キレイだから
2012/05/26 Sat. 00:04:00 edit
今日は、夕方の便で旭川を出発します。
で、もちろんその前に、観瀑をするつもりで、天人峡にやって来たのですが…
たっぷりの残雪に、通行止めのゲート。
俺:「どうしよう…」
雪上にはしっかりとした踏み跡があり、かなりの方が滝見しておられることが分かります。
しかし、この陽気だと雪崩などの危険があって、踏み込むのにためらいが生じます。
ゲートの前で懊悩するわたくし。
俺:「あれ?」
と、普段着で運動靴を履いたカップルが、ゲートの向こう、滝の方から歩いてきました。
すぐそこの温泉宿に宿泊されている方のようです。
俺:「なんだ。行っても問題ないんじゃん」

【羽衣の滝(落差270m)・正面】 (北海道上川郡東川町勇駒別天人峡温泉)
歩いてみると、滝への遊歩道は、「羽衣の滝」までは雪崩の危険もなさそうな感じ。
問題は、それ以降の、敷島の滝までの道程。
俺:「こりゃあ、『羽衣の滝』だけで諦めざるをえんな」
さらには、大雪山・登山道の途中にある滝見場も行ってみたかったのですが、この雪では到底不可能。
そこからでないと、「羽衣の滝」は、その全景を観瀑できないのです。
特に、双見沢に懸かる最上段の滝が観れません。
俺:「でも、この雪じゃなあ…」

【羽衣の滝・双見沢側】
観瀑台に到着すると、早速、三脚を立てて撮影を開始しました。
俺:「広角レンズを持ってきて、正解だったな」
それでも、ビデオ・モードに切り替えると、広角レンズなのに、フレームから滝姿がはみ出してしまいます。
この、間近から見上げる滝の、ものすごい迫力とスケール感。

【羽衣の滝・アイシホップ沢側】
子:「ふう。流石は、日本第二位の落差を持つ百選滝だゼ」
テレビの画像前で悶えていた次男君が、ようやく一声を発しました。
娘:「キレイだよね~」
子:「アレアレ? これ、別に直瀑じゃないぞ?」
娘:「わたし、別に直瀑にこだわってるワケじゃないよ。滝はキレイかどうかが大事でしょ」
俺:「フム」
娘:「直瀑は、キレイだから好きなだけ」
腕を組む次男君。
子:「ナルホドね」
娘:「何よ」
子:「お前の紅葉好きと直瀑好きがなぜ繋がるのか。その謎が解けたわ」

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で、もちろんその前に、観瀑をするつもりで、天人峡にやって来たのですが…
たっぷりの残雪に、通行止めのゲート。
俺:「どうしよう…」
雪上にはしっかりとした踏み跡があり、かなりの方が滝見しておられることが分かります。
しかし、この陽気だと雪崩などの危険があって、踏み込むのにためらいが生じます。
ゲートの前で懊悩するわたくし。
俺:「あれ?」
と、普段着で運動靴を履いたカップルが、ゲートの向こう、滝の方から歩いてきました。
すぐそこの温泉宿に宿泊されている方のようです。
俺:「なんだ。行っても問題ないんじゃん」

【羽衣の滝(落差270m)・正面】 (北海道上川郡東川町勇駒別天人峡温泉)
歩いてみると、滝への遊歩道は、「羽衣の滝」までは雪崩の危険もなさそうな感じ。
問題は、それ以降の、敷島の滝までの道程。
俺:「こりゃあ、『羽衣の滝』だけで諦めざるをえんな」
さらには、大雪山・登山道の途中にある滝見場も行ってみたかったのですが、この雪では到底不可能。
そこからでないと、「羽衣の滝」は、その全景を観瀑できないのです。
特に、双見沢に懸かる最上段の滝が観れません。
俺:「でも、この雪じゃなあ…」

【羽衣の滝・双見沢側】
観瀑台に到着すると、早速、三脚を立てて撮影を開始しました。
俺:「広角レンズを持ってきて、正解だったな」
それでも、ビデオ・モードに切り替えると、広角レンズなのに、フレームから滝姿がはみ出してしまいます。
この、間近から見上げる滝の、ものすごい迫力とスケール感。

【羽衣の滝・アイシホップ沢側】
子:「ふう。流石は、日本第二位の落差を持つ百選滝だゼ」
テレビの画像前で悶えていた次男君が、ようやく一声を発しました。
娘:「キレイだよね~」
子:「アレアレ? これ、別に直瀑じゃないぞ?」
娘:「わたし、別に直瀑にこだわってるワケじゃないよ。滝はキレイかどうかが大事でしょ」
俺:「フム」
娘:「直瀑は、キレイだから好きなだけ」
腕を組む次男君。
子:「ナルホドね」
娘:「何よ」
子:「お前の紅葉好きと直瀑好きがなぜ繋がるのか。その謎が解けたわ」

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最北
2012/05/12 Sat. 00:02:00 edit
北見市に到着してすぐ、翌朝の仕事のスケジュールを確認しました。
子:「なんで?」
なんでって…。
そりゃあ、仕事の前に、ちょろっと観瀑できるかどうかを確かめるために決まっています。
子:「と、いうことは」
俺:「お、わかる?」
子:「『オシンコシンの滝』に行ってきた?」
俺:「ピンポーン!」
子:「うおおおっしゃあああ!」

【オシンコシンの滝(落差50m)・正面】 (北海道斜里郡斜里町ウトロ高原)
朝4時に、北見市の宿を出発すると、暗闇の大地を、知床半島に向けて車を走らせます。
怖いのは地元車。
俺:(おや、後ろから車が迫って来ているな)
と思う間もなく、たちまち背後にピタリとくっつかれて、パッシングされます。
どのも車も、制限速度60Kmのところを、どう控えめに見積もったって100kmを超えるスピードで爆走しているとしか思えません。
見知らぬ土地で、こんな高速走行、わたくしにはムリですので、
すすんで道をお譲りしました。
そして朝6時、「オシンコシンの滝」に到着。

【オシンコシンの滝・下流側から】
まず抱いた感想が、
駐車場とトイレがポツネンとあるだけで、観光地とは思えない、もの凄いアッサリ感。
そして…
俺:「これ、落差50mって、ホンマかいな」
わたくしの目には、せいぜい30mくらいに見えて仕方がありませんでした。
子:「ビデオで見る限り、50mくらいはありそうだけどなあ」
兄:「観光地だし、案外、盛ってるかも知れないぜ?」
娘:「盛ってる?」
兄:「そ。落差を、観光用に水増ししてるんじゃないかってことさ」
娘:「ふ~ん」
娘が、何か言いたそう…
娘:「そもそも、この滝の売りはなに?」
子:「聞いて驚け。日本で一番北にある百選滝がコレだ!」
娘:「ふ~ん」
子:「ふ~んって…。この滝こそ、日本最北なんだよ!」
娘:「ふ~ん」
子:「いや、だから、なかなかお目にかかれない、最北の滝なんだって!!」
娘:「ただの滑滝じゃん」
沈黙。
子:「今日のおまえには、日本語が通じないようだな」

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朝8時に北見市に戻りました。
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子:「なんで?」
なんでって…。
そりゃあ、仕事の前に、ちょろっと観瀑できるかどうかを確かめるために決まっています。
子:「と、いうことは」
俺:「お、わかる?」
子:「『オシンコシンの滝』に行ってきた?」
俺:「ピンポーン!」
子:「うおおおっしゃあああ!」

【オシンコシンの滝(落差50m)・正面】 (北海道斜里郡斜里町ウトロ高原)
朝4時に、北見市の宿を出発すると、暗闇の大地を、知床半島に向けて車を走らせます。
怖いのは地元車。
俺:(おや、後ろから車が迫って来ているな)
と思う間もなく、たちまち背後にピタリとくっつかれて、パッシングされます。
どのも車も、制限速度60Kmのところを、どう控えめに見積もったって100kmを超えるスピードで爆走しているとしか思えません。
見知らぬ土地で、こんな高速走行、わたくしにはムリですので、
すすんで道をお譲りしました。
そして朝6時、「オシンコシンの滝」に到着。

【オシンコシンの滝・下流側から】
まず抱いた感想が、
駐車場とトイレがポツネンとあるだけで、観光地とは思えない、もの凄いアッサリ感。
そして…
俺:「これ、落差50mって、ホンマかいな」
わたくしの目には、せいぜい30mくらいに見えて仕方がありませんでした。
子:「ビデオで見る限り、50mくらいはありそうだけどなあ」
兄:「観光地だし、案外、盛ってるかも知れないぜ?」
娘:「盛ってる?」
兄:「そ。落差を、観光用に水増ししてるんじゃないかってことさ」
娘:「ふ~ん」
娘が、何か言いたそう…
娘:「そもそも、この滝の売りはなに?」
子:「聞いて驚け。日本で一番北にある百選滝がコレだ!」
娘:「ふ~ん」
子:「ふ~んって…。この滝こそ、日本最北なんだよ!」
娘:「ふ~ん」
子:「いや、だから、なかなかお目にかかれない、最北の滝なんだって!!」
娘:「ただの滑滝じゃん」
沈黙。
子:「今日のおまえには、日本語が通じないようだな」

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温泉滝?
2012/05/05 Sat. 00:01:00 edit
結構な急坂の遊歩道を、息を切らせつつ登りつめると、そこには、雄大な景色が広がっていました。
俺:「…なんて、日本離れしたスケールなんだ…」

【銀河の滝&流星の滝・遠望】 (北海道上川郡上川町『層雲峡』)
そして、想像していた以上に、「流星の滝」と銀河の滝との間に、大きな落差の差があるように見えたのも驚きでした。
子:「だってほら、公式データでは、『銀河の滝』が落差104m。『流星の滝』が90m。その差は、わずか15m足らずのハズなんだ」
妻:「とてもそんな風には見えないわね」
兄:「確かに見えんわ」
娘:「流星の滝って、銀河の滝の半分くらいだよ?」
テレビの液晶画面に、わざわざ定規をあてがう娘。
…って、あまりベタベタ触るなって。指紋痕だらけになるだろうが。
兄:「奥の見えないところに、何段かまだ滝が懸かってるんじゃね?」
娘:「それ!」
子:「お父さん、流星の滝を、もっとアップにできない?」
俺:「うっしゃ、まかせろ」

【流星の滝(落差90m)・概観】
娘:「やっぱり、まだ、1段隠れてた!」
兄:「それでも、90mには足りないだろ」
俺:「おまえら、流星の滝の方が、観瀑台から離れてることも、頭に入れといてな~」
子:「あっ、な~るホド」
ポンと手を打つ次男君。
妻:「ちなみに、どれくらいの離れてるの?」
俺:「かなり」
娘:「かなりって?」
俺:「そうとう」
兄:「いや、それじゃ、よく分からないんだけど…」
俺:「いや、だから、正確には分からないんだよ」
子:「……」

【流星の滝・落口付近アップ】
子:「あれかな。流身の後壁が赤く染まって見えるのは、鉱物が付着してるからだろうか」
妻:「そう言えばそうね。上流に温泉でもあるんじゃないかしら」
俺:「層雲峡そのものが、温泉で有名だしな」
子:「大雪山だって、もともと火山だしね」
娘:「ふ~ん」
娘:「流星の滝って、温泉滝なんだ」
子&俺:「なんでそうなる!」

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俺:「…なんて、日本離れしたスケールなんだ…」

【銀河の滝&流星の滝・遠望】 (北海道上川郡上川町『層雲峡』)
そして、想像していた以上に、「流星の滝」と銀河の滝との間に、大きな落差の差があるように見えたのも驚きでした。
子:「だってほら、公式データでは、『銀河の滝』が落差104m。『流星の滝』が90m。その差は、わずか15m足らずのハズなんだ」
妻:「とてもそんな風には見えないわね」
兄:「確かに見えんわ」
娘:「流星の滝って、銀河の滝の半分くらいだよ?」
テレビの液晶画面に、わざわざ定規をあてがう娘。
…って、あまりベタベタ触るなって。指紋痕だらけになるだろうが。
兄:「奥の見えないところに、何段かまだ滝が懸かってるんじゃね?」
娘:「それ!」
子:「お父さん、流星の滝を、もっとアップにできない?」
俺:「うっしゃ、まかせろ」

【流星の滝(落差90m)・概観】
娘:「やっぱり、まだ、1段隠れてた!」
兄:「それでも、90mには足りないだろ」
俺:「おまえら、流星の滝の方が、観瀑台から離れてることも、頭に入れといてな~」
子:「あっ、な~るホド」
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妻:「ちなみに、どれくらいの離れてるの?」
俺:「かなり」
娘:「かなりって?」
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兄:「いや、それじゃ、よく分からないんだけど…」
俺:「いや、だから、正確には分からないんだよ」
子:「……」

【流星の滝・落口付近アップ】
子:「あれかな。流身の後壁が赤く染まって見えるのは、鉱物が付着してるからだろうか」
妻:「そう言えばそうね。上流に温泉でもあるんじゃないかしら」
俺:「層雲峡そのものが、温泉で有名だしな」
子:「大雪山だって、もともと火山だしね」
娘:「ふ~ん」
娘:「流星の滝って、温泉滝なんだ」
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中途半端な
2012/05/02 Wed. 00:01:01 edit
急遽、仕事の都合で、北海道の北見市に飛ぶことになりました。
ついでに近辺も回ることになったので、
当初、JRを使った行動計画を立てようとしたのですが、乗り合わせがうまくいかず、もう、時間のムダが半端ない。
俺:(電車が1時間に1本でも多い方なのですか、北海道は!)
そこで、格安便で旭川に飛び、そこから軽自動車をレンタルすることにしました。
妻:「ふ~ん、いいわね。風景写真とか、よろしくね」
子:「お父さん、それだ!」
俺:「はい?」
子:「だから、車なら、仕事の合間に観瀑できるだろ」
おお!

【銀河の滝(落差104m)・全景】 (北海道上川郡上川町 『層雲峡』)
旭川から北見へ行くには、途中、層雲峡を通り抜けなければなりません。
空港到着後、即行でレンタカーに飛びのると、なんとか日没前にはたどり着くことができました。
俺:「うお。ゴールデン・ウィークの時期でも、まだ、こんなに雪が残ってるんだな」
道路は、路面凍結こそしていないものの、道端にドッサリ残っている雪、雪、雪。
仰ぎ見ると、大雪山は真っ白に光り輝いて、真冬の装いのままです。

【銀河の滝・中段部アップ】
そして滝の流身にまとわりつくように、壁面に張り付いている残雪。
俺:「う~ん…」
もうちょっと雪が残っているとか、すっかり雪が消えているとか、どっちかじゃないとなあ。
どこか中途半端な感じ。
俺:「…みんなが『美しくない』って言ってる幻聴が聴こえる…」
看板を見ると、対岸の尾根上に観瀑所があるらしい。
北見には夜までに着けばいいので、あと1時間くらいは余裕がありますな。
俺:「よおし。登ってみっか」

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ついでに近辺も回ることになったので、
当初、JRを使った行動計画を立てようとしたのですが、乗り合わせがうまくいかず、もう、時間のムダが半端ない。
俺:(電車が1時間に1本でも多い方なのですか、北海道は!)
そこで、格安便で旭川に飛び、そこから軽自動車をレンタルすることにしました。
妻:「ふ~ん、いいわね。風景写真とか、よろしくね」
子:「お父さん、それだ!」
俺:「はい?」
子:「だから、車なら、仕事の合間に観瀑できるだろ」
おお!

【銀河の滝(落差104m)・全景】 (北海道上川郡上川町 『層雲峡』)
旭川から北見へ行くには、途中、層雲峡を通り抜けなければなりません。
空港到着後、即行でレンタカーに飛びのると、なんとか日没前にはたどり着くことができました。
俺:「うお。ゴールデン・ウィークの時期でも、まだ、こんなに雪が残ってるんだな」
道路は、路面凍結こそしていないものの、道端にドッサリ残っている雪、雪、雪。
仰ぎ見ると、大雪山は真っ白に光り輝いて、真冬の装いのままです。

【銀河の滝・中段部アップ】
そして滝の流身にまとわりつくように、壁面に張り付いている残雪。
俺:「う~ん…」
もうちょっと雪が残っているとか、すっかり雪が消えているとか、どっちかじゃないとなあ。
どこか中途半端な感じ。
俺:「…みんなが『美しくない』って言ってる幻聴が聴こえる…」
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