、これはありがたい。

娘:「だからって、国道と鉄道に挟まれてるのって、どうなの?」


【小野の滝・アップ】

俺:「まあ、そう言うな。見ろよ、端整な流身」
子:「うん、まあ」
俺:「萌える緑」
娘:「そう、かな」
俺:「そして、この_______」

ドゴンドゴンガダンガダン!

子&娘&俺:「「「!!!」」」

ガッガッガッガッ!

子&娘&俺:「…」

カタンカタンカタンカタン…

…。

…。

娘:「あれは…」
俺:「特急しなのだろ…」

子:「ビビった…」
俺:「ああ…」

娘:「心臓に悪い…」
俺:「ああ…」

子:「次、行こ?」




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初観瀑

【アーカイブ 「木曽の滝」 その1】

娘:「お父さん、大丈夫?」
子:「無理しなくていいから、もう少し休んで行こ?」

子供たちが心配そうに、わたくしの方を覗き込んでいます。

俺:「ああ…」

昨年の春のこと。

実は、法事の帰り、「せっかく遠出するんだし、滝にも寄ろうよ!」ということになったので、高速道路を途中で降りて、木曽の滝を巡ってみることにしたのですが…

連日連夜のハードワークで、わたくしの体力、思った以上に底を尽いていました。
もう、最初の目的地についた途端、嘔吐
慌てまくりの子供たち。

そりゃ、目の前で突然吐かれたら、誰だってビビリますわな。

娘:「ほら、お父さん、滝だから!」
子:「ほら、マイナスイオン浴びるといいよ!」

えっと…これは、ひょっとして…

俺:「…お前ら、滝さえ見せておけば、父は元気になると思っているのか?」
子&娘:「「違うの?」」

…。


唐沢の滝(落差60m)・下部全景】 (次男君撮影)  (長野県木曽郡木曽町新開)

この「唐沢の滝」、観瀑ポイントから観えるのは、残念ながら下部4段60mだけ。
この奥に、さらに上部3段40mが懸かっており、合わせて100mの大瀑布なのです。

予定では、右岸側の杣道を詰めて、上部まで確かめるハズだったのですが…

俺:「すまんな。父は力尽きている」
子:「うん、仕方ないよ。ゆっくり休んで」
娘:「お仕事、お疲れ様だね」

ああ、お前ら、なんて優しい言葉。

子:「で、僕らだけで行ってきてもいい?」
俺:「ダメに決まってるだろうっっっ!!」


【唐沢の滝・滝下から】 (次男君撮影)

子:「そんな危険なことしないから。滝下でビデオ撮るだけだし」
娘:「そうそう。他の人たちと同じだよ?」

二本木温泉の湯治客と思われる方々が、結構、観瀑に来られています。
小さなお子様までいて、なんだか楽しそう。

子:「ね?」
娘:「ね?」

ああもう、わかりました。先に行ってよし。

俺:「気力が湧いてきたら、俺も追いかけるから」
子:「無理しなくていいよ。ちゃんと写真も撮ってくる」

最近、三脚を使って写真を撮ることを覚えた次男君。
やる気まんまんです。

娘:「ビデオは、わたしにまかせて!」

うわ~、それは心配だ…


【唐沢の滝・左岸の観瀑広場から】 (次男君撮影)

ガチャ!(車の扉を開ける音)

ふと気づくと、わたくし、車のシートで爆睡していたらしい。

娘:「うわ~! 楽しかった!」
子:「堪能したゼ」
娘:「お父さんのいない滝見も、案外いいね」
子:「そんなこと言ってると、おまえ、チュウされっぞ?」
娘:「大丈夫。あたしの護りは鉄壁だから」

ガチャガチャと機材を片付ける子供たち。
結局、わたくし、滝には行かず仕舞い、でした。

子:「では、兄妹だけの初観瀑を記念して」
娘:「記念して」
子&娘:「「乾杯~」」

…!

俺:「おい、お前ら、何をしている!」
子:「あ、お父さん、起きた」
娘:「ジュースでお祝いしてるの」
俺:「あ、ジュースね」

で、わたくしの分は?

娘:「まだ、寝てていいよ」




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インフルエンザ

インフルエンザにやられました。


無名滝(落差10m)・全景】  (新潟県新潟市西蒲区五ケ浜)

扁桃腺が腫れまくりで、安静にしてます。
次週は、何とか記事をアップしたいです…

あ、写真の方は、いわゆる弥彦連峰の角田山に懸かる無名滝です。


【無名滝・落口アップ】


m(_ _)m


Waterfalls in Japan





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認めるよ

弥彦山の麓、越後七浦シーサイドライン立壁トンネルを抜けてすぐのこと。

俺:「あれはなんだ?」

一瞬、わたくしの視界をよぎった白い流身。
なんだか、木々の隙間から滝が見えた気が…。

慌ててユーターンして近くのスペースに車を停め、崖下まで来てみると…


無名滝(目測落差40m)・中段部概観】  (新潟県新潟市西蒲区間瀬)

俺:「ふおおお! こんなところにも滝がある!」

これが、結構な規模の滑滝が落ちているではないですか。

いや、もうホントに滝だらけ。

これ、夏だったら、樹木の陰に隠れてしまって、決して発見できなかったでしょう。
木の葉が落ちてしまっている今だからこその出会い。
さらに目を凝らして観察すると、滝の上流側から、導水パイプが引かれているのが見えます。

俺:「ふむ。ってことは、あの辺りに作業用の杣道があるか…」

道があるのならば、スーツに革靴でも、滝の側に近づくことが充分可能なのでは。

俺:「よおし。チャレンジ!」


【無名滝・上段部】

俺:「キタキター!」

滝の落口に向かって、革靴でゆけるギリギリの所まで詰めてみたら、
なんと、滝の上段部は、本流の滑滝と、支流の直瀑双門になっている!

こんなショボい沢に、なんというスペクタクル!
これは、わざわざ登ってきた甲斐があったってもんです。

俺:「この滝最高のクライマックスが、道路からは見えないなんて」

そして下流を振り返れば、滑滝がそのまま海に注ぎ込むような不思議な景色。


【無名滝・下流部を遠望】

みんな:「「うわー!」」

滝映像に歓声を上げる子供たち。

娘:「これはキレイだね~」
子:「海まで、こんなに近いんだ。美しい」
俺:「いやあ」

思わず照れるわたくし。

俺:「靴なんかしっかり準備してたら、もっと美しい写真が撮れたかと思うと、ちょっぴり残念だけどな」
子:「しょうがないよ。滝は、一期一会だから」

確かに、滝って、一期一会なところがあります。
実際にこのあと、新潟は大雪が降り、不順な天候が続きました。
だから、こんなショットが撮れたのは、この日のこの時間帯のみ。

子:「お父さんは、ビッグ・チャンスをものにしたってことだよね」
俺:「そうかもな」
子:「うん、認めるよ

何をだい?

子:「ショボ滝には、ショボ滝の魅力があるってこと」




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それなりの

冬の弥彦山の特徴の一つに、雪の積もり方が偏っている点を挙げることができます。
つまり、山頂部や平野側には結構な積雪があるのですが、
海側にはほとんど積もっていないのです。

俺:「雪って、潮風で吹き飛ばされたり、融けたりするんかいな?」

まあ、おかげさまで、我がベンツも快適なドライブを満喫できるワケですが。
しばらくすると、次なる目的地が道路の先に見えてきました。

俺:「おお、きたきた」


浜滝(落差15m)・全景】  (新潟県長岡市寺泊野積)

う~ん、迸る水!

越後七浦シーサイドラインの白眉は、なんと言っても、この「浜滝」でしょう。
周囲の季節滝とは違って、この「浜滝」、近辺唯一の通年滝らしい。
文字通り、弥彦山の西面に懸かる滝たちの盟主。

俺:「それにしても、この滝姿、なんかデジャヴやな…」

そうなのです。
右岸側に、大きなルンゼと言うか、谷地形があるにもかかわらず、そこには水が流れないで、わざわざ尾根部に溝を掘るようにして水流が下ってくる、この独特の感じ。

俺:「…そうか。丹沢の本棚に似てるわ、これ」

そう言えば…
ヒルが大嫌いなわたくし、しばらく丹沢に行っていないことを思い出しました。
あそこも、滝の宝庫だった記憶があります。

今年の夏にでも、計画しよっかな…


【浜滝・滝壺付近よりアップ】

俺:「で、浜滝、どうよ?」
子:「これ、ショボ滝じゃないし」

映像を前に次男君。

子:「ショボ滝は、しょせんショボ滝。だけど、この浜滝は、どう見たって立派な滝じゃん!」
娘:「え~、どこが? あたし、この岩肌が絶対イヤ。寒ボロ出るから!」

フム。

弥彦山はもともと火山で、あちこちに溶岩地形が残っています。
その、まるでコンクリートでもって砂礫を固めたような、岩肌の微妙なブツブツ。
これが、お嬢さんにはダメなようなのです。

子:「分かんないかなあ。これこそ火山の造形美。地球のドラマでしょ」
娘:「ブツブツは、しょせんブツブツ
俺:「フハハハハハ!」

突然の父の哄笑に、ビビッと振り向く子供たち。

子:「へっ、なに?」
娘:「な、何かおかしい?」
俺:「おまたち、よく聴くがよいぞ」

俺:「ショボ滝にもブツブツにも、見る人が見れば、それなりの良さがあるということである!」




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買った!

本年最初の観瀑地を新潟に決めた翌日のことです。

本年最初の出張が、何の因果か、新潟に決まりました。
もっとも、ウィーク・デイなので、あまり観瀑時間が取れないのが「玉に瑕」。

俺:「でもこれは…ラッキーなのか?」

事前情報によると、冬から春にかけての弥彦山は、雪による増水で「滝だらけ」になるらしい。

旧案内人様:『まあ、越後七浦シーサイドラインをゆっくり走ってみて下さいよ。あちこち滝が懸かってますから』

ムフフ。
これは楽しみです。


無名滝(落差7m)・全景】  (新潟県新潟市西蒲区五ヶ浜)

俺:「うお! こんなところに海岸滝が!」

そう、早速でした!

弥彦山に近づいてきたところで、五ヶ浜海岸の駐車場に車を乗り入れ、
周りの景色を眺めつつ車外に出てみたら…

あれ?

あらぬ方向から、なんだか水しぶきが飛んでくるではないですか。
飛沫に誘われるように、波打ち際に降りてゆくと…

ドーンと、虹を背負った海岸滝

俺:「ふおおお、滝、発見!」

コレ、以前は、海岸観光の目玉だったのでしょうか。
波の力でバラバラに破壊された遊歩道のコンクリートに、冷たいシャワーを降らせています。

俺:「う~む。いわゆる夢のあとですか…」


【無名滝(落差7m)・落口】

この無名滝、キレイな苔の付着具合からして、恐らく夏や秋には涸れ滝になるのではないかと思います。
滝壺が海っていうのも、なかなかイイものです。
ごろごろっとした岩肌も、独特な雰囲気。

もっとも、
海岸線には隣国からの漂流物と思われる、ハングル入りのペットボトルやらプラスチックやらが散見され、とても美しいとはいえない状況。

俺:「むう。滝の魅力が半減しとる…」

強風に飛ばされた隣国産のゴミが、カラカラ音を立てながら転がってゆく様は、なんともやるせない。


無名滝(目測落差20m)・上中段】  (新潟県新潟市西蒲区五ヶ浜)

駐車場に戻ると、今度は、道路を挟んだ正面断崖に、行きには気付かなかった滝を発見!

俺:「うわ。ホントに滝だらけ!」

こちらの滝も少なめの水量で、吹き荒れる海風に、どんどん姿を変えてゆく。

俺:「どうよ?」

映像をチェックしている次男君に感想を求めてみました。

子:「どの滝もショボいね」

辛口。

俺:「おいおい、滝ノ沢F1みたいなのと比べるなよ? こちらは、どの滝も、夏には涸れるだろう季節滝なんだから」
子:「まあ、そうなんだけどさ」

「むむ」と腕を組む次男君。

子:「わざわざ新潟までショボ滝を観に行ったワケ?」

ムカ。言ってくれるじゃないですか。

俺:「あのな、ショボ滝にはショボ滝の魅力があるだろ」
子:「はあ?」

子:「よし、そのケンカ、買った!




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というワケで、次回!
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