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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

祈りたい

かつて落差43mの美しい二段滝だった、名峰・大山にかかる「大山滝」

俺:「ところが、2011年の台風12号で、滝下の右岸が大崩落」
娘:「ホント?」
俺:「下段の滝壺がほぼ埋まり、今では落差31mになってしまったのだ」

大山滝_その1
大山滝(落差31m)・概観】(鳥取県琴浦町中津原 『地獄谷』

娘:「うわあ」
妻:「これじゃあ、写真集とは全く別の滝じゃない」
俺:「そうなのよ」
子:「しかも、1934年の室戸台風の前は、更に三段の滝だったんだって」
妻:「え? ホント?」
俺:「ホントです」

大山滝は、もともと三段の段瀑だったのですが、
室戸台風時の崩落で二段となります。
そして2011年の台風で、ほぼ一段の滝へと変貌してしまいました。

娘:「なんで崩落しまくり?」
子:「ふむ。なんでだろう」

大山の主な火山活動は一万年前には終了しており、
火山としては古い部類に入ります。
もしかすると、これが、崩落が進み易い理由の一つかもしれません。

俺:「別の言い方をすれば、火山の開析が進んでる、ということなんだろう」

大山滝_その2
【大山滝・下段】

俺:「さらに、崩落した右岸の崖なんだがな…」
娘:「うん」
俺:「見上げると、まだまだ崩落途中の感じやったわ」
子:「げ、マジか!」

もしかすると、一段目の主瀑布も、
今後の崩落状況によっては、だいぶ埋まってしまうのではないかと思われます。

子:「僕、大山滝が、できるだけ永く滝である続けることを祈りたい

大山滝_その3
【大山滝・上段落口付近】

妻:「でも、更に崩落の危険があるって……ここ、観光地なんでしょ」
俺:「まあ、そうなんだけど」

そしてなんと!
登山道を戻ってきたら、一向平野営場のゲートで「登山届け」を出さなければいけなかったらしいことが発覚しました。

娘:「滝に行くだけで?」
俺:「そう」
妻:「小学生でも充分に楽しめるコースだったんじゃないの?」
俺:「それでも、届け出すらしい」
娘:「えええ」
子:「ここは逆に考えるんだ。崩落の危険があってもなお滝を見せてくれるなんてラッキー!」


娘&妻:「「……」」


我が家の滝訓として、よく「一期一会」というフレーズが飛び交いますが、
今回の大山滝訪問は、特にそれを強く感じさせてくれました。

子:「あ~あ。美しい二段滝のうちに訪瀑しておきたかったねえ」
俺:「いかにも」




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当たり!

大雨が降った、とある翌日のこと。

俺:「よし。急遽、行き先を変更しよう!」

そう。
水量の増減が激しい滝は、
大雨後こそ最大の観瀑チャンス。

俺:「ふふふ、行けー!」

常清滝_その1
常清滝(落差126m)・概観】(広島県三次市作木町下作木)

兄:「おおお」
娘:「やっぱ迫力ある!」
子:「集水域の狭い滝なのにねえ」

家に帰ると、早速、映像のお披露目会をしました。
西日を浴びて光り輝く常清滝の映像に、
家族の反応は超良好です。

妻:「緑豊かな感じ」
娘:「ねね、一番上の滝って、だいぶ奥の方から落ちてきてる?」
兄:「だろうな」
子:「さらに、二段目が幅広のカーテン状だから、余計にそう見えるし」
妻:「さすが百選
子:「ここでちょっと聞いて欲しい」

不意に、テレビ画像を指差す次男君。

子:「この滝、三つに分かれてるけど、実は、それぞれに名前があるんだよ」

【常清滝】(総落差126m)

上段:荒波の滝(落差36m)
中段:白糸の滝(落差69m)
下段:玉水の滝(落差21m)


兄:「ほう。やっぱり白糸が一番見応えあるか」
子:「落差に比例するからね」

常清滝_その2
【常清滝・白糸の滝アップ】

俺:「どうや。大雨後を狙って行っただけのことはあっただろ」

少なくとも、手持ちの資料では、
これより水量の多い映像は見つかりませんでしたから。

妻:「そうね」
娘:「ねね、これ、白糸の滝の裏側にが生えてるじゃんね?」
兄:「明らかに、普段は水が落ちてませんわ」
子:「まさに最大水量

常清滝_その3
【常清滝・荒波の滝・落口アップ】

当日は、滝下だと水飛沫でレンズがすぐに曇ってしまうため、
向かいの高台にある観瀑所から撮影しました。

俺:「でないと、飛沫を避けられないのよ」
兄:「そうだろうな」
子:「想像以上の豪瀑ぶり」
妻:「いい時に行ったわね」
娘:「当たり!」




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対車上狙い

俺:「おおう、怪しい」

土佐の名瀑大樽の滝に向かう途上。
見るからに<車上狙いです>という様相の西アジア人が、
路肩に停めた中古らしき車の中から、こちらを睥睨していました。

俺:「取りあえず通報っと」

わたくしの友人も、先般車上狙いに遭って、怒髪天を突いていたばかり。

そんな話を耳にした直後なので、こっそり地元警察に通報すると、
ある程度の観瀑客数になるまで、わたくし自身も駐車場で待機することにしたのでした。

大樽の滝_その1
大樽の滝(落差34m)・全景】(高知県高岡郡越知町越知甲 『大樽谷』

俺:「くそ、暑い!」

観瀑は行き帰りとも、観光客で人影が途切れないタイミングを見計らって
一気に滝までスパート。

俺:「あ、アゴがあがる……」

トレイルランニングもどきで、全速力で滝に到着。
で、即行で撮影開始。
ある程度の写真と映像を撮ったら、直ぐに撤収。

俺:「スピード命!」

機材に汗が滴り落ちてきますが、構っていられません。
韋駄天の如く駐車場まで駆け戻ってくると、
早速、我がベンツの無事を確認します。

そして、滝壺でワイワイやっていた若いご家族の安全を期すべく、次の観瀑客が来るまで、ゆっくり時間を掛けて駐車場で息を整えるわたくし。

俺:「あ、来た!」

そこへ、パトカーがサイレンを鳴らさずにやってきました。

俺:「ホッ」

一安心したわたくしは、
次の観瀑地に向けて、静かに車を発進させるのでした。

俺:「おおお、あれが噂に聞く職質か!」

大樽の滝_その2
【大樽の滝・落口アップ】

娘:「えええ? でもその人、車上狙いじゃなかったかも知れないじゃない」

わたくしの話を聞くと、途端に異を唱える娘。

兄:「確かにオヤジの話通りじゃ、あからさま過ぎるし、頭悪過ぎるだろ」
俺:「うん。でも、大樽の滝周りって車上狙いの頻発地域らしいんだ」

娘:「そうなの?」

俺:「ああ。電話に出た警察の方も、即行で対応してくれたし」
娘:「そうなんだ」
妻:「案外警察も、お父さんみたいな通報者を待ってたのかもね」
娘:「ナルホド」
子:「サイレン鳴らさずにパトカーがやって来るってところとか、凄くそれっぽいわ」
兄:「なかなか捕まらなかった犯人グループを、一網打尽にできるチャンス! ってか?」
娘:「それだ!」

娘:「お父さん、いい仕事したんだね~」




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ガッカリ?

俺:「これが、三大ガッカリ百選滝の一つ、龍王の滝である!」

龍王の滝_その1
龍王の滝(落差20m)・全景】  (高知県長岡郡大豊町佐賀山)

子:「う~ん」
娘:「そんなに雰囲気悪くないじゃん」
妻:「何を持ってガッカリなの?」

そうですね。
ガッカリ滝の条件と言えば、

【ガッカリ滝の三大条件】

① 落差が無い。
② 水量が無い。
③ 感動が無い。


この三つじゃないでしょうか。

娘:「え~? 八草の滝より、ずっとマシじゃん!」
妻:「そうよね」
娘:「だって、比べてみたらいいよ」

八草の滝…落差23m、水量…小(よく涸れるし)、感動…遠望でショボい

龍王の滝…落差20m、水量…小(でも涸れない)、感動…深山幽谷っぽい



娘:「ホラ!」
子:「う~む」
俺:「でもそれは、八草の滝と比べれば若干マシ、という話だろ」

「百選滝に相応しいか?」という視点で見れば、やっぱり、ただのガッカリ滝なんじゃないでしょうかね。

俺:「しかも、聞いて欲しい」
娘:「なによ」
俺:「実は、これとほぼ同じ感じの滝が、天竜川沿いにある」
娘:「ふむ」
俺:「だが、同じような滝なのに百選じゃないし、地元の人しか知らないマイナー滝だ」
娘:「う~ん」

龍王の滝_その2
【龍王の滝・落口アップ】

子:「だけど、その天竜川沿いの滝には、日本史的な由緒は無いだろ」

ふむ。
確かに。

子:「でも、龍王の滝は、弘法大師空海が修行した場所だよ」
娘:「うわ!」
俺:「そう言えば……」

そうなのです。
四国という所は、土地柄、あちこちに空海や行基の足跡が残っています。

で、この龍王の滝も、そうらしい。

妻:「つまり、お大師様を信仰する人にとっては、聖地なワケね」
子:「それそれ」
娘:「感動って、滝の背負ってる歴史も大事だもんね」
子:「そゆこと」

でもね、次男君、
分かってると思うけど、空海は、芭蕉ではないんだよ?

子:「オヤジ、うるさいから!」

龍王の滝_その3
【龍王の滝・着水アップ】

子:「だって、見てくれだけで言うなら、乙字ヶ滝だって、最上川の白糸の滝だって、正直アウトだと思う」
妻:「そうよね」
子:「だけど、両方とも、日本が誇る巨人松尾芭蕉ゆかりの滝なんだよ!」


間。


子:「あっ!」


間。


子:(ゴホゴホ……)


間。


子:「え、僕が百選滝からドンマイ・フォールズを選ぶなら!」

【三大ガッカリ百選滝】 by 次男君

① 八草の滝
② 七  滝
③ 不動の滝



子:「この三つだ!!!」




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話を逸らした……
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雪輪

美しく且つ危険な面河渓谷の遡行を終えて、
すっかりヘロヘロになってしまったわたくし。

俺:「なんとも命を懸けた遡行だった……」

その日は、わたくしと同じように御来光の滝に向かう夫婦パーティーが一組あって、
わたくしより後に出発し、
わたくしより先に、御来光の滝に到着しておられました。

で。

旦那様の方に、御来光の滝下から指差しで「遅えな」とか呟かれて、
なんだか余計に重たい気分に。

俺:(いや、あんたら登山道を使ってるだろ! こちとら遡行してんだよ!!)

翌日には、同じ石鎚山系の巨瀑「高瀑(たかたる)」を攻略するつもりだったのですが……

俺:「なんだかね~。いいや、今回の訪瀑予定、全部お手軽滝に変えちゃおうっと」

雪輪の滝_その1
雪輪の滝(落差80m)・主部概観】  (愛媛県宇和島市野川 『滑床渓谷』

娘:「これが雪輪の滝……」
子:「思ったより雪輪が見えない……」

そうしてやってきたのが、
愛媛の名瀑「雪輪の滝」

俺:「まあ、水量が無かったからな」

ところが。

天気は曇りだったのですが、夏季の渇水期だったためか水量が少なくて、
お目当ての雪輪が、ほとんど形成されていなかったのです。

俺:「キレイな雪輪が出来るには、やっぱり一定の水量と気象条件が必要なんだろう」
子:「まあ、確かに天候に左右される面があることは認める」
娘:「でも、これじゃあねえ……」
子:「だよな~」

雪輪の滝_その2
【雪輪の滝・主部上部アップ】

やはり、滑滝が最も美しく見える理由の一つは、この水紋というか「雪輪」でしょう。

子:「なんてったって百選滝だし」
俺:「うむ」
子:「名前からして、日本を代表する滑滝なのに、このザマだよ」

いやだから、滝って一期一会だし!

娘:「これ、梅雨時にリベンジしないとダメだよね?」
兄:「だが、水量多過ぎの濁流でも意味ないわ」
妻:「そうそう四国に行かれても、家計が持たないわよ」
子&娘:「「悔しーっ!」」

むう。
まあ俺だって、美しい雪輪が見たかったわ。

雪輪の滝_その3
【雪輪の滝・滝壺アップ】

娘:「ということで、ジャーン!」
子:「我が家の、三大美しい雪輪滝を選考しよう!」
娘:「パフパフ~!」


間。


兄:「俺なら、滑川大滝
俺:「おお、大物じゃねえか」
娘:「粟又の滝も印象深いけど」

ああ、あの臭う滝ね……

妻:「やっぱり九階滝?」
子:「だろ!」
兄:「その近辺、雪輪のキレイな滝が結構なかったっけ?」
俺:「あるぞ。兎滝とか桃洞滝とか六段の滝とか…」
娘:「でも、あたしが直接見たヤツなら、やっぱ五郎七滝だ!」
妻:「そうね。水量はなかったけど、かえって雪輪が目立ってたかしら」

これで、だいたい出そろいましたかね。

子:「じゃあ、九階滝滑川大滝五郎七滝が、我が家の三大雪輪滝ってことでどう?」
娘&兄&妻:「「異議な~し!」」

あれ?

俺:「ちょっと待てよ。オレの意見をだな…」
娘:「五郎七滝で!」
俺:「オレは…」
娘:「五郎七滝で!!」




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雪輪の滝は?
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