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Waterfalls in Japan

夏休みの自由研究から始まった、滝をめぐる家族の冒険譚!

今回の収穫

もう6年近くも前のこと。

称名滝を観瀑したあと平湯大滝に向かう途中で、
国道41号線上の新猪谷ダム対岸、スノーシェッドの向こう側に、チラッと滝が見えた記憶があります。

子:「僕らの滝見道が駆け出しの頃だ」
妻:「懐かしいわね」

わたくし、ずっと無名滝と思っていたのですが、
先般、次男君が「諏訪の滝」という立派な名前が付いている事を発見。

子:「僕の手柄!」
娘:「ネットサーフィンで?」
子:「そうで~す」
妻:「あなた、最近やり過ぎだから」
子:「そうで~す」


沈黙。


そういうワケで、今回の遠征で「諏訪の滝」を訪瀑してきました。

諏訪の滝_その1
諏訪の滝(落差30m)・遠景】(岐阜県飛騨市神岡町西茂住 『高原川』

俺:「諏訪の滝は、真正面から見ようと思うと、国道のスノーシェッドに隠れてしまうんだ」

なので、スノーシェッドの富山県側手前にある小さなスペースに車を止めます。
そこから国道を渡り、スノーシェッドの外、川側に設置された、観光道の様でもあり作業道の様でもある遊歩路に入ります。
そうしてトータルで5分も歩かないうちに、諏訪の滝の対岸正面に到着。

子:「この時期は、やっぱり全景が見えなくなるねえ」
娘:「全景って見れるの?」
妻:「たぶん冬に」
子:「そう。ネットだと、ホント冬季の写真ばかりだからねえ」

滝は、上段部の直瀑下段部の斜瀑の二部構成になっていて、
残念ながら今の時期は、直瀑の上部しか見ることができないようです。

諏訪の滝_その2
【諏訪の滝・落口アップ】

妻:「ダム湖の向こう側だと、どうしても遠望になるわね」
娘:「もっと近づけなかったの?」
俺:「う~ん、どうだろう……」

ダム湖の対岸には送電線が走っており、その送電線に沿うように杣道が付いているのが見えるので、近づくこと自体は不可能ではないと思います。

俺:「ただまあ、ダムの下流側から、直線距離にして1km以上は歩かにゃならんだろうなあ」
子:「杣道を1kmって、結構きつくね?」
俺:「そうなのよ」
娘:「ちょっと待って。杣道ってなんだっけ?
子&俺:「「……」」

そま‐みち【杣道】
杣人 (そまびと) しか通らないような、細くて険しい山道。


俺:「ちなみに杣人ってのは、いわゆる林業とかしてる山男達のことだな」
娘:「ふ~ん」
妻:「この、細くて険しいってのがポイントでしょ」
俺:「だから、俺の脚なら、片道2時間は見ておかなきゃダメだろう」

地元民ならいざ知らず、遠方からの旅行者が、この滝を観るためだけに4時間以上を費やすのは、かなり厳しいと思われます。

俺:「そこまで行けば、黒帯の滝上級者。いわゆる変人だ」
娘:「お父さんは違うの?」
俺:「コストパフォーマンスがボトルネックとなって、上級者になれない」
妻:「……」
子:「こればかりは仕方ないねえ」
娘:「なんか安心した~」

諏訪の滝_その3
【諏訪の滝・上段主部アップ】

動画だと、次々と国道を走り抜けてゆく車の爆音で、あまり滝を楽しめません。

娘:「国道だし」
子:「高山地方の大動脈だし、車がいない方が問題だろ」
妻:「立地が不運だったわね」
俺:「まあ、あれだ」

ちょっとした事ではありますが、
次男君のお陰で“六年越しの宿題が解けた”ような、
そんな爽快感が今回の収穫でした。




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悲しいぜ

滝へのアプローチ道がさっぱり分からなかったので、
地元の方に尋ねてみました。

地:「子供の頃に行ったきりで、自信ないけど」
俺:「はい」
地:「この地図で言うと、ここら辺かな」

どうやら、道路脇に車を停めて、
谷底へ下るらしい。

俺:「ありがとうございます」
地:「違ったらゴメンね」

う~む。
行く前から、色々と微妙な……。

清音の滝_その1
清音の滝(落差5m)・全景】(長野県大町市社 『新引沢』

俺:「おお、こんなところにあったのか」

そして行き着いたのは、峠越えの県道から谷を下りて
少し奥に入った、モワッとした感じの岩場の陰。

俺:「たしか芭蕉の句碑があるはずなんだが……」

モノの本には、
『不路(ほろ)ゝと山吹散るや瀧の音』と刻まれた句碑があるとのことでした。
しかし……

俺:「うむ、読めん」

それらしき石碑は、辛うじて文字が掘り込まれてるのが分かる程度。
そしてその上に、ちょこんと小さな石仏。

俺:「こう、道路の真下ってのがね~」

行き交う車の音がモロに聞こえてきて、
風情とか歴史とかを、あまり感じられる環境ではありませんでした。

俺:「もったいない」

そんなこんなで、
撮影もそこそこに車に戻ろうと振り返ると……

俺:「むう」

かつての看板柱が、腐って根元から倒れていました。

清音の滝_その2
【清音の滝・看板柱】

子:「芭蕉ゆかりの滝……」
妻:「季節は百代の過客にして、行き交う人もまた旅人なり」
俺:「おお、ドンピシャや」
娘:「諸行無常だね」
俺:「うむ。そういう意味では、清音の滝、しっかり芭蕉してるかもな」
妻:「確かにね」
子:「悲しいぜ」




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苦労の果てに

俺:「苦労の果てがコレか……」

ドロドロになった足回り。
しかも、四段の段瀑とのことでしたが、これじゃ、下一段しか見えません。

俺:(ぬおおおおお!)

わたくし、心の中で絶叫してしまいました。

白滝@美麻_その1
白滝(落差36m)・最下段概観】(長野県美麻村青具 『千見川』

先般の軽井沢遠征の折、地元の書店で見かけ、思わず購入してしまった
「信州の滝紀行-名瀑100選」

その中で、特に穴場の美滝っぽく紹介されていたため、
早速やってきたのが、この「白滝」

なのですが、来たらデーンと門がある

俺:「……」

で、その奥の方に、
かなりの規模の滝が落ちているのが見えます。

俺:「うはあ…あれ、私有地の中かい」

無断進入なんてできませんし、せっかく来たのに、そのまま帰るのももったいないですし、仕方がありません。
距離も短いので、下流側から川伝いに滝までアプローチすることにしました。

俺:「川沿いは、確か法律でOKだった」

で、わたくし、沢登りスタイルになって
川に下りてみたのですが……。

俺:「ゲゲゲ。このドロドロ……大変やんけ!

白滝@美麻_その2
【白滝・最下段落口アップ】

俺:「で、結局ドロドロ往復60分
子:「アカン」
俺:「水はチョロチョロだったし」
娘:「草もボーボーじゃん」
俺:「靴もスラックスもネチョネチョ」
妻:「大変だったわね」
俺:「もうね、時間と体力だけ使い果たしました」
子:「は?交通費もだろ?」
俺:「あ…」
娘:「あ…」

妻:「そうなるわね~」




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達筆過ぎ

一応、滝名を掘り込んだ、木製の標識があるのです。
しかし……

俺:「よ、読めねえ…」

長寿の滝_その1
長寿の滝(落差20m)・概観】(長野県下伊那郡阿智村清内路)

そう!

阿智村の清内路にある名瀑「姿見不動滝」に向かう途中のこと。

国道256号線にある、ちょっとしたレストランの向かいの沢に、
かなりの規模の滝を発見!

俺:「おおお、予想外の所に滝が!」

この滝、レストランの「売り」のひとつのようで、
滝の下流左岸脇に看板があるのですが、
これが、達筆過ぎて読めないのです。

長寿の滝_その3
【長寿の滝・看板】

ということで、
正解を出す前に、家族の皆に予測してもらいました。

俺:「どうや、お前ら」
娘:「う~ん」
子:「かろうじて、二文字目が『寿』というのが分かるかな」
妻:「そうね、寿で間違いなさそう」
兄:「そうすると、一文字目をどう解読するかに絞られる」

ガサガサとカバンから辞書を取り出す娘。

娘:「ねね、辞書引くと、六つくらい候補があるよ!」
妻:「どんなの?」
娘:「延寿、喜寿、聖寿、長寿、天寿、白寿!」
みんな:「「う~ん」」


間。


兄:「まず、延寿、喜寿、聖寿の三つは外れ」
俺:「ほう、根拠は?」
兄:「画数が多過ぎ」
娘:「だよね!」
俺:「フム」
妻:「じゃあ、あと残り三つから候補を絞ると、『長寿』が正解かしら」

なんで?

妻:「レストランの『売り』なワケでしょ」
俺:「そうね」
妻:「白寿だと、ストレートに九十九歳って意味になるし」
子:「天寿だと、全うしてすぐに死にそうだ」
娘:「レストランで、それはヤバイよ」
妻:「長寿だと、薬膳ぽくっていいんじゃないかしら」

う~む。
本当はジビエ料理店らしいんだが…

兄:「これ、妥当な推理じゃね?」
子:「おやじ、長寿でどう?」

俺:「正解!

兄:「うおっしゃあああ!」
娘:「やったあああ!」
子:「僕らの団結力に敵はなかった!」
妻:「うふふふ~」

長寿の滝_その2
【長寿の滝・滝壺アップ】

一発で正解でした。

しかし、う~む。
我が家族ながら、大したものです。

娘:「すごいでしょ?」
俺:「おう、感動したわ」




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良滝や!

日照の滝へ向かう途中、
道路脇のすぐ奥に素敵な滝を発見!

俺:「おおお、これは良滝や!

わたくし、
滝手前の草地に車をとめると、
早速カメラを取り出して、撮影を開始したのでした。

太郎滝_その1
太郎滝(落差12m)・概観】(長野県下伊那郡阿南町和合 『矢坪沢』

妻:「あら、悪くないわね」

ムフフ、そうだろそうだろ。

こういう予想外の良瀑っていうのは、
本当にワクワクさせられます。

俺:「ま、道路脇の滝やったし、落差も10m前後やったからな」
娘:「うん」
俺:「初めは、無名滝かな~とも思ったんだ」

ところが、家に戻ってから色々とWebで調べてみたら、
「太郎滝」という素敵な名前が!

子:「つまりこの上流には、次郎滝がある?」
娘:「またその上には三郎滝!」
兄:「おお、どこまでも続く連瀑帯!」

ねえよ…

妻:「でも、滝壺がほとんど無いのね」

Web検索で出てきた「太郎滝」の写真には、
どれも、それなりの滝壺が写っていました。

俺:「道路にまで土砂が流出した跡が残ってたわ」
子:「大雨で埋もれたか…」
兄:「それ、ビンゴじゃね?」
俺:「たぶんね」
娘:「瀬戸の滝も、災害復旧中だったんでしょ」
妻:「あちこちに、大雨の爪跡が残ってるわね」
子:「あれだ、滝壺が埋まっているなら、落差も12m無いかも…」

みんな:「「う~ん」」

まあ、規模の割には水量の多そうな滝ですし、
いずれ滝壺も復活することとは思います。

娘:「でも、滝姿はキレイ」
兄:「バランスは申し分ない」
子:「地域の良滝だな」




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