林道が沢
2015/10/03 Sat. 00:01:00 edit
ドゴッ!
俺:「うわっ!またやっちまった!」
おかしい。
俺:「あああアカン!ハンドルが取られる!」
我がベンツにて、林道を走っているハズなのです。
ですが、見るからにガレガレの沢を遡っているわたくし。
俺:「もう、カンベンしてくれ~」
ドゴゴッ!

【高瀑(落差132m)・全景】(愛媛県西条市小松町石鎚 『高瀑渓谷』)
子:「キター!四国ナンバー・ワン!!」
妻:「背景の樹木が、ずいぶん小さく見える」
娘:「デカ~」
兄:「いやちょっと、これ凄くね?」
そうなのです!
以前に行きそびれていた石鎚山系最大の滝「高瀑(たかたる)」へ、
遂に行って参りました。
ニュースでもたびたび遭難が報じられる難コースということで、
念入りな事前調査を重ね、ガッツリ沢登り用ギアを用意していきました。
少々ザックが重くなってしまいましたが、しかし背に腹は代えられません。
俺:「だがな、その前に大きな落とし穴があったのだ」
高瀑に到る林道が、ちょっと荒れているということでしたが、
わたくし、ハッキリ言ってなめていた!
俺:「車高が高いジープとかじゃないと、車の底がガリガリガリ!」
兄:「ああ……」
林道はあちこちで沢のようになって水で抉られ、
あるいは土砂に埋もれて傾き、
ちょっと油断するとタイヤがパンクしてしまいそうな、鋭利なガレ場を走る……
俺:「途中で、にっちもさっちも行かなくなりかけて半泣き」
娘:「うわぁ」
子:「う~む。それ、今までで一番ハードなアプローチ道じゃね?」
俺:「そう。高瀑訪瀑の核心はコレだった!」

【高瀑・上部アップ】
林道がそんな状況だったので、渓谷道の方も厳しいのかと思いきや、
結構整備されていて、思わず拍子抜け。
妻:「遭難者が出てるので、自治体が手直ししてるんでしょ」
俺:「そうだと思う。難所には必ずロープがあったし」
娘:「じゃあ、渓谷道の方は大自然を堪能できたんだ?」
俺:「そうだな、気持ちよかったな」
次々と滝が現れる美しい渓谷。
そのフィナーレを飾るように、遥かな高みから落ちる高瀑。
俺:「水量が多いのも良かった」
娘:「え、これで多いの?」
子:「夏の渇水期には、滝の体を成してないことも多いってさ」
妻:「そうなの」
娘:「へえ」
兄:「で、その分、林道が沢状態だったと」
俺:「おう!」

【高瀑・正面から】
兄:「滝音はささやかだけど、スケール感がパネェな」
子:「やっぱ落差があるって、凄みだよねえ」
娘:「ここまで高いと、なんかもう問答無用って感じ」
わたくしとしても、あの沢林道を通らなくて済むなら、
何度も行ってみたくなる滝ではあります。
子:「フフフ高瀑」
娘:「名前そのまんま」

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おかしい。
俺:「あああアカン!ハンドルが取られる!」
我がベンツにて、林道を走っているハズなのです。
ですが、見るからにガレガレの沢を遡っているわたくし。
俺:「もう、カンベンしてくれ~」
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【高瀑(落差132m)・全景】(愛媛県西条市小松町石鎚 『高瀑渓谷』)
子:「キター!四国ナンバー・ワン!!」
妻:「背景の樹木が、ずいぶん小さく見える」
娘:「デカ~」
兄:「いやちょっと、これ凄くね?」
そうなのです!
以前に行きそびれていた石鎚山系最大の滝「高瀑(たかたる)」へ、
遂に行って参りました。
ニュースでもたびたび遭難が報じられる難コースということで、
念入りな事前調査を重ね、ガッツリ沢登り用ギアを用意していきました。
少々ザックが重くなってしまいましたが、しかし背に腹は代えられません。
俺:「だがな、その前に大きな落とし穴があったのだ」
高瀑に到る林道が、ちょっと荒れているということでしたが、
わたくし、ハッキリ言ってなめていた!
俺:「車高が高いジープとかじゃないと、車の底がガリガリガリ!」
兄:「ああ……」
林道はあちこちで沢のようになって水で抉られ、
あるいは土砂に埋もれて傾き、
ちょっと油断するとタイヤがパンクしてしまいそうな、鋭利なガレ場を走る……
俺:「途中で、にっちもさっちも行かなくなりかけて半泣き」
娘:「うわぁ」
子:「う~む。それ、今までで一番ハードなアプローチ道じゃね?」
俺:「そう。高瀑訪瀑の核心はコレだった!」

【高瀑・上部アップ】
林道がそんな状況だったので、渓谷道の方も厳しいのかと思いきや、
結構整備されていて、思わず拍子抜け。
妻:「遭難者が出てるので、自治体が手直ししてるんでしょ」
俺:「そうだと思う。難所には必ずロープがあったし」
娘:「じゃあ、渓谷道の方は大自然を堪能できたんだ?」
俺:「そうだな、気持ちよかったな」
次々と滝が現れる美しい渓谷。
そのフィナーレを飾るように、遥かな高みから落ちる高瀑。
俺:「水量が多いのも良かった」
娘:「え、これで多いの?」
子:「夏の渇水期には、滝の体を成してないことも多いってさ」
妻:「そうなの」
娘:「へえ」
兄:「で、その分、林道が沢状態だったと」
俺:「おう!」

【高瀑・正面から】
兄:「滝音はささやかだけど、スケール感がパネェな」
子:「やっぱ落差があるって、凄みだよねえ」
娘:「ここまで高いと、なんかもう問答無用って感じ」
わたくしとしても、あの沢林道を通らなくて済むなら、
何度も行ってみたくなる滝ではあります。
子:「フフフ高瀑」
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