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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

流木名人


娘:「だって、死体が沈んでるように見えたんだもん」
兄:「んなワケね~し!」
子:「おまえって、やっぱ、ばかなの?」
娘:「ちがう! ねえ、お父さん、助けて!!」

え…
ただいま、滝ビデオを家族で鑑賞しながら、たいへん盛り上がっております。

俺:「いやあ。そりゃ、やっぱただの流木…どおっ!」

娘:「死体みたいだったじゃないっ!」
子:「あ、お父さん死んだ」
兄:「今のは痛いよ」

俺:「てめえ、いま、肩、肩でタックルしただろう!」
娘:「肩じゃないし。頭突きした」
俺:「…」

そもそもこのビデオ、みんなへのクリスマス・プレゼントとして、わたくしが準備したものです。

1時間ほど前。

みんな:「「「クリスマス、おめでとう!」」」
子供達:「ねえねえ、お父さん、今年のクリスマス・プレゼントはなに?」

ふふふ。それはもちろん!この1年の集大成として、父、自らが撮影・編集した、
究極の滝DVD『日本の滝 (Waterfalls in Japan)』 じゃあ!!

兄&娘:「…」
子:「うお~! パチパチパチ…って、…アレ?」


…。


…。


…耐えられない沈黙…


妻:「鑑賞タイムです」

おもむろに、DVDの再生を始める妻。
それはそれは、お通夜みたいな観賞会が始まったのですが…

「天狗の滝」
あたりから、急に、異様な盛り上がりが。


天狗の滝(落差60m)・全景】
  (長野県松本市奈川 『奈川滝沢』

妻:「へえ~。こんなキレイなだったっけ?」
子:「これくらい落差があると、やっぱ、イイ感じだね」
娘:「でしょ! あたしが撮ったんだもん」
兄:「いや、これ、ブレ過ぎじゃね?」

確かに、こんなブレブレが続くと、乗り物に酔った感じになりそうです。


【奈川渡ダム・梓湖】


娘:「ここであたし、死体を発見したんだよ~」
子&兄:「はあ~?」

いっせいに画面に群がる我が家。

兄:「これは、流木だって!」
妻:「ダム湖に沈んだ枯れ木じゃないの?」
子:「枯れ木でビンゴ!」

というワケで、上の会話につながるのですが…


梓湖・ヤギ沢対岸の無名滝(落差不明)】
(娘撮影)  (長野県松本市奈川 『梓湖』

俺:「まあなんだ、泣くな。このはキレイに撮れてるぞ?」
娘:「フン」
兄:「まあ、いいんじゃないの?」

そう。紅葉は、どんなでも映えるのです。

子:「しかたがないなあ。ボクが君に滝名人の称号を授けてあげよう」
娘:「はあ? なに偉そうに」
俺:「じゃあ、流木名人…どおっ!」

脇腹に突き刺さる、娘の頭突き。

メ、メリー・クリスマス
…orz



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皆様も良い年末を。
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心がけ

【アーカイブ 「11月の安曇野の滝たち」・その3】

以前、わたくしが人生最大の危機を迎えていたとき、当然ながら、妻ともモメてしまいました。
その時の反省から、爾来、わたくしが心がけていることがあります。

妻の話を、トコトン聞くこと。


様々な出来事を通して妻が感じた喜怒哀楽を、自分も共有すること。
それまでは、妻の話を最後まで聞かずに、話をぶった切ってわたくしの結論を申し述べると、それで話が終わってしまう、というパターンでしたが、そんなんではダメなのだ、と。

未熟なことに、この、話を最後まで聞きながら「喜怒哀楽を共有する」というコトが、妻といわず、女性にとってどれだけ大事なことなのか、あの時初めて知ったのでした。

そしてもう一つ。

自分の野望から失敗談まで、トコトン話すこと。


夫が何を考え、何を志しているかを知ることが、妻にとってのエネルギー源になるのだそうです。そして、夫の抱えている辛さを共有できることが、妻としての誇りなのだ、と。

妻からこの話を聞いた時、わたくし、泣きました。

ところが。

お爺ちゃん・お婆ちゃんと微妙な関係になってしまってからというもの、わたくしたちの会話を聞かれて、もめる可能性が出てきたので、家では、あまりディープな話ができなくなってしまったのです。

そこで、今では、滝見がすっかり夫婦の会話タイムに。


大水沢の滝(落差40m)・全景】
(次男君撮影)  (長野県安曇野市堀金烏川 『大水沢』

俺:「お前の言う通り、共有スペースは風呂周りと、キッチン、ダイニングだけにして…」
妻:「うん」
俺:「…後は、完全分離しようって、お爺ちゃんに提案してみるよ」
妻:「そう。でないと、今の子供たちには、落ちつける場所がないわ」
俺:「そうだなあ…」

そこに割り込んでくる子供たち。

娘:「ねえねえ、何むずかしい話してんの。ちゃんと見てる?」
子:「そうだよ、お父さん。味わってるの?」
娘:「せっかく家族で旅行に来てるのに、そんなんじゃ、つまんない!」

妻:「あらあら、ごめんなさい」

あああ、すまん、妻よ。
今日の滝見には、夫婦の安らぎはないようです。

子:「ほら、夕日が差し込んで、が輝いて見える!」


【大水沢の滝・上段アップ】
(次男君撮影)

この辺り、既に紅葉の季節を過ぎていましたが、葉が散ってしまったので、かえっての流身がよく見えます。

娘:「うわー、きれい」
子:「ボクのカメラの腕で、この瞬間を切り取ってみせよう」
娘:「ぜったいムリ!」
子:「よおし。あとで、写真品評会な。お母さんにジャッジしてもらおう」
娘:「え~、お母さん、甘いじゃん」
子:「じゃあ、お父さんか?」
娘:「もっとダメ」

おまえら…

妻:「あなた、眉間にシワが寄ってるわよ」
俺:「あれ?」
妻:「夫婦の会話は、いつでもできるから」

ありゃ、そんなの、顔に出てましたか?

妻:「ふふふ。愛してる」
俺:(赤面!)



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むう。「夫のデレが嬉しい」って…
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廃道

【アーカイブ 「11月の安曇野の滝たち」・その2】

黒沢の滝
を出ると、温泉「ほりでーゆ~」で妻たちと合流。
そのまま「大水沢の滝」に向かいます。
東屋のある散策路を右手に見ながら、滝見遊歩道の入口に着いたのですが…

なんか駐車スペース、枯れ草ボウボウですよ?
立派な公衆トイレがあるので、ここで間違いないと思うのですが…

妻:「ほんとに、ここでいいの?」

いや、自信ないです。
ちょっと荒れ過ぎだし。

俺:「少し様子をみてくる」
子:「ボクも行く!」
娘:「わたしも!」

トレッキングシューズに履き替えて、いざ、出陣!

ところが…

子:「お父さん…」
俺:「おう…」
娘:「橋がボロボロだよ…」

すぐの対岸に渡る橋、床板が抜け落ちて、大変キケンです。

俺:「君ら、車に戻ってて。俺、一人で偵察してくるから」
子&娘:「わかった」

道、しっかり踏まれてはいるようですが、もう、遊歩道というレベルではありません。
途中、崖が崩れててトラバースさせられるし。
それでも10分ほど進むと、ついに終点…

じゃないです。

滝壺
を見学できるはずの道は、すっかり川に流されて、途切れていました。

廃道だ、これは。


「滝壺まで行って、滝を味わう」
みたいな、ぼんやりとしたわたくしの野望は、ここで早くも挫折してしまったのでした。


【烏川渓谷】
  (長野県安曇野市堀金烏川)

車に戻ると、すぐ対岸にある新しい観瀑台へ移動。

娘:「最初から、こっちに来ればよかったね」



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娘のツッコミに脱力…
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パパ

【アーカイブ 「11月の安曇野の滝たち」・その1】

長野県の安曇野市にある「黒沢の滝」に来ています。

何日か前に、次男君、いったいどこから持ってきたのか、
「蕎麦の花が咲きほこる安曇野のパンフ」にすっかり魅せられてしまい、
「今は、そんな季節じゃないぞ」って言っても、どうしても安曇野に来たかったそうなのです。

が…

子:「ねえ、お父さんのこと、『パパ』って呼んでいい?」

のっけから、何を言い出すのだ、君は。

最近、アニメ「エウレカセブン」がマイブームの次男君。
主人公の少年が、とある夫婦の養子になりかける、というエピソードがあるのですが、そこから何やらインスパイアされたらしい…

俺:「そうだなあ」
子:「ダメ?」

つまりは、次男君の心の中では、

【敬意・遠い】  <<< お父さん <<< パパ 【親しみ・近い】

ということなのでしょう。
まあ、世間一般にも、そういうところがありますし、わたくし自身、「パパ」と呼ばれても構わないのですが…

大和言葉の美しさも捨てがたい…

俺:「『お父さん』のもともとの意味って、知ってるか?」
子:「知らない」
俺:「『家の中におられる尊い人』という意味だな」
子:「ふーん…」

俺:「じゃあ、『パパ』はどうだ?」
子:「知らないよ」
俺:「『家の中のタバコさん』という意味だな」
子:「へえ~」

俺:「おまえ、どっちがいい?」
子:「…」

あ、考え込んでる、考え込んでる。


黒沢の滝(落差20m)・全景】
  (長野県安曇野市三郷小倉 『黒沢』

山里近くとはいえ、さすがアルプス自然が深いです。
裏山みたいに見える、ここ「黒沢山」が、なんと標高2051m。2千メートル峰!
に続く林道の入口には浄水場があって、この辺り、地域の水源の森となっているようです。

なんか、滝の水美味しそう

俺:「ここで紅茶沸かして飲んだりしたら、たまらんだろうなあ」
子:「それ、いいじゃん。今日は飲めないの?」
俺:「コンロや食器がないし」
子:「な~んだ。滝は、味あわなきゃ

おう、それだ!!

「滝を味わう」

さすが我が子、なんというひらめき!


【黒沢の滝・正面】


子:「ねえ。さっきの話の続きだけど、じゃあ、『お母さん』って、なんなの?」
俺:「『家の中の太陽のような人』です」
子:「『ママ』は?」
俺:「『家の中のごはんさん』だな」
子:「ふ~ん」


【黒沢の滝・瀑水】
(次男君撮影)

滝の滴
が眩しいです。

ふふふ。
「滝を味わう」
ってこの考え方、実に良いぞ。
考えれば考えるほど、ナイス・アイディアだ、「紅茶」!

やっぱ、この冬、新しいコンパクト・タイプのコンロとコッヘル、買っちゃおうか。
でも、そうすると、妻がなあ。なんと言うかなあ。

子:「よし、決めた!」
俺:「へっ、何を?」
子:「やっぱり、『お父さん』にする!」



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友人が、娘に「父」と呼ばせていました…
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ベスト・テン


休日の、くつろぎの午後のこと。

俺:「そろそろ、滝シーズン終了だけど、今年のベスト・テン、挙げてみてよ」
子:「ベスト・テン?」

次男君の退院後、ひたすら滝に行きまくった、わたくしたち。
夏休みが終わった時点では、訪問した滝は、まだ7滝しかなかったのに、気付いたら、いつの間にか、40滝に迫ろうとしているではないですか!

妻:「加減というものを知らないんだから」

はい。まことにその通りでございます…

【本年の滝 ベスト・テン】(次男君選)

1位 : 北精進ヶ滝
2位 : 善五郎の滝
3位 : 三本滝
4位 : 番所大滝
5位 : 称名滝
6位 : 見返り滝
7位 : 板敷大滝


なるほど。
ここまでは、順当な感じです。

ちなみに、こちらは、次男君が選んだ「ベスト・ショット」。

澗満滝_その4
【今年のベスト・ショット『澗満滝』】

ところが…
次男君、最後の3つに、意外な滝名を挙げてきました。

8位 : 華厳の滝
9位 : 黒沢の滝
10位 : 大水沢の滝


俺:「なんでコレ?」
子:「よかったから」
俺:「何が良かったの」
子:「う~ん。よかったから」
俺:「……」

なんだか、ワケが分かりません。

ふむ。




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次回、アーカイブ「黒沢の滝」
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至福の瞬間


子:「おおお! 本物の北精進ヶ滝だ!」
俺:「おうよ」
子:「スゲーぞ!!」

ふふふ。父として、してやったりの反応。


北精進ヶ滝(落差121m)、九段の滝(落差60m)・全景】
  (山梨県北杜市武川町黒澤 『石空渓谷』

次男君、ガンガン写真を撮りまくってます。

子:「お、光が入って、いい画になった!」

…ん? それ、どっかで聞いたようなセリフだ…

ああ、わかりました。
次男君、あなた、アニメ「エウレカセブン」の見過ぎです。


【北精進ヶ滝・上中段】


子:「ねえ、お父さん」
俺:「うん?」
子:「さっきの滝屋の話しの続きだけどね…」
俺:「うん」

次男君、カメラで北精進ヶ滝を狙ったまま、話しかけてきます。

子:「ボク、お父さんの息子に生まれてきて、よかったと思った」

え…?

いい、いきなり何を言い出すのだ!

あれ?あれ?

いかん…目から鼻水が…


九段の滝・アップ】


子:「お父さんが歳をとっても、ボク、一緒に暮らせたらいいな」

次々と胸をしめつけられるわたくし。
ヤバイぞ、わたくし。

このままだと、嗚咽してしまう…

俺:「う、そ、それはプロポーズかい?」
子:「え?」

一瞬、何を言われたのか分からなかった次男君。

子:「…いまの、ギャグ?」

横を向いたまま、ピースするわたくし。

子:「ぶはははははは!(爆笑)」
俺:「…(弱笑)…」

それは、
二人の間にあたたかな空気の流れる、至福の瞬間でした。



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巨瀑の気配


案内パンフによると、

石空(いしうとろ)渓谷道には、けっこうキケンな箇所があります」

とのことでしたが、来てみると、どうしてどうして。遊歩道、しっかり整備されてます。
靴など足回りをキッチリ固めれば、普通の子供でも、充分にトレッキングが楽しめるんじゃないでしょうか。

確かに、初見の滝「高巻きのハシゴ」などは、極めてスリリングですが…。


初見の滝・ハシゴから俯瞰】
  (山梨県北杜市武川町黒澤 『石空渓谷』

次男君、ハシゴを着実に登っていきます。

う~ん、危なげなくて、安心して見てられますなあ。

わたくしには、もう、日常生活レベルではぜんぜん問題ないように感じられます。
存外、運動系機能の回復が早まっているのかも知れません。

いや、ホントにありがたい。



見返の滝(三の滝)(落差5m)・全景】


石空渓谷
は、岩肌も砂地も白っぽくて、全体に明るい印象。

板敷渓谷
とは好対照。

しかも、次から次へとが現れてきて、心が癒されます。


赤岩の滝(落差4m)・全景】


そして!
サワグルミの林のあたりから、いよいよ、巨瀑の気配が濃厚に漂い始めます。

子:「…あれは!」

お、次男君が沈黙を破ったぞ…

俺:「あ、こら! 走るんじゃねえ!」



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