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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

ぶっ飛ぶ

ひどい雨です。

俺:「フフ。ついに、新兵器・ゴアテックス製レインウェアの威力を試す時が来た!」

川は、水量は多いものの、水の色は、まだ濁りの少ない透明なまま。
午後から晴れる予報ですし、雷の心配も無いので、思い切って、観瀑に踏み切ることにしました。
新しいギアを使う時って、ワクワク・ドキドキします。

俺:「やっぱ違うなあ…」

暑くて汗が噴き出しているハズなのに、一体どこから湿気が抜けてゆくのでしょうか。
爽やかゴアテックス、なんという威力!

俺:「濡れないのに蒸れない。こりゃたまらん。最高じゃあ!」

以前、妻のために登山靴を買った折、店員さんから、

店:「足回りだけじゃダメですよ。レインウェア選びも、命を守る大切な要です」

と、さんざんご講義を賜ったのですが、
それを覚えていた妻が、今回、すんなりとレインウェア購入に、ゴーサインを出してくれたのでした。

俺:「妻よ、ありがとう。そして、ありがとう!」

新型レインウェアの素晴らしい機能を味わうこと30分余り。ニヤニヤ歩いている内に、目的の観瀑ポイントが近づいてきました。

段々と樹木の隙間からが見えてきます。

俺:「ほおぉぉ…」


滑川大滝(落差80m)・全景】  (山形県米沢市大沢 『大滝沢』

俺:「…ぉぉおおおおおお!!」

なんちゅう半端ないスケール!

三本滝の黒沢の滝や、鈴ヶ滝湯滝など、
これまでも、幾つか分岐瀑を観てはきましたが、この滝、飛びぬけています。
何と言うか、次元が違うのです。

これ、日本か?
ホントに日本の景色なのか?


撮影がひと段落する頃には、靄もだいぶ消えて、周りの景色がハッキリしてきました。
雨が小降りになってきたので、次の撮影場所へ移動するため、木陰から出て、ふと見上げると…

俺:「ななな…」

今度は、滑川大滝の下流・上部左岸側に、水流は細いものの、とんでもない落差の滝が…

俺:「なんだ、あれは!」

滑川布滝_その2
布滝(落差100m)・主部】

これ、滝と認定できる部分だけでも、およそ100mはあると思われます。


【布滝・遠景】

少なくとも、スラブの部分は完全にでしょうから、
その傾斜角度を基準にすれば、
本流に流れ込むまでの全てを「滝」と考えることもできるかも知れません。

もしそうならば、一体、何メートルの落差になるんだろ…
こんな巨大な衛星滝を従えているなんて…

滑川大滝凄すぎる!

なんだかもう、ゴアテックスの感動も、
大滝の前では小さなケシつぶとなって、ぶっ飛んでしまいました。

俺:「大自然の前では、しょせん俺たち人間は、小さな存在にしか過ぎないのだなあ…」

まざまざと、自然の造形力神秘の力を思い知らせてくれる巨瀑でした。



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撤退


それは、わたくしを決断させるのに充分でした。

そう。

燕温泉手前の公共駐車場に、我がベンツを停め、
登山道めがけて、温泉街を抜けてゆき…

俺:「燕の惣滝直瀑な上に落差は80mもある。フフフ」

それはそれは、わたくしの胸中で期待も高まっていたのですが…

俺:「なんじゃこの雪の量は~!!!」

登山道入り口で、立ち尽くすわたくし。

もう、歩いていると、汗が吹き出てくるような陽気なのです。
もちろん、わたくしは、初夏に相応しい姿をしています。

しかし、現実は、登山道を塞いでいる、とんでもない量の残雪

俺:「ぐああああああ~」

ですが、落ち着いてよく見ると、
雪の上にかなりしっかりとした踏み跡があるではないですか。

結構な数の方々が、この雪の中を滝見しておられるのか…?

俺:「そうか…。俺も、少しチャレンジしてみようか…」


そうめん滝(落差50m)・全景】  (新潟県妙高市関山 『燕温泉』

道中、雪解けの頃が最も美しいと言われている「そうめん滝」が、谷の対岸に掛かっているのが見えます。

最も、わたくしの予測では、もう少しに彩られているハズだったので、
色彩的には、若干、期待ハズレな感じ。


【そうめん滝・遠景】

しばし、そうめん滝の姿を楽しんだあと、いよいよ、惣滝に向けて歩き出します。

が…

俺:「うお! 道が無くなっとる!」

なんと!
雪崩なのか知りませんが、道ごとザックリと削り取られて、谷底まで持っていかれている!
そして、周りの雪量は、ますます増えるばかり。

俺:「キケンだ」

わたくしの中のアラームが鳴り出します。

俺:「我が子よ、すまん。しかし、命は大切なのだよ」

その時、ドーンという鈍い音が、谷の奥から響いてきました。
どうやら、雪崩が起きているか、雪渓が崩壊しているようなのです。

俺:(うわああヤバ過ぎる…。来るのが早すぎたんだ)

次男君の残念がる顔が目に浮かぶんですが、こればっかりは仕方がない。

撤退!



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新潟プロジェクト、未完…
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滝と宇宙…

さて、鈴ヶ滝だけで終わっていた新潟県百選滝訪瀑。
いよいよ本年をもって、全3滝訪瀑を完結すべく、新潟プロジェクトを始動することにしました。

子:「でさ、今クラスでは、UFOで盛り上がってるんだ」

はい? いきなり話が飛んだぞ?

子:「レプタリアンっていう、トカゲ型の人間を食べる獰猛な宇宙人がいてね…」
俺:「はあ?」
子:「グレイっていうサイボーグ宇宙人を培養して、手下に使ってるんだけど…」
俺:「はあ…」
子:「ハガレン(アニメ)みたいだろ」
俺:「まてまてまて。お前は、何を言おうとしている?」

なんでも…

次男君によると、クラスのお友達がお父さんと一緒にUFOを目撃したとかで、にわかUFO専門家が増殖中なのだそうです。
ちなみに、次男君の立ち位置は、そのにわか専門家たちの末席にあたるんだとか。

子:「もし、UFOを見た前後の記憶がなかったら、それは確実にアブダクションされているんだ」
俺:「アブダクションって…誘拐のことか…」
子:「でも、人間の反撃を喰らうのが怖いので、そういう下請け兵士の役割は、グレイにさせるらしいんだよ」
俺:「下請けって…」
子:「でね、グレイにとって、レプタリアンは神なんだって」

あのな、いい加減にせんかい。

子:「だって、お父さん、朝一で滝に行ったりするでしょ」
俺:「おう!」
子:「そういう寂しい場所で、よくアブダクションが起きているという事実がある」
俺:「お…う…」
子:「だから、気をつけてね?」
俺:「…」

で、朝一でに着いたのはいいのですが…

そうなのです。
もう、行きがけに変な話を聞いたもんだから、
観瀑台の駐車場で夜明けを待つ2時間の、この落ち着かないことといったら!

子:「でも安心して。グレイには弱点があるらしんだ」
俺:「お、おう」
子:「両足の親指の付け根のツボを強く押すと、グレイの体は解体するんだって」
俺:「…」
子:「念を込めて『お前の足親指を押しちゃうぞ!』とテレパシーで脅すと、グレイは退散するよ!」

あああ!
次男君に聞かされたグレイ撃退法が、ただただ自分の勇気の拠り所となっているのが、なんだか情けなくて寒くて悲しすぎる…

苗名滝_その4
苗名滝(落差55m)・遠景】  (新潟県妙高市杉野沢 『関川』

ゴールデンウィークも過ぎたと言うのに、妙高高原には、結構な雪が残っています。
駐車場から観瀑台までの遊歩道も、あちこちぬかるんでいて、まだまだ本格的な春は未到な感じ。

渓流を眺めていると、レプ…とかグレ…とかいった単語が、頭から流れ去っていくのが分かります。

俺:「そうだ。地球の自然は偉大なのだ」


【苗名滝・全景】

俺:「う~ん、美しいなあ」

そしてこの迫力

滝壺に落下する水のエネルギー量は半端なく、あたかも谷中を震動させているかのよう。


【苗名滝・正面】

子:「だからさ、震動する滝ってのが、苗名滝のもともとの語源なんだよ」

さっそくビデオを前に、ウンチクを垂れる次男君。

妻:「ビデオでこれなんだから、現場では、もっと凄いんでしょうね」
子:「あああ行きたいなあ。今年の夏休みとか、ダメ?」
俺:「むむむ。お母さんとの滝協定・第四条がな…」
妻:「下見であろうと、一度行った滝は、再訪しませんだったわね?」

ぶうっとムクれる次男君。

俺:「こんなに水量があるのは春先だけだぞ。盛夏になって水量が減れば、当然ショボくなるしな」
妻:「そんなの、行っても、もったいないでしょう」
子:「うーん」
俺:「それに…」

わざと声のトーンを落として、次男君に囁きます…

俺:「おれは、アブダクションが嫌いなのだ」
子:「!」

ギョッとする次男君。

子:「ま、まままままさか出たの?」

ふ。次男君、ビビってるビビってる。

俺:「フハハハハハハハ!」



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霊能者

【アーカイブ 「福島県の滝」 その6】

俺:「これは、絶対ムリだ」

福島県のツムジクラ滝の観瀑台から、ヤセ尾根を降って、滝直下に通じるハズの道。
今や、こんもりと夏草に覆われ、どう見てもただの絶壁にしか見えません。
もう、わたくしの如き素人が手を出せる限界を超えています。

観瀑台からでは、かなり下の方に、を見下ろすことになるので、
の迫力や高度感が、いまいち伝わってこないのが残念なのですが…

俺:「むう。仕方があるまい」


ツムジクラ滝(落差85m)・遠景】  (福島県河沼郡柳津町大成沢前田 『南沢』

福島県随一の「紅葉の名所」とのことだったので、本音を言えば、秋のハイシーズンに来てみたいところ。
この時期では、残念ながら、の景観がすっかり草木に喰われ、緑の海に埋もれています。
とってもびみょ~な感じ。

次男君の『行ってみたい滝リスト』を見ると、
もしかしたら、美しさ・福島県NO.1滝の可能性。
ぜひ、行きたい。
行けなくても、最低、美しい映像が見たい。
などというメモ書きが…。

俺:「あと、1ヶ月遅ければなあ…」

つむじ倉滝_その7
【ツムジクラ滝・上中段部】

子:「お父さん、この、いまいちビビッと来ないんだけど」
妻:「緑が濃くて、かえって、景色に変化が少ないせいかしら?」
子:「まさか、評判倒れ…」
娘:「なんで、これで85mもあるワケ?」
子:「ま、竜化の滝なんかよりは、明らかに迫力に欠けるよね」

みんな:「うんうん」

娘:「どうして『ツムジクラ』って言うの?」
子:「が上下に分れているじゃん? これが『つむじ』を巻いているように見えるところから来ているらしいんだ」

みんな:「ふーん」

娘:「で、つむじってどんなんだっけ?」
子:「そりゃ、おまえ………お父さんに聞けよ」
妻:「そうね。わたしも聞きたいわ」

お。ここで、わたくしの出番ですな。

俺:「仕方がないなあ。では、次の映像を観てくれ」

つむじ倉滝_その11
【ツムジクラ滝・上段滝壺アップ】

俺:「これが、つむじと言われる所以である」


沈黙。


子:「…お父さん。わけが分からないよ
娘:「意味不!」
妻:「この写真の何がつむじなの? あなたの脳内にある因果が見えてこないんだけど…」

むう…
しかし、これ以上、説明のしようがないぞ。

俺:「これはきっと、感性の問題なのだ」
みんな:「感性?」
俺:「そう。昔の人には、これがつむじに見えた。しかし、君らには見えない。非情なことだが、これが真実である」

みんな:「ふ~ん」

子:「お父さんが、霊能者だったなんて…」



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ドンマイ

【アーカイブ 「福島県の滝」 その5】

子:「この滝上のゴルジュ、すげ!」
俺:「そうだろ、そうだろ」
子:「どんな世界が広がっているんだろう」
俺:「想像つかんな」
子:「沢登りとか、記録、ないの?」
俺:「いやあ、きっと火山ガスとかで、遡行できないんじゃないか」

次男君の愛読書にも、綺麗な紅葉時の写真が掲載されている「白糸の滝」
落差が大きい上に、比較的お手軽に観れるということで、行ってみたのですが…
実際に来てみてビックリ!

写真で観るのと、なんでこんなに違うのだ?

とにかく、実物のスケール感が半端ないのです。
テレビの写真画像で観ている間は、何のことはない反応だった次男君も、
動画になって、そのスケールが露わになった途端、画面にへばりついて見入っています。

娘:「お兄ちゃん、ジャマだよ。滝が見えないじゃない」
子:「お前もここに来てみろ。この岩が半端ないぜ」
妻:「へえ、そんなに凄いの?」

なんだか、みんな、ビデオに吸い寄せられてゆく。

白糸の滝(安達太良山)_その7
白糸の滝(落差60m)・全景】  (福島県耶麻郡猪苗代町蚕養沼尻山甲 『沼尻高原』

夏草の茂る沼尻スキー場のデコボコ道を、慎重な運転で駆け抜けると、
終点の安達太良山沼尻登山口で車を停めます。
白糸の滝は、そこから、徒歩でわずか5分ほどの展望台から観える滝なのですが…

もう、そこらじゅうに、
危険!有毒性火山ガス!命の保障なし!
絶対、バリエーションルートになんか入るんじゃねえぞ!
みたいな趣旨の警告看板が立っていて、なかなかビビらせてくれます。

俺:(ま、こんな膝じゃあ、そんなに歩けないし。安心しなさい)

ふと気が付くと、看板にしゃべりかけているわたくし。

俺:(ハッ! いかんいかんっ。…むう。家族がいないと寂しい…)


【白糸の滝・落口アップ】

子:「だけど、惜しいよな~」
娘:「このケーブルのこと?」
子:「やっぱ、わかる?」

テレビに向かって指差す次男君。

そうなのです。
滝前の広大な谷を、温泉まで湯の花を引くためのケーブルが、空を横切っているのです。

子:「これって、ドンマイ過ぎるだろ!」

それは、あたかも黒い紐状の文明の利器が、突如、壮大で美しい景色のキャンバスを切り裂くがごとく。

子:「う~ん」
妻:「スケールの大きな滝なのにね」
子:「う~ん」
娘:「もったいないね」
子:「う~ん」

息子よ、何を唸っているのだ?

子:「この白糸の滝、やっぱ、百選かな~」

は? これ、百選なんかと全く関係ない滝のハズだろ?

子:「いや、あのね、ぼくが作成中の『残念な滝・百選』
俺:「残念な滝って…」
娘:「それ、何か意味があるの?」
子:「いや、ない」

ないのかい。

子:「ないけど、作っちゃったんだよ。いいじゃんか」
娘&妻:「ふーん」
子:「で、愛称考えた」

なぜ、そんなものに愛称まで付けるのか理解に苦しむが、一応、聞いておいてやろう。

子:「ドンマイ・フォールズ」

みんな:「…」



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