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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

まんぞく


時間が経つほどに、道路は、車だけでなく、紅葉狩りのハイカーたちで溢れてきて大変です。
事故だけは起こさないよう、慎重に運転します。

しかし、こんな山奥で人ごみにもまれるとは。

俺:「この先も混んでいるようだったら、帰ろうかなあ」
娘:「じゃあ、温泉に行きたい」
俺:「…もっと混んでるよ」

ところが!
次の目的地・七味温泉に向かう枝道に入ったとたん、人の気配がキレイに消えてしまいました。
温泉入口の駐車スペースもガラガラ。

娘:「、きっと、また独り占めだよ!」

川沿いの林道をてくてく歩いて行くと、ようやく、深い深い秋の息吹に包まれる感覚が。
橋をひとつ越えて、
林道の【この先、関係者以外、立入禁止】の看板右手から、七味大滝の登山道に入ります。

娘:「…あと420mもあるよ?」
俺:「すぐすぐ」
娘:「…クマとかいない?」
俺:「熊鈴あるから大丈夫」

流石のお嬢さんも、秋の静寂に圧倒され始めたか。


七味大滝(落差40m)・全景】
  (長野県上高井郡高山村牧 『松川渓谷』

娘:「この滝、小っちゃ」
俺:「は?」
娘:「雷滝には負けるね」

あの、その判断基準は、「滝音の迫力」ですか。
この滝
雷滝よりひとまわり大きいんですけど。


【七味大滝・落口アップ】


娘:「あっ! サル!」
俺:「えっ! どこどこ?」
娘:「ほら、あそこ! ワオキツネザル?

いや。ここ、マダガスカルじゃないし。

娘:「すっごいモミジ~」
俺:「ホントだな~」
娘:「サルまで見ちゃった」
俺:「まんぞく?」
娘:「うん!」

来てよかった、と心から思える素晴らしいでした。




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老いの苦しみ


妻が精神的にまいってきたようです。

担当の看護婦さんに事情をお話しし、
少し強行軍ですが、心のリフレッシュに、袋田の滝へ出かけました。

俺:「だいぶヘコんでる?」
妻:「…お婆ちゃんとのことが心配なのよ」

実は先日、わたくし、自分の母ですので、お婆ちゃんとサシでお話しをしてみたのです。

が…

残念ながら、お婆ちゃんは、もう昔の「聡明な母」ではなくなっていました。

婆:「どうして、みんな、私を嫌うの!」

なぜ、次男君が倒れたのか。わたくしたちが、いかに彼を追い詰めてしまっていたのか。
順を追ってお伝えしてみたのですが…逆ギレさせてしまいました。

結局、「今の自分が認められているか、否か」がお婆ちゃんの全てであって、
「孫の立場に立って考えてみる」とか、
「自分の過ちを認めて、改める」とかいった余地は、ほとんど無いようでした。

う~ん。これが老いの苦しみというヤツなんでしょうか…。

さて、
車を土産物屋さんの駐車場に入れて、
5分ほど歩くと、観瀑台に続くトンネルの入り口。

通行料300円を払ってトンネルを抜けると、すぐにが見えてきます。


袋田の滝(落差120m)・4段目を横から】
  (茨城県久慈郡大子町袋田 『滝川』

妻:「うわあ」


【袋田の滝・2~4段目を正面から】


妻の表情がほころぶのを見て、少しウレシイわたくし。
昨日までの雨で、かなり流量が増えているみたいです。

俺:「せっかくだから、上まで登ってみようや」

奥のエレベーターで、第三デッキまで登ってみました。


【袋田の滝・全景】


ふいに、涙ぐむ妻。

妻:「本当に、なんとかやっていけるのかしら…」




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シルバー襲来!


松川渓谷
は、有名な紅葉の名所なので、休日の観光客の出足は、かなり早いようです。
川沿いの道、既にそれなりの交通量になってます。

次の目的地「雷滝」の駐車場に到着すると、早速、遊歩道を川に向かって降りて行きました。

娘:「でも、このは、きっと、わたしたちが一番の乗りだね」
俺:「だといいなあ」
娘:「あ、ちがった」

下から、デッカイ撮影機材を抱えたカメラマンの御一行様がやってきました。
もう、撮影が終わったのか?
しかも、駐車場には、何も止まってなかったぞ? どこから来たんだろう…


雷滝(落差30m)・落口上段】
  (長野県上高井郡高山村牧 『松川渓谷』

ここ、滝の裏を通って、対岸まで、グルッと周って行くことができます。
いわゆる、「裏見の滝」ですね。

娘:「…いね!」
俺:「なんだって?」
娘:「…と思う…」
俺:「だから、何?」
娘:「…てるの…」

瀑水の轟音で、何も聞こえやしない。


【雷滝・下段滝壺】


娘:「…ね…そ…」
俺:「雷滝って、その名の通りじゃないか」
娘:「…ってね…」
俺:「が近すぎて、一枚に収まらないんだよ」
娘:「…がと…ね」

この会話、噛み合ってるんだか、いないんだか…

そろそろ体が冷えてきたので、娘の手を取って、強引に引き返すことにしました。

娘:「お父さん、凄かったね」
俺:「これぞ、豪瀑だな」
娘:「滝、独り占めしちゃったね」
俺:「でも、すぐに人が来ると思うぞ」
娘:「あ、ホントだ」

げげ!
なんだ、あの団体は?

遊歩道の階段を、シルバー世代の皆様が埋め尽くし、滝に向かって降りてくる!

娘:「こんにちは!」
シ:「あらあ、お譲ちゃん、元気ね~」

娘よ、のんきに会話を楽しんでる場合じゃないぞ。

案の定、駐車場に戻ったら、この狭い所に観光バスが止まってて、駐車待ちの列ができてる!

俺:「次、行くぞ!」

こりゃあ、ぼやぼやしてられません。




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沢登りの誘惑?


ドクターによると、点滴による投薬の結果、次男君の病状は、次第に収まりつつあるとのこと。

ほんとうによかった…。


しかし、副作用で体が痛いのと、時間があり過ぎてヒマなのが、とてもつらいようです。

ようし!
『未来少年 コナン』
『交響詩篇 エウレカセブン』
『銀河漂流伝説 バイファム』
などなど、次男君の好きなアニメのDVD・BOXを差し入れちゃおう。

そして!
そこに、コッソリと、撮りためた滝の映像DVDをしのばせてみました。

子:「お父さん、このDVD、いいね」
俺:「そうだろう、そうだろう」
子:「とくに、この滝、いいじゃん」
俺:「どれどれ」


見返り滝(落差150m)・上中段】
  (新潟県村上市岩崩 『アシド沢』

へえ、鈴ヶ滝に行った時、ついでに寄った「見返り滝」ですか。
写真品評会の時は、ガン無視された滝じゃないの。いったいどうしたわけ?

子:「落差が100m超えるだけど、途中で向きが変わるので、全部は見えないんだ」
俺:「ふむふむ」
子:「滝壺ってあるのかな」
俺:「どうだろう」
子:「行ってみたいな~」

う~む。「見返り滝」の滝下に行くためには、確か沢登りしなければいけなかったハズ…

俺:「そりゃ、プロの沢屋の世界じゃないかなあ」
子:「行ってみたいな~」
俺:「…」
子:「行ってみたいな~」


【見返り滝・上段アップ】


どうも、落差が100mを超える、というのが訴求ポイントのようです。

俺:「まあ、元気になったら、考えようや」

そう。じっくり、あせらずいけばいいから。




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炸裂!


ついに娘が「爆発」しました。

頭では、「今、家族に何が起こっており、お父さん・お母さんが何をしなければならないか」くらい分かっているのですが、
感情の部分、「次兄が、お父さん・お母さんを独り占めしている」コトへのやきもちが、とうとう「制御不能」になってしまったのです。

娘:「お兄ちゃんばっか、ズルい!」
俺:「そうだなあ」
娘:「ズルい!!」(号泣)
俺:「う~む、どうして欲しいの?」
娘:「わたしもに行きたい!」
俺:「は?」

お嬢さん、あなた、に興味があったのですか?

いや、違うな。
自分もお父さんを独り占めしたいのがホンネで、「滝」はただの口実だろうなあ。

俺:「よおし。じゃあ、さっそく今から出かけるぞ!」

行先は…
こんど、次男君と一緒に行くつもりだった、長野県の松川渓谷へ。

日の出前の薄暗闇の中、最初の観瀑台に到着すると…

なんと!
地元のカメラマンたちが、既に、滝前のベストポジションを占拠している!


八滝(落差180m)・全景】
  (長野県上高井郡高山村牧 『松川渓谷』

娘:「紅葉、撮るの?」
俺:「ああ」
娘:「何枚撮るの?」
俺:「そうだなあ」
娘:「どこらへん、撮るの?」
俺:「…」

お嬢さん、マシンガン・トーク炸裂!
ひたすら喋りまくり。
それは、もう、「失われた時間」を取り戻そうとするがごとく。


【八滝・上中段・アップ】


俺:「キレイな紅葉だな~」
娘:「あたし、もっと凄いモミジ、見たことある」
俺:「へえ、どこで?」
娘:「あのね、今日の方が、全体的に紅く染まってる。だってね、山が全部モミジだし…」(続く)

おいおい、「凄いモミジ」の話は、どこへ行った?

ひとり朝の静寂を破る、娘のお喋り。
あああ、周りのカメラマンからは、クスクス笑いが…

俺:「よし! つぎ行くぞ」
娘:「え~、もう行くの?」

だって、わたくし、これ以上衆目に耐えられません!




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緊急入院


次男君が緊急入院しました。

先日の夜遅く、次男君が、仕事先にまで、わたくしに電話をかけてきたのです。

子:「お父さん、ボクの脚、診てくれる? まっすぐ歩けないんだ」(泣)

妙に言葉もたどたどしいし、
その前日にも、なんでもないところで転び、したたかに頭部を打ったらしく、学校の先生から、妻あてに緊急電話があったばかりでした。

あまりにも変なので、翌朝一番で病院に駆け込むと、即、緊急入院となりました。

急性散在性脳脊髄炎


本来、自分を護るハズの免疫システムが、自分の脳細胞を攻撃する、という病気だそうです。

強く思い当たる原因があります。
二世帯家族間の子育てカルチャーの激突です。

次男君
は、わたくしの両親と同居するまでは、いつも我が家の笑いの中心であり、我が家のムードメーカーでした。
妻のおおらかな性格と、よくマッチしていたと思います。

わたくしの両親、特にお婆ちゃんは、商売人の4人兄弟の末娘であったため、常に厳しい兄弟間競争にさらされ、「親にとって、『良い子』であることに、全てを賭ける」ような子供時代を送ってきました。
なので、長男ではない子が、親に愛されたり、ほめられたり、甘えたりする事に対し、無意識のうちに、嫉妬の感情が湧いてくるようなのです。本人は、全く無自覚なんですけど。

そのため、核家族で暮らしていた頃には受け入れられていたコトが、
二世帯で暮らし始めたとたん、全面否定されはじめて、
次男君にとっては、世界の全てが、ひっくり返ってしまったのです。

「ぜんぜん、そんなことはないんだよ。キミは愛されているし、受け入れられているんだよ」というメッセージを込めて、次男君と一緒に「滝」を始めたのでしたが…


【夏・善五郎の滝】
 (次男君撮影)

妻も、「初めての二世帯」ということで、わたくしの両親に、一生懸命、合わせて頑張ってくれていました。
それが、今回、次男君を追い込んでしまったんだと、激しい後悔に苛まされている様子。

しばらくは、家のこと、つまり、次男君の兄と妹の面倒は、わたくしが頑張ることとし、
妻には、病院で、次男君に付き添ってもらうことにしました。


【虹と子供たち・善五郎の滝前で】
 (妻撮影)

ドクターの話では、今後、どんな後遺症が残るかも分からない、と。

何があってもいいように、親として、覚悟を固めなければなりません。


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山里の秘滝


次男君の「行ってみたい滝リスト」によれば、「鈴ヶ滝の山里近くに『布曳滝』という、いい滝がある」とのことだったので、寄ってみることにしました。

ところが…
滝まで続く道の入口が分かりません。
結局、集落の中を20分ほどさ迷った挙句、集会所向かいのお母さんに、道を尋ねました。

お母さん:「…そこ…おく…まっすぐ…」

わたくし、いちおう新潟の下越の方言、ほぼ完璧に聴き取れるハズなのですが、村上市まで来ると、言語的には、ほとんど山形県になるのでしょうか?
お母さんの語りには、東北の独特のリズムがあって、残念ながら、研究不足のわたくしには、個々の単語がわずかに聴き取れたのみ。

でも、滝に続く道がわかったので、丁重にお礼を申し上げて、車を進めました。

…って!
巨大な倒木が道を塞いでいる!

いや、ちょっと待て。
メジャーを出して、倒木下の開口部を測ると、160cmあります。

よ~し。いつもの立体駐車場同じ高さだな。ならば、そのままGO!


布曳滝(落差45m)・全景】
  (新潟県村上市板屋越)

おおお!
予想を遥かに超えた「美瀑」です。
我が子よ、ありがとう!

滝前には、わりとしっかりした木製ベンチまであります。
…もっとも、ほとんど使われていない様子ですが。

左岸の小崖上には、小さな祠が。ここも信仰の滝なのですね。


【布曳滝・落口・アップ】


地形図をみると、隣の沢には「女滝」がかかっているようなので、
せっかくだから、足を延ばしてみます。
地元の方々が整備しておられるのか、女滝まで、しっかりした巻道が伸びています。

でも、地形図からすると、15分は歩かされるかな。
いいや、沢靴はいてるし、このまま沢伝いに行ってしまえ。

5分かかりませんでした。


女滝(落差15m)・全景】


布曳滝(男滝)を観た後だと、感想は、「ちょっと、いまひとつ」ということになるのでしょうか。
(でも、谷が薄暗いので、初スローシャッター!)

帰宅後、さっそくこれらの写真を目にした次男君、

子:「ふ~ん」

ありゃ。
鈴ヶ滝以外は、どうでもいいらしい。

なぜ、「おススメ・リスト」に入れたんだい?




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鈴谷渓谷


百選滝・「鈴ヶ滝」
のかかる「鈴谷渓谷」は、標高こそ300m~400m程度しかありませんが、
その深山幽谷ぶり、その景観には圧倒されます。

ちょうど大雨の後だったので、わたくしが行った時は、
渓谷対岸の切り立った斜面に、ざっと見ただけで、6本の無名滝がかかっていました。


林道対岸の無名滝(目測落差70m)・中段部分】
  (新潟県村上市高根 『鈴谷渓谷』

水流は細いし、融雪時や大雨後にしか現れない滝かとは思うのですが、
どの滝も、落差が70m~100mはあると思われ、圧巻です。

子:「え~? この写真、ショボいじゃん」

いや、実際に行ってみたら、絶対にそのセリフ、言えないと思うぞ。

逆に、旅行パンフで期待を膨らませていた、
鈴ヶ滝
手前の小滝ノ沢にかかる「鈴ノ小滝」

実際に来てみたら…
落口の上に林道の橋はかかっているわ、滝の手前にトラロープはあるわで、ビミョ~でした。


鈴ノ小滝(落差38m)・全景】


うまく滝上の橋を、木の葉で隠せたと思ったら…
あらま。
右端にトラロープが入ってしまった。


【鈴ノ小滝・滝壺】


う~ん。我ながら、あんまり情熱の感じられないフレーミングだなあ。
滝のカタチは美しいのになあ。

次男君たちも、わたくしの撮ってきた写真とパンフとを見比べています。

妻:「(パンフ見て)ふう。さすがプロだわね」
子:「でも、お父さんの写真もキレイだよ」
妻:「そう?」

ははは。

子:「だって、木の葉が美しいじゃん」
妻:「滝は?」
子:「…」

次回にご期待ください、はい。




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