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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

帰りがけ

鱒返しの滝へ向かう途中、登山道が分岐して「千丈滝」へと向かっていました。

俺:「だがな、ほぼ時間切れだったし、夏涸れの滝って聞いてたし」

なので、車に戻ると、早々に滝装備を解除。
千丈滝への道は敢えて進まずに、そのまま今回の観瀑ツアーを終えようと思っていたのです。

俺:「そしたら、帰りの車道から千丈滝が観瀑できちゃったのだ」

千丈滝・雄滝_その1
千丈滝・雄滝(落差109m)・遠望】(鳥取県琴浦町山川)

妻:「幸運だったわね」
俺:「そうなのよ」
子:「かろうじて水流が目視できるってレベルか」
俺:「こんだけ滝らしかったら、結構なヒットらしい」
妻:「そうなの」
娘:「こういうタイプって、夏がショボイのは仕方がないじゃんね」

春先や大雨の後などは、天空から降り注ぐ龍の如く、轟瀑かつ高瀑へと変貌するらしい。

子:「そちらが本番だろ!」
兄:「それでも、まあ、雄滝の落差109mってのは確かに凄いわ」

千丈滝・雌滝_その1
千丈滝・雌滝(落差90m)・遠望】(鳥取県琴浦町山川)

妻:「流身周りの岩肌の露出度が高いわね」

そう!
まさに、増水時の激しさを物語っているようです。

娘:「そんなに増水バージョンがいいなら、春にリベンジすれば?」
子:「だが、鳥取だぜ?」
兄:「簡単には行けんし」
俺:「そうなんだよ。遠いんだよ」

気軽にリベンジできる距離ではありません。

妻:「それに、財布にも優しくないから」

……。

千丈滝・一望_その1
【千丈滝・両滝遠望】

妻:「凄い崖。これって外輪山の名残り?」
俺:「どうだろ」
娘:「こう、グオーッと見上げる感じなのがよくわかるよねえ」

このアングルは、滝を下から眺めていますが、
実は、船上山の避難小屋近くから見下ろす感じの、ベスト観瀑スポットがあるらしいのです。

子:「ほほう」
俺:「そこからだと、両滝とも全景が丸見えになる」

ちょうど対岸から滝を眺め下ろす感じでしょうか。

兄:「まあ、いつかチャンスがあったらな~」
娘:「だよね~」
妻:「あるのかしらね~」




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文明の音

ブオォーブババババ!

観瀑ポイントまで線路沿いの旧道を歩いていたら、
JR高山本線を猪谷駅から登ってきた特急ひだが、豪速でわたくしの横を走り抜けて行きました。

俺:「げげげ。スゲー迫力!」

渓谷に響き渡るカミンズエンジンの全開音!

俺:「アングルもいいし、実は撮り鉄(鉄道撮影マニア)の穴場じゃねえの?」

宮川不動滝_その1
東加賀沢不動滝(落差70m)・本瀑遠望】(岐阜県飛騨市宮川町『東加賀沢』

国道360号線が越路トンネルを抜けるようになり、川沿いのウネウネした旧道の入口にゲートが出来て以来、すっかり幻の滝となってしまった東加賀沢不動滝

現在では、高山本線を行き交う列車の中から一瞬遠望できるのみで、
滝の存在を知らなければ、ほぼ見過ごしてしまうものと思われます。

俺:「昔は街道沿いの滝として崇められていたらしいんだが」
子:「ほう」
俺:「何でも、滝の上には不動堂まであったという」
子:「ほほう」

しかし、過去の繁栄も、今は見る影もなし。
人影の無い宮川の渓谷が延々と続いているだけ。

俺:「近隣にあった村落は、全て廃村になったらしいわ」

宮川不動滝_その2
【東加賀沢不動滝・本瀑上部】

この不動滝のかかる沢の名を、ここでは「東加賀沢」としていますが、
実は、猪谷駅近辺で地元の方に聞いても、正確な沢名を確定するには到りませんでした。

子:「滝の近くに人が住まなくなって、かなりの年月が経つワケか」
俺:「後は、近隣の役所で聞くくらいかなあ」
妻:「実態は無名沢なの?」
俺:「どうなんだろう」
子:「立派な不動滝がかかっている以上、それは無いんじゃね」
娘:「案外、単純に不動沢とかだったりして」
妻:「あり得そう」
子:「うん、あり得るな」

映像は望遠レンズで撮影しているので、周囲の環境がよくわかりませんが、
実際は、高山本線のフェンス越しに、遥か対岸を遠望する形になります。

俺:「せめて、もう少しフェンスより高い所から見てみたかったね」

宮川不動滝_その3
【東加賀沢不動滝・本瀑下部】

娘:「ねね、特急ひだだっけ? ディーゼルの音が凄い」
子:「滝見の静寂を破壊する、文明の音だな」
俺:「電車の本数は、そんなに無いんだけど」

米国の会社が英国の工場で生産したディーゼルエンジンの音。
滝よりも、強く印象に残りました。




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激しい春

以前、どこかのHPで見た記憶があるのですが……

俺:「う~ん、何ていうブログやったかな」

しかし、探しても探しても出てこない。

子:「記憶違いじゃね?」
俺:「いや、行ったら、実際にその通りの滝があったから」
子:「じゃあ、一期一会で消えたんじゃね?」
俺:「ウムム」

インターネット上でも、「滝」は「一期一会」なのか……。

無名滝@小谷_その3
無名滝(目測落差100m&30m)・遠景】(長野県北安曇郡小谷村中土)

そうなのです。

以前ヒコサの滝を訪瀑した後、写真や映像を整理するにあたり、
参考になるようなブログを探してネットサーフィンしてたら、
小谷村の中谷川左岸にかかる〈幻の滝〉なる記事を発見したのでした。

スバリ、高さ500mの断崖にかかる100m級の季節滝!

その時の記憶を頼りに、わたくし、
今回、尾丸滝と一緒に訪瀑を成就。

妻:「上部の二段滝がそれね」
俺:「ああ」
子:「これは幻の名に相応しいねえ」
俺:「現地では、100mより低く見えたんだけどな」
子:「いや、地形図で見ると、しっかり100m超だぜ」
娘:「でも、滝回りの木で比べたら、60mくらいに見えない?」
妻:「木が巨木なのよ」
俺:「それ。木の葉が落ちて、滝が小さく見えるんだと思う」

無名滝@小谷_その1
【無名滝(目測落差100m)・概観】

そして、地形図でみると、滝の上部はすぐに尾根。
集水域がほとんどありません。

子:「これじゃあ、雪解けったって、最盛期しか見れないだろ」
娘:「一瞬で無くなりそう」
俺:「だろうな」
妻:「儚い命ね」

娘:「でもさ、途中の雪渓が融けたら、下の直瀑とつながるじゃん」
子:「さては巨大連瀑の誕生か!」
妻:「雪渓が消えれば水流も消えるから、ムリでしょ」
子:「……だよね」

無名滝@小谷_その2
【無名滝(目測落差30m)・概観】

何よりも、滝が注ぎ込む中谷川の、半端無い濁流ぶり!

妻:「音だけ聞くと、尾丸滝より轟音」
娘:「凄い迫力だよね」
俺:「うむ。尾丸滝より下流になるから、余計にな」
子:「あああ、かくも激しい春の訪れ
娘:「はあ?」
子:「略して、激春訪轟!
俺:「ゲキシュン……何だって?」
子:「フ」


沈黙。






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次男君、中二病真っ盛り!
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名前の由来

娘:「ねね、五郎七滝ってヘンな名前!」
俺:「しかし、蓑谷三滝の中で、一番落差のある滝である!」
娘:「でもって、雪輪がキレイだね~」
俺:「遠景だけどな~」

我が家では、滑滝が描き出す水紋のことを雪輪って呼んでます。
オリジナル出典は、愛媛県の百選滝である「雪輪の滝」

娘:「こういうの見ると、滑滝もイイなって思えてくるから不思議」

ふむ。
来年は、「雪輪の滝」に行ってみようかしら……。

五郎七滝_その2
五郎七滝(落差80m)・遠望】  (岐阜県高山市上宝町鼠餅 『沢上谷』

俺:「ちなみに、五郎七滝の名前の由来、知りたいですか?」
娘:「む。お父さんがそうやって聞くってことは、何かあるんだね」


間。


娘:「…まず、人の名前でしょ」
俺:「ピンポーン」
娘:「あと……あ! まさかニコニコ滝と同じパターン?」
俺:「ピンポーン!」

そうなのです!
五郎七という名の方が、この滝へ滑り落ちてしまった処から、
この名が付いたらしいのです。

娘:「げげ。あそこに落ちちゃったワケだ……」
俺:「落差は80m」
娘:「ふつう、助かると思う?」
俺:「俺は落ちないけどな」
娘:「うわ~、ほんとにニコニコ滝と同じじゃんか~」

五郎七滝_その1
【五郎七滝・主部アップ】

娘:「アチョ!」

そして唐突に、再び空手の演武を始める娘。

娘:「トオッ!」

あの~、
ビデオ撮影してるんで、静かにしてくれませんかね?

娘:「イヤな話を聞いちゃったから、パワー入れてる」
俺:「なんじゃそりゃ!」
娘:「あたしの演武の音で、ビデオの値打ちも上がるからね!」


……。


娘:「デヘ」




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痛し痒し

俺:「蓑谷三滝の中で、一番キレイな直瀑であるん___」
娘:「しょぼ~」
俺:「だが……」
娘:「秋も終りだから、仕方ないけどさ」

山犀滝_その1
山犀滝(岩洞滝)(落差40m)・遠望】  (岐阜県高山市上宝町鼠餅 『沢上谷』

この滝、次男君のバイブルによると、山犀滝(さんさいだき)という名で紹介されています。

ところが、あちらこちらの沢上谷(そうれだに)遡行記録には、
岩洞滝(がんどたき)と記されているものが結構あって、
どうやら、こちらの「岩洞滝」が、正式な名称のようなのです。

なのですが…

子:「バイブルの権威を傷つけることは許されない」

…そうなので、ここ「Waterfalls in Japan」では、
敢えて「山犀滝」とさせて頂きました。

山犀滝_その2
【山犀滝・落口】

娘:「ねね、カメラの遠望、あたしにも見せて」
俺:「ホレ!」
娘:「落ち葉がスゴ~イ!」

こう、沢の滑床に積もった落ち葉を、沢水が掻き分けて滝になってゆく様が、
なんとも不思議な感じ。

俺:「やっぱ、山犀滝のベストシーズンは、新緑期か紅葉期だろうなあ」
娘:「あたしたち、ちょっと遅かった?」
俺:「二週間遅れたわ」

でも、そのおかげで、
娘と二人で、この景色を独占できるのですけどね。

娘:「なんだかオフ・シーズンも、痛し痒しだ」




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