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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

分かれ目

【遠大な計画・最終章!】
& 【秘瀑探検 その8】

子:「やっぱ、人外感が半端ないゼ!」
娘:「神秘的~!」
妻:「秘境感たっぷりね!」
兄:「これ、完璧に滝怪獣の世界だろ」

うおい!
滝怪獣言うの、やめてください。

茶釜の滝_その1
茶釜の滝(落差100m)・全景】  (秋田県鹿角市八幡平 『夜明島渓谷』

茶釜の滝へ到るには、主に、
長丁場で山越えする大場谷地ルートと、
泊滝を超えて沢沿いにアプローチする夜明島渓谷ルート
二つがあります。

わたくしとしては、(条件付きで)泊滝経由の渓谷ルートの方をおススメするワケですが、
その理由の一つが、前衛滝を高巻く鉄ハシゴにあります。

娘:「どゆこと?」
俺:「うむ。結局、どちらのルートも、最後で前衛滝の高巻き鉄ハシゴを登るんだが…」
娘:「うん」
俺:「これが、泊滝の高巻きハシゴより、難易度が高いんだ」

泊滝の高巻き鉄ハシゴが危険だからということで、大場谷地からアプローチしても、
結局、それ以上に難易度の高い鉄ハシゴを、最後に登らざるを得なくなるワケです。

娘:「どこが難しいの?」
俺:「ポイントは二つだな」
娘:「うん」
俺:「途中、壁面の凹凸具合で足場がなく、手も掛けにくい箇所がある」

つまり、空中で、何段か段を飛ばさなければいけません。

子:「ひえ、こわ!」
俺:「さらに、登るに従って、ハシゴが斜めになる」
娘:「は? どゆこと?」

つまり、ハシゴの傾斜が60度とか45度とかになってゆきます。
プロの沢屋さんなら、立って歩く所なのでしょう。

が、手すりも無いですし、転落したら終わりなので、
わたくしとしては、四つん這いで行くしかない。

娘:「へえ。アスレチックみたい」
俺:「たわけ」

これ、動きづらくて恐怖だから!

子:「あれ? 渓谷ルート最大の核心は、泊滝落口の徒渉だったろ?」
俺:「そうね」
子:「なら、それが避けられるだけでも、大場谷地ルートって利点があるじゃん」
俺:「いやいや。同時に、遭難者や行方不明者が、メッチャ多発しているから」

渡渉ミスか、遭難か___

まさに、どちらのリスクを背負うかが、
茶釜の滝へのルート選択の分かれ目となるのではないでしょうか。

妻:「要は、鉄ハシゴは、ルート選択のモノサシにはならないってことね」

そうそう!
それが言いたかった!

茶釜の滝_その2
【茶釜の滝・高速シャッター気味に】

茶釜の滝・本瀑、実際の落差は、60m程度だと思われます。
そんなに高所から落水している印象はありません。
滝見テラスでの率直な感想は、「アレ? 低い…」
前衛滝と併せた落差が100mというのが、本当のところでしょう。

娘:「じゃあ、鉄ハシゴだって、100mも登ったりはしないんだね」
俺:「ま、そうだな」
子:「ふむふむ」

腕を組む次男君。

子:「結局、すべての分かれ目は、泊滝落口の渡渉収斂されてゆくな」

また、カッコ付けた言い回しをしやがって。

娘:「ねね、しゅうれんって何?」

…。




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「遠大な計画」、ここに完!
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淡白

【遠大な計画・第6章!】

何年か前の台風被害で、主瀑布・滝壺までの遊歩道が閉鎖されている「安の滝」
そうは言っても、朝一で乗り込むので、「チャンスがあれば、滝壺に行ったろ~」とか思っていました。

しかし、実際に現場に来てみると、予想以上の大崩落と、厳重な封鎖状況に、敢え無く断念。

娘:「仕方ないじゃん。復旧に時間かかってるんでしょ」

次男君と違って、お嬢さんは、こういうところが淡白ですな。


安の滝(落差90m)・全景】  (秋田県北秋田市 『中ノ又沢』

いよいよ来ました。日本一の美瀑の呼び声も高い「安の滝」

ところが、主瀑布の滝壺前に立つのと立たないのとでは、「美しさ」の印象がかなり変わるらしく、滝壺から主瀑布を見上げないことには、話が始まらないらしいのです。

娘:「滝壺がベスト・ポジションってこと?」
俺:「そうらしい」

次男君からも、さんざん「滝壺!」と懇願されて来ました。

娘:「だけど、あたし、こんな崖崩れ、行けないよ?」
俺:「だよな」
娘:「どうする?」

仕方がありません。
カメラの望遠によるアップ映像で、泣く泣く我慢するとしましょう。


【安の滝・主瀑布アップ】

娘:「ふ~ん。アップで見ると、手前の滝と、奥の本滝って、全然違う滝に見えるじゃん」

そう!
手前の前衛滝は、ひとことで言うとコンパクト。
余計なモノが削ぎ落とされた感じです。

対する主瀑布は、落差もあり、滑あり、直瀑あり、絹糸のような流水あり、滝壺に近づくに従って、落水が末広がりになり、と、東北の滝を象徴するような、様々な要素をぶち込んだ感じ。

娘:「不思議~」
俺:「ケタも違うしな」
娘:「キレイ~」
俺:「さすがは百選滝だろ」
娘:「陽が当たると、もっとキレイじゃない?」

むう。
確かにそうかも知れません。
が…

俺:「あと3時間はかかるぞ?」
娘:「ムリ!待てないよ!」

滝全体から吹いてくる冷たい風のため、
ウインド・ブレーカーを着ていても、滝前にいられるのは1時間が限度。

娘:「本滝行けないし、アイツ、残念がるかなあ…」
俺:「お兄ちゃんと呼びなさい」


【安の滝・前衛部】

そして帰宅後、早速みんなで映像を観ました。

子:「滝壺行けなくても、ま、仕方がないね」

あれ?
次男君まで淡白じゃないですか。
お出掛け前の滝壺コールは、いったい何だったんだ。

子:「そりゃあ、おまえが一緒だったんじゃなあ。諦めるしかないだろ」
娘:「はあ?ちょっとそれ、どういうコト?」

かぶりを振る次男君。

子:「だって、おまえ滝怪獣になり切れる?」
娘:「!」

沈黙。

子:「フ。そういうコトさ」




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そろそろ、その滝怪獣っての、止めてもらえませんかね…
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妄想

滝前で撮影していた時のことです。

突如、異様な感覚に包まれたわたくしは、ふと、手を休めて、
ファインダーから目を離し、滝の方を眺めてみたのでした。

そしたら…

俺:「うわわわわわ!!!」


不動の滝(落差15m)・全景】  (岩手県八幡平市高畑 『桜松神社』

娘:「やだ、お父さん、ヘタレだったんじゃん」

滝映像を一時停止にして、こちらを振り返る娘。

俺:「そうは言ったって、おまえ、これはビビるで!」
妻:「あなたに言われてみれば、まあ、見えないことはないかも…」
兄:「…微妙じゃね?」

そうなのです。

「不動の滝」は、瀑布の右岸寄り下部に、
人型のような水紋様が、ボンヤリ浮かび上がって見えるのですが、
これが、わたくしには、いきなり袈裟衣を着た僧侶に見えたのでした。

子:「信仰の滝だし、そういう霊現象だって、あるかも知れない…」
娘:「ナイナイ」
兄:「妄想乙」

ちなみに、最近、友達の影響を受け、ネット・スラングを使うようになった長男君。
「…乙」というのは、「…お疲れ様」という意味らしい。

俺:「ところがな、事態は、それだけでは止まらなかったんだ」
娘:「どゆこと?」
俺:「見よ!」

滝映像の一時停止を解除するわたくし。


【不動の滝・アップ】

俺:「僧侶がだんだん変化して、ついに、小沢○郎の生霊に見えたのだ!」


沈黙。


みんな:「「「ブハハハハハ!!」」」

わ、わ、笑うな!

最近、選挙準備のお手伝いに追われていたわたくですが、
小沢一○という人物、知れば知るほど、恐ろしい方です。
徹底的なドブ板で選挙戦を戦う方なのですが、
ここまでやる人は、○沢一郎以外には、今の日本にはいないと断言できます。

マスゴミに、さんざバカにされている小○ガールズだって、
それだけのドブ板選挙を戦っての当選ですから、
ある意味、相当の修羅場をくぐり抜けて来た【戦士】と言えましょう。

兄:「アハハ、確かに岩手は○沢王国かも知れないけどさ…アハハ」
娘:「どうやっても、小○には見えないよ…キャハハ」
子:「お父さん、仕事で悩乱…プププ」

みんな笑いますけどね、
不動の滝は、桜松神社御神体ですし、
マジで、小沢○郎の生霊が岩手県内の霊域を乗っ取ったのかと、
本気で狼狽しまくったのです。
その時は。

俺:「まあ、冷静になってみれば、ただの水模様だったんだけどな」
妻:「あなた、お疲れ様でした。だいぶ消耗してるのね」

おお、妻の優しい言葉。

子:「うん、そうだよ。お父さん、疲れているんだよ」
兄:「乙」

ああ、子どもたちまで…

娘:「ねね、頭冷やしに、滝見に行ったら?」




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徒労

朝靄漂う駐車場。
カメラや三脚など、撮影機材を担ぐと、観瀑広場に向かって歩き始めます。

俺:「いや~、これは彼のアドバイス通りにして正解だったわ。感謝だぜ」


七滝(落差60m)・概観】  (秋田県鹿角郡小坂町上向滝ノ下)

そう。
秋田の友より、

友:「『七滝』を撮影するなら、早朝の交通量が少ない時間じゃないと、魅力が激減しますよ?」

とのアドバイスを賜り、それこそ日の出る前に、速攻でやってきたのでした。

「七滝」の特徴を一言で言うと、
「超お手軽」。

同時に、
「映像を撮影する際には、車などの人工音が最も入り易い百選滝」。

この、道路沿いの川を挟んで対岸から落水する姿は、山形の「白糸の滝」を連想させます。

もっとも、あちらの「白糸の滝」は、雄大な最上川で、「滝が護られている」感じでした。
ですが、こちらは、川が小さすぎて、肝心の「七滝」が剥き出しの観光地になってしまっている…。

俺:「ここまで観光地だと、早朝以上のベスト・タイミングはないだろうな」

そう。
せせらぎの音と、小鳥たちのさえずり。

俺:「よし。静寂なうちに撮影を済ませようっと」

七滝_その2
【七滝・正面】

で、いつものように、
帰って来たら、即、家族で滝映像を鑑賞してみたのですが…

娘:「なに、この水車」
俺:「客引きだろ。こう、情緒を醸し出すための」
兄:「いらんし」
妻:「七滝なのに、二滝しか見えないわよ」
俺:「晩秋になって落葉しないと、ダメだろ」
子:「ふ~ん」

皆の反応が鈍すぎる。

俺:「いいか、おまえらよく見ろ。この早朝の静かな感じとか…」
娘:「はあ」
俺:「朝靄煙る幻想的な映像とか…」
妻:「そう?」
俺:「『そう』って。いや、だからな、遥か遠方にまで、早朝出向いたオイラの苦労を…」
子:「徒労」

…。

娘:「写真も徒労
妻:(プッ…)
娘:「映像も徒労
兄:「ナイス・ギャグ!」

…「徒労」と「撮ろう」をかけてるのか…orz

子:「滝って、つくづく難しいねえ」




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友よ、済まない…
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どうしたらいいの

当初のわたくしは、長野県の八滝と同じような規模の滝を想像していました。

なにせ、落差は、ほぼ同じ180mあまり。
そして、同じく多段の滝。

何よりも、実際に目の当たりにした八滝が、写真で見るより遥かに大きく圧倒的だったのです。

俺:(落差のある滝って、写真でみると、数段スケール・ダウンして見えることが多いしな…)

しかし、わたくしのこの認識は間違っていた…

三階の滝_その1
三階の滝(落差181m)・全景】
 (宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有地内)

俺:「こんなの、あり得ないだろ!」

それは、ズバリ、八滝なんかお話にならないような「巨大瀑布」!
眼下に迫る滝姿は、まさに視界を覆い尽くすが如く。
百選に選ばれるに相応しい迫力と風格。

俺:「そして、なんでこんな所まで、飛沫が飛んでくるんだ!」

これだけ距離があれば、普通、観瀑台には滝の飛沫など届かないはずでしょう。
が、しかし…。
現実は、アッと言う間に水滴に覆われるカメラのレンズ。

俺:「うわ。何もかもが、ケタ外れ過ぎるわ」


【三階の滝・アップ】

実際に目の当たりした感じ、このアップ写真くらいの手応えがあります。
ですが、全景写真にすると、どうしても、この「ドーン!」という感じが消えてしまう…。

う~む。

わたくしの腕前では、この大滝の迫力を写し取ることは難しいようです。

そしてまた、きらめく紅葉
本日の天気予報は「雨天→曇天」のはずですが、時折、強烈な陽光が差し込んできて、何と言うか、鮮烈な色彩のコントラスト。

紅葉が、こんなに眩しいなんて…

さらに、ここ2~3日が紅葉のピークなのでしょう。
観瀑台のベスト・ポジションが、地元のカメラマン諸氏に占拠され、なかなか空きそうにありません。

俺:「うお。あの方、樹木に体をビレイして、樹上から撮影してるぞ!」

なんという情熱、というかプロ根性。
そしてまた、それを平然とスルーする、地元の観瀑客の皆様。

俺:(これって、珍しくもない紅葉シーズンのイベントなのか?そうなのか?)


【三階の滝・最下段アップ】

娘:「悩む~!」

先ほど、「秋保大滝を、机前上に飾ります」宣言をしたばっかりの娘ですが、
この「三階の滝」の紅葉美に、早くもその決意が揺らぎつつある模様です。

子:「雨のしっとりした紅葉と、太陽の光を浴びた強烈な紅葉。どちらも捨てがたいであろう?」

さらに、妹を混乱させる次男君。

娘:「ううう…両方とも飾っちゃダメ?」
俺:「飾る場所、あんの?」
娘:「うああ…」

お嬢さん、苦悩しておられますな。

娘:「じゃあ…縮小印刷して、2滝を同時に飾るってのは…」
みんな:「「却下!」」

娘:「どうしたらいいの!!」



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フフフ、悩め。
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